湯船に浸かって、ほかほかでお風呂から上がり、ふわふわのタオルに顔を埋める幸せな瞬間。最近、ふとお風呂上がりや洗顔終わりに使うタオルを無意識に選んでいたことに気がつきました。
「これは硬いタオルだから顔を拭くのはやめておこう」「これはふわふわだから置いてあったらすぐ使う」・・・など、実はタオルに優先順位を付けていて、1軍・2軍・それ以外・・と区別して使っていたのです。ふわふわのタオルが洗いあがっていたら幸せだし、硬いタオルや使いづらいサイズのタオルは仕方なく使う・・。そうやって使っていくと不思議とお気に入りのタオルが酷使されて、結果一番最初にへたってしまいます。そこで考えてみると、きちんとしたステップで使って洗えばタオルは数年持ちますし、ふかふかのタオルで簡単に幸せな気持ちになれるなら高い買い物ではないな、と思ったのです。
皆さんには洗面所の「タオル」に気になることはありますか?サイズ・厚み・色柄がちぐはぐで、棚においてもいまいちかっこよくない、使い心地が異なるせいで結局気に入っているタオルばかりへたってきて、愛着のないタオルは綺麗なままずっと棚の片隅に残っていく・・・。憧れは「ホテルのようにタオルがサイズと色が揃っていて、ピシッと棚に入っている」状態だけど、いつかは、いつかは・・と思いつつ、まだ綺麗なものもあるからと先延ばしにしてしまう。
引っ越しなど、大イベントがない限り見直すことのないタオルですが、タオルを気に入ったものに総入れ替えすると毎晩のお風呂や朝の洗顔が本当に楽しみになります。頂きもののタオルは、これを機に別の用途に回し、洗面台のタオルは一気に揃えてしまうのも良いかもしれません。
頂きものだから、と無理に使っていたタオルや、ふわふわ感がなくなっているのに替え時が分からないタオル。消耗品ではありますが、複数枚をゆっくり使いまわすことによって、安いタオルよりずっと長持ちします。
「いいタオル」のここでの定義は、この3つです。
・ふかふかで気持ちいい状態が続く(顔を埋めるとタオルに顔の形が付くイメージ)
・流行を追わない、普遍的なデザイン(数年後も買い替えしやすい)
・清潔感があること
最初お店で触った時は柔らかくても、すぐに硬くなってしまうタオルもあり、選ぶのは意外と難しいです。吸水性が悪くなって、ゴシゴシこすると、肌への負担も大きくなりますので、特に洗顔後の顔を拭くタオルは柔らかくて摩擦が少ないものがいいですね。
例えば一枚数千円する高級タオルは、普段特にタオルの質を気にしたことがない方にとっては、価値観が覆るくらいの触り心地です。とはいえ、一枚の値段にびっくりしてしまいますが、毎日洗濯するお家なら最低1人2〜3枚、2日に1回ならば4枚あれば高級ホテルに使われているワンランク上のタオルを毎日使いすることができます。もちろん、数を増やすと更に長持ちしますし、朝の洗顔用はウォッシュタオル、夜はフェイスタオル・バスタオルにすると清潔でありつつ、お洗濯も楽です。
ここで一つ、高級タオルの威力をひしひしと感じたエピソードがあります。子どもがいる家庭で、いいタオルを導入することでお風呂上がりに身体を拭かずに逃げていく子どもも、このタオルに包まれると走り出さずにきちんと拭かれてくれるということがありました。ふわふわの柔らかいタオルだと、やっぱり包まれるのが心地よいようです。子どもだけでなく、大人もご褒美に揃えると満足感が得られるのではないでしょうか。
初めてROYAL-PHOENIX of the seasのタオルを触った時に、本当に感動したことを覚えています。ふわふわで、しっとり、思わず撫でたくなる肌触り。そんなブランドは、愛媛県今治市にある「楠橋紋織(くすばしもんおり)」というタオルメーカーから生まれました。
手で押すと、跡が付くのです。ふっくらしっとりしているのがよくわかります。
