少しずつ、日中は暖かい日が続くようになってきました。考えるのは、これから何を着ようかな?ということ。ワンピースが好きだけれど、素肌に一枚で着るのはちょっと・・・という方も多いと思います。
暖かい時期は涼しげな格好をしたいけれど、出来るだけ露出は控えたいと思う方、多いと思います。ノースリーブや足が出るワンピースは素敵ですが、気にしなければいけないことも多く、ついついクローゼットの中で眠っているということも。また、一枚でスタイルが完成するという楽さの分、コーディネートは単一になりがち。気に入ってたくさん着たからこそ、ちょっとこの格好飽きてきちゃったなと思うアイテムもあるかと思います。
そんな時にお役立ちなのが、レイヤードアイテム。ワンピースに一枚重ねてレイヤードすると、好きな服も何通りにも着られますし、年齢を重ねて気分じゃなくなった服もまた着たくなるというもの。早速具体的に見に行ってみましょう。
お洋服を何通りにも着られるお役立ちアイテム。ここでは、レギンス・薄手カットソー・ペチパンツ・ギャザースカートをセレクトしました。
レギンス
小野式フライス レギンス(BLACK)
重ね着といえば、レギンス。風通しの良いワンピースやスカートは、風の強い日には心もとないことも。素足をできる限り見せたくない時にも重宝します。レギンスをおしゃれに着こなすためには、レギンス自体の選び方が重要。特に、「デザイン」と「素材」はしっかりチェックして。
例えば、デザインは足の形を直に見せてしまわない、ゆとりのあるデザインだったり、縦長に見せる効果のあるリブ入りだったり、柄が入っていて無地のワンピースを着た時にワンポイントになるものは使いやすいです。
また、静電気を起こさない素材選びも重要。歩いているうちに静電気でスカートが足にぴっとりくっついてしまうと格好悪いですよね。静電気は、異なる素材でできた衣類がこすれることで発生します。例えば、化繊(レーヨンは除く)は天然素材との相性があまり良くなく、ポリエステルにウールやナイロンをあわせてしまうと静電気が起きやすいと言われています。ただし、麻・綿・シルクは比較的どんな素材にも静電気を起こしにくい素材でもありますので、ワンピースかレギンスのどちらかに麻・綿・シルクが入っていると良いです。
薄手カットソー
Super120sウール クルーネックトップ(ICE GREY)
一枚でも重ね着にも着られる薄手のカットソーもとても便利です。ノースリーブのワンピースの下に着たり、シャツの下に着込んでみたりと、カットソーとしてもインナーとしても優秀なものをセレクトしました。
ミニパイルボーダーTシャツ(BLACK/WHITE)
ペチパンツ
春夏の薄手のワンピースやチュニックを着る時、「透け」が気になる方にぜひ一枚持っていていただきたいのが、このペチパンツ。一枚で仕立てられたラフなワンピースは気取らずに素敵ですが、強い日差しを浴びた時に足の形が透けてしまっていたりと、この時期には気になる問題です。いかにもインナーなツヤツヤしたペチコートはふと見えてしまった時に恥ずかしいです。「レギンス」でもなく、「ペチコート」でもなく、見えても素敵なワイドなペチパンツです。
リネンペチパンツ(アルバートル)
ギャザースカート
リネンティアードスカート(LILAC)
一枚でも素敵なギャザースカートは、実はワンピースとの重ね着に使うことも可能。プリーツスカートは横に広がりにくく、コーディネートしても着膨れしません。Rockmountのティアードスカートは色柄豊富で、裾からちらっと見せると可愛らしいです。URVINのデニムプリーツスカートもシャツワンピースなどハリのある生地とよく似合います。
UK138201 デニム プリーツスカート IND
次からは実際のレイヤードコーディネートのご紹介です。
レギンスは、一本持っていて損しないアイテム。春夏はワンピースの下に履いて、秋冬のちょっと肌寒い時はワイドパンツの下にこっそり履いて寒さ対策して。
江戸時代からある釜で染色された、東炊きヘリンボーンリネンシャツワンピースに、レギンスをプラス。足首が出るタイプなので、サボでスッキリ見せました。薄手のボーダーカットソーもレイヤードに効いてますね。
こちらで使ったのは、ZUTTOのオリジナル、小野式フライスレギンス。このレギンス、実はふくらはぎはぴったり張り付かず、程よいゆとりを持つようにデザインされているのです。足首にかけてキュッと絞られた形は、夏の暑い時期にも履きやすいレギンスで、一本持っていると便利です。
コーディネートアイテム:東炊きヘリンボーンリネン シャツワンピース(BEIGE)、ボーダーカットソー BEG MIEL white/navy(size 1)、レザーメッシュトートバッグ(DK BROWN GREY)、サボ Ingrid(イングリッド)Antique Brown Oiled
