上質なレザーで作られるバッグやお財布、ポーチなどの小物類を展開する日本のブランド、REN(レン)。使いやすい定番の形から、少しひねりの効いたデザインのものなど幅広いですが、オリジナルレザー含め豊富なレザーのバリエーションと用途にあった最適なものを組み合わせる知識がブランドから感じられます。
そんな中でも、今回はお財布をピックアップ。REN(レン)では数多くのレザーを扱っているので、同じデザインのお財布でもレザーの種類が変わればその印象も大きく変わります。そこで、お財布のサイズ・デザイン別に加え、レザーによっての経年変化もご紹介。
お財布のサイズやデザインにもその時々の流行があるようですが、やはり日々持ち歩き使うものなのでその中でも「自分にとっての使いやすさ」を一番に考えて選ぶべきお財布。そのためREN(レン)でも世の中の主流を押さえつつも、様々なサイズと仕様のお財布を常に展開し、選べるようにしています。
・その人のその時のライフスタイルに合うよう、考えられたサイズ感とデザイン
・使い方や好みに寄り添う、「選べる」レザー
この2つがREN(レン)のお財布を語る上で大事なポイントのようです。
ZUTTOでご紹介しているREN(レン)のお財布の形は全部で4種類。メインで使うお財布なのか、週末用のミニサイズなのか。個人用なのか、家計分も含めたお財布なのか。一言にお財布と言っても探しているものは異なります。そこで、サイズが小さいものから順に改めてご紹介していきますね。
パンツの後ろポケットにも入るほどのコンパクトなお財布。お札は3つ折りになりますが、手軽さと身軽さは抜群です。カードスロットは4つですが、お札収納部の後ろのスロットは各スペース2枚は入ります。ボックス型のコインスペースは意外にも収納力があり、ZUTTO調べではコインが25枚入りました。(パンパンでしたが。)
スペック
・カードスロット×4
・札入れスペース×1
・ボックス型コインスペース×1
こんな人にオススメ
・小さいバッグを使う時用に、小さいお財布を探している
・カード決済がメインで、現金を必要以上に持ち歩かない
ZUTTO人気NO.1の外ポケットウォレット。二つ折りのお札部の外にポケット型のコインスペースが付いています。上部だけマチをつけた形状で、中身が少ない時はスリムなのに、たっぷり入れられる容量もあります。もしお釣りでパンパンになってしまっても、外ポケットタイプはお財布自体が膨らんで開いてしまう心配もありません。
スペック
・カードスロット×8
・札入れスペース×2
・ファスナー付きコインスペース×1
・フリーポケット×2(カードスロットの下)
・一方向で紙幣もコインもアクセス可能(持ち変え必要なし)
こんな人にオススメ
・カード決済と現金決済が半々くらい
・大きくて存在感のあるお財布は苦手だけど、ある程度は入る安心感は欲しい
△MIESレザーで作ったZUTTO別注、NOCTURNE NAVYは新色です。
長財布よりはコンパクトなお財布が欲しいけれども、容量にも妥協できない、そんな方にはこちら。手に収まりが良い二つ折りタイプのサイズ感なので扱いに苦戦することもありません。上でご紹介している「外ポケットウォレット」も二つ折りタイプですが、コインスペースの容量やフリーポケットの数がこちらの方が多いです。
スペック
・カードスロット×5
・札入れスペース×1
・ファスナー付きコインスペース×2(仕切り)
・フリーポケット×5(カードスロットの下や、コインスペースの前後)
・一方向で紙幣もコインもアクセス可能(持ち変え必要なし)
こんな人にオススメ
・収納力と、ある程度のコンパクトさを求める
・レシート類も収納しておきたい
ガバッと開いたら全てを見渡せる使いやすさ。たっぷり入れるのも良いですし、お財布は余白を残して探しやすくしたい、という方にもオススメの長財布です。マチは小さめなので、大容量だけれどバッグの中にスッと入るスリムさです。
スペック
・カードスロット×12
・札入れスペース×2
・ファスナー付きコインスペース×1
・レシート、領収書類も収納可能
・一方向で紙幣もコインもアクセス可能(持ち変え必要なし)
こんな人にオススメ
・現金もカードもしっかり持っておきたい
・自分のお金だけでなく、家計用のお金も一緒に管理している
同じお財布でも、レザーの種類によってその雰囲気は結構変わるものです。一番人気の外ポケットウォレットを、異なるレザーで見てみましょう。
【MIES(ミース)】:山羊(やぎ)革
ZUTTO別注品。やぎ革は使いはじめから程よい柔らかさで手に吸い付くような馴染みの良さです。ぷっくりとしたハリもあり、持っていて気持ちのいいレザー。本来、手袋や帽子などの衣服用としての需要が高く、しなやかに表情を変える上品な質感が魅力です。自然な艶感のある銀面には天然シボが細やかに並び、繊維密度が高いため、型崩れしにくく摩擦に強いという特徴も。
MIESのレザーを手で握ると、「キュッキュッ」と音がします。これは鳴き革とも呼ばれ、原皮の質とタンニン鞣しの具合がとても良いバランスで仕上がっている、良質なレザーの証なのだそうですよ。
【SOLUM(ソラム)】:牛革
植物の樹皮や葉などから抽出された渋を利用してなめされた、キップスキンのベジタブルタンニングレザーです。特徴的な銀面の荒いシボは使い込むほどにアタリが付き、独特なコントラストを深めていきます。手に馴染む使いやすい適度なコシ、適度な柔らかさを出すために、レザーに揉み加工を施し、最適な質感に仕上げられています。収縮性が少なく耐久性に優れ、使いこむほどに自然なエイジングが楽しめます。REN(レン)レザーの中では経年変化が進みやすく、レザーらしいレザーを楽しむ人向きです。
SOLUMレザーを愛用するとこのように変化していきます。マットだった表情に全体的にツヤが生まれ、ピカピカに。ハリがあった折りたたみ部分は柔らかくなり、スリムに、手により馴染むようになっています。これからまだまだ何年も一緒に過ごせそうです。
【SMOKE(スモーク)】:豚革
スムースレザーとは違う表情を持つヌバック。日本のタンナーと共同開発した、RENオリジナルピッグスキンです。ヌバック特有の起毛による上質な肌ざわりと、長年使い込まれたような質感にこだわり作られました。通常の作業工程の2倍の時間をかけて作られたこの革は、さらに使う込むことで表面の毛足があばれ、独特な表情に変化していきます。レザー自体が非常に軽いこと、表層の密度が高いため、表面が摩擦に強いのもこのレザーの特徴です。
SMOKEレザーの経年変化の様子はこちら。右側が1年ほど使用したお財布で、全体的に色が薄まり、ヌバック特有の起毛感よりツヤが出てきているのが分かります。ブラッシングなどのメンテナンスは特に行っていません。バッグのメイン収納部に入れて毎日持ち歩いているとのことで、「内ポケットなどに入れていたら角のアタリはここまで出ていないかも」と愛用スタッフのコメント。
【PHILIP(フィリップ)】:牛革
この春登場の新しいレザーです。風合いと扱いやすい質感にこだわり開発されたカウレザーで、クロム鞣しを施すことで、しなやかで手に馴染みやすい、使い心地の良い質感に仕上げられました。銀面に並ぶシボは型押しによるもので、均一性の高い品質を実現しています。淡色のレザーに嬉しい、経年による風合いの変化が少ない仕上げで、綺麗な状態を長く楽しみたい方向けです。
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