愛媛・今治といえばタオルの産地。実はタオルに並び今治のもう一つの重要な産業といえば「造船」です。ROYAL-PHOENIX of the seasは、そんな今治の土地からインスピレーションを受け、この世界には存在しない豪華客船の物語を元に作られたブランドなのです。
取り扱いのない色です(タオルはCABIN)
想像してみてください。豪華客船の広々とした客室には深い眠りに誘い込む大きなベッド、書斎にプライベートバー。バスルームの窓からは真っ青な水平線が臨め、客室の外へ出れば同じように世界中を旅する人々が集うラウンジや、陽光に恵まれたプールやテニスコート、大型のシネマに煌びやかなカジノがあります。そして、一流シェフによる素晴らしい食事と、居心地の良いダイニングルーム。日々の暮らしの豊かさ、そのすべてが凝縮されている空間。
いつも身の回りにあるタオルだからこそ、そんな豪華客船に備えられているような最上級のものを提供したい。人々が思わず触れたくなるようなタオルを作りたい。そんな風にこの物語を通じてタオルづくりに取り組んでいるブランドです。
ROYAL-PHOENIX of the seasのタオルは、はじめて触れた際の感動を追求するために、オリジナル糸から開発しています。インドの南部で栽培されている、繊維が細くなめらかで独特の光沢を持つ超長綿。混じり気が少なく良質なアメリカ産の中長綿。それらを組み合わせ綿を紡いでいます。さらに、綿本来の風合いである繊細な肌触りにこだわり、通常よりも糸の撚りを甘く緩めることで、空気を多く含んだ圧倒的な柔らかさとなめらかな肌触りが生まれます。吸水性にも優れたタオルに仕上げました。
シャキッとした風合いがお好きならSPA
SPAタオルは、パイルを独自の長さに調節することで軽やかな仕上がりを追求したシリーズです。至福のリラクゼーションタイムをお届けする洋上のスパサロンでの特別なひとときにふさわしい、有機的なフォルムが特徴。SPAという名前からも伺えるように、火照った身体をさっと吹き上げるのにぴったり。このブランドのタオルは肉厚で柔らかいですが、その中でも短めのパイル生地でシャキッとするような使い心地です。蛍光色のヘムが爽やかで、リゾートの気分が楽しめます。
柔らかくてふわふわ、スタンダードならCABIN
柔らかく、滑らか、ふわふわで質量がある、包まれると気持ちよさにうっとりしてしまうタオル。そんなROYAL-PHOENIX of the seasのタオルの良さを知りたい方は、CABINから試してみるのがおすすめ。イメージは海に面した広々とした客室で使うタオルで、クルーズライフに欠かせないベーシックモデル。長いパイルと高密度の織りが贅沢な時間にふさわしい。アンカーロープをイメージしたヘムが特徴で、家族の中でバスタオルを分けるときも分かりやすいですね。
さらにワンランク上を求める方ならSALON
複数の色を組み合わせたカラーブロックのデザインが特徴的なSALON TOWELシリーズのフェイスタオルセット。仕上げにも工夫を重ね、端まで柔らかい均一な風合いを実現しています。イメージは豪華客船のサロンルームで、世界中を旅する人々が集い、読書や談笑のひと時を楽しむ時間に寄り添う時間に使う、心地良く柔らかなブランケット。「タオル」という用途にとどまらない上質な体験です。
サイズは4サイズ。
WASH TOWEL:SPA, CABIN
サイズ:W34 × H35cm
ハンカチより一回り大きいウォッシュタオル。日常の様々なシーンで活躍します。
FACE TOWEL:SPA, CABIN, SALON
サイズ:W34 × H90cm
バス、ベッド、トイレタリーまで様々なシーンに適したフェイスタオル。通常よくあるタオルのサイズよりも長めに設計しています。洗髪後のヘアバンド、ピローカバーにもしやすく、スポーツタオルにも優れたサイズです。お風呂上がりにバスタオルを使わない方はこちらがおすすめ!