袖のデザインが特徴的なHAVERSACK(ハバーサック)のワンピースに、ブルーのレギンスを合わせました。これは天衣無縫(てんいむほう)のもの。元々ZUTTOでも非常に人気のあった草木染めのシリーズから、外でも使いやすい濃紺色のログウッドを別注したものです。黒を使うより爽やかさが出ますね。部屋着のインナーとしても使い勝手がいいです。
コーディネートアイテム:5oz CHAMBRAY ワンピース(BLUE 1)、バスケットS/NAVY、クラシック レッド
小物をプラスして爽やかに着こなす夏のブラックワンピース。サラッと使えるウールシルクレギンスは、Tam Silkのもので、ボーダー柄です。ワンピースの裾からチラリと見えるのが可愛いですね。
コーディネート:HAT 01(RAFFIA)、M サンダルHYACINTH LEATHER BLACK
真夏に着るノースリーブのワンピースは素敵です。でも、せっかくなら春にも着たいですし、今年はちょっと二の腕を出したくないなという方もいらっしゃると思います。そんな方はノースリーブワンピースに薄手のカットソーを合わせてみて。
タータンチェックのリネンのワンピースに爽やかなクリーム色のカットソーと帆布バッグをあわせて。Super120sウールのカットソーはウール100%ですが、薄手でサラッとしていて、着心地抜群。ウールは天然のエアコンとも言われ、薄手のウールのカットソーは一年中着られます。特にノースリーブのワンピースを春先に着たい時には、肌寒さを回避できますので、重宝します。
コーディネート:リネンワンピース(BLACK WATCH)、帆布バッグ SCCF001(BROWN/MILK 4号FUNSTON TOTE S)、サボ TEXAS 50 LEATHER TAUPE
ボーダーのTシャツは、無地のワンピースに合わせて。ミニマムなイメージの無地ワンピースに、柄が入るだけで印象がぐっと変わります。足元は薄手の黒ソックスをくしゅくしゅと、dansko(ダンスコ)の定番サボでスタイルアップも。
コーディネート:スクエアダッフルバッグ XS(PINK BEIGE)、サボ Professional(プロフェッショナル)Black Oiled、Baby Cotton レイヤード ワンピース(5月再入荷予定)
好みや年齢、時代の流れもあって、ワンピースの丈の長さの気分には変化があります。気に入ってずっと着ているから、一枚で着るのはちょっと飽きてしまった、昔は好んで着ていたワンピースも、ちょっと今着るには短いかも、など様々な理由が重なり、クローゼットにしまったままの一着もあるのでは?そんな一枚に、リネンペチパンツを追加すれば、新鮮に着られるのです。
ジレのように重ねて着る、リネンサロンドレスにリネンペチパンツを合わせて。フランスのアンティーク作業着がモデルのサロンドレスは、一枚でも素敵ですが肌見せが気になるときはTシャツやペチパンツで調整するといいですね。
コーディネート:なめらか天竺 VネックTシャツ(白 M)、リネンサロンドレス(アシェ)、【別注】葦かごバッグ、ターバンデザインエスパドリーユサンダル BLK
ジャージー素材のワンピースにも、ペチパンツを重ねて。白いペチパンツはコーディネートを爽やかにしてくれます。
コーディネート:SWEAT JERSEY コットンワンピース(KHAKI)、CANVAS/LEATHER ウエストバッグ SMALL(OLIVE DRAB)、レザーサンダル W1628 CUOIO
スリットの入ったワンピースの裾から、ギャザースカートをちらっとみせたコーディネート。今回はブラウンを選びましたが、イエローやパープルなど、色合い様々なRockmountのティアードスカートは、着回し力抜群です。
コーディネート:DARLEEN ハニカムワンピース(NATURAL)、コットンストール AQUARIO (WHITE)、WALSH スニーカー Horwich BLK/PLUM/GRY
一枚でサマになる、シャツワンピース。レギンスやスキニーも素敵ですが、プリーツスカートを合わせると違った雰囲気になります。
コーディネート:ストライプ シャツワンピース(GREY/SIZE FREE)、スニーカー Tennis leather White
お気に入りのお洋服をいろんなイメージで着こなしたり、昔気に入っていたワンピースを改めて着る機会になったりする、レイヤードアイテム。手持ちの洋服にプラスできそうなものをぜひ少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。