BATH TOWEL:SPA, CABIN, SALON
W64 × H135cm
吸水性に優れたボリューム感のあるバスタオル。しっかりと身体を包め、機能性にも優れたサイズ。旅先の肌掛けにも、おくるみにも、プールやヨガなどのスポーツシーンにも。お風呂上がりにバスタオルを使う方は、こちら。
BATH SHEET:SALON
W80 × H160cm
極上のバスタイムにふさわしい、贅沢なバスシートは、全身を包み込んでくれる欧米ホテル仕様のサイズ。ベッドシーツやブランケット、ビーチシートにまで幅広く使えます。身長が大きい方はバスタオルよりバスシートの方が使い勝手が良いかもしれません。
タオルを長く気持ちよく使うためのポイントは
・柔軟剤を使わない
・ドラム式より縦型の洗濯機がおすすめ
・乾燥機があるとなお良い
・干す前の一手間で風合いが変わる
この4点です。
タオルと柔軟剤の関係
タオルは柔軟剤を使うと吸水性が悪くなってしまいます。何度も洗って硬くなってしまったタオルに少量使用するのは有効ですが、基本的には使わないことをおすすめします。
縦型洗濯機がおすすめ
ドラム式洗濯機をご使用の場合、タオルの風合いが悪くなったり、毛羽落ちしやすくなる場合があります。そのため、通常の縦型洗濯機の方が長持ちします。(ドラム式洗濯機は「たたき洗い」であり、縦置きの洗濯機の「こすり洗い」とは異なるため。ドラム式の場合は、仕上げに乾燥が有効です。)
乾燥機でふわふわに
乾燥機にかけたタオルは、パイルがしっかり空気を含んでふわふわの仕上がりになります。ただ、水分が奪われすぎてしまうと逆にペタッとして硬くなってしまうので、20〜30分ほど乾燥機にかけて、その後室内に干すのがいいようです。
干す前の一手間
干す前に上下に軽く振るとパイルが立って、ふんわりしたタオルになります。好みもありますが、大体20回ほど振ると十分です。外干しすると乾燥しすぎてしまうので、室内や日陰の方がより良いです。
今回、実際にタオルを愛用している方からお借りしてきました。
Aのタオルは大体8ヶ月ほど使った、CABIN フェイスタオル。週に2回ほど洗濯していて、かなり愛用中だそう。新品のとろけるようなしっとり感はやや薄れているものの、新品と比べても大幅にふっくら感はなくなっておらず、まだまだ使える様子。洗濯機は縦型で、乾燥機はないので、乾燥機にかけるとさらにふっくらするかもしれません。
Bのタオルは約2ヶ月ほど使った、CABIN フェイスタオル。こちらも週に2回洗濯しているものの、新品と遜色ない肌触り。お話を聞いてみると、乾燥機に30分かけて干すのが日課だとか。通常の使用でも問題なく使えるタオルですが、乾燥機があればさらにいい状態で長持ちしそうですね。新品と比較してみても、大きく質感は変わっていません。
こちらは、1年ほど愛用した、CABIN ウォッシュタオル。50回ほど洗濯していて、洗濯機はドラム式です。触ってみて、今までのタオルとはちょっと手触りが違うことに気がつきました。
パイルは立っており、前の2枚と比べると少々硬め。比較してみるとこのタオルだけ「ドラム式洗濯機」で乾燥機にはかけず、外で干していました。ハンドタオルですし、見た目はへたっていないので、多少硬くても使い心地は良いですが、ドラム式で縦型よりダメージがあったこと、また外干しで必要以上に乾燥してしまった可能性があります。とはいえ、ハンドタオルとしてはまだまだ使えます。
気持ちよく使うために
タオルって、普段過ごしている中であまり気に留めていない部分かもしれません。人に見せるものでもないし、多少吸水性が悪くなっても、多少汚れが取れなくても、新品の時とは比べ物にならないくらい薄くぺたんこになっていても、「まだ使えるから」と思いがち。(状態が悪くなっていることにあまり気がつかないこともありますね。)せっかくならお風呂上がりや洗顔を気持ちよく終えたいものです。
日常生活の中でタオルにまで気が回らないということも多いと思います。吸水性が悪くなったな、肌触りが悪いな、と思ったら思い切って替えてしまうと良いです。もしくは自宅のタオルの適正量を決めて、年に1回お正月に全交換する!などと決めてしまうのも。使い心地の満足感は人それぞれ。早く帰ってあのタオルに顔を埋めたい。そんな気分にさせてくれるタオルに出会えたら、きっと幸せだと思うのです。ぜひお気に入りのタオルを見つけてみてくださいね。
▽タオルセットはこちらから
>>SPAシリーズ(シャキッとした肌触り、ネオンカラーのヘム)
フェイスタオル2枚セット(2種類)
フェイスタオルとバスタオル2枚セット(2種類)
バスタオル単品(3色)
>>CABINシリーズ(スタンダードライン、アンカーロープのデザイン)
フェイスタオル2枚セット(2種類)
フェイスタオルとバスタオル2枚セット(2種類)
バスタオル単品(3色)
>>SALONシリーズ(ワンランク上の上質ライン、複数の色を組み合わせたカラーブロック)
バスシート単品(3色)