多い方だと1日3回立って料理をする場所、キッチン。
美味しいものを作って食べるということは好きだし、食は幸せを感じる瞬間でもあるけれど、毎日のことになるとそれは気が向かない日もあるものです。だけれど、容赦なく自分のお腹も、家族のお腹も減るもので、時には億劫な状態のまま包丁を握らなくてはいけないことも。
そういう気持ちを助けてくれるのはやはり、自分が好きだなと思うモノだったりするのです。お気に入りのものがあるだけでいかに気持ちが和らぐか、少しでも背中を押してくれるか、というのは数々のモノを紹介し、実際に自分でも使ってきたZUTTOのスタッフは知っています。
今回ご紹介するのは、あるスタッフが愛用しているキッチンマット。料理の手助けをしてくれる訳ではないし、床に敷いているマットだと言ってしまえばそれまでなのですが、これを迎え入れたことでキッチンに立つ時の気分が変わったと言うのです。
そもそも、キッチンマットは料理の際の水や油のはねから床を守ることがその役割です。お料理をする方はお分かりになると思いますが、料理中は気をつけていても水は垂れますし、油もパチパチと飛ぶものです。家中のどの床よりも、キッチンの床は過酷な環境に晒され、そして掃除を必要としています。
そんな場にキッチンマットを敷くことで床の汚れ、ベタつきを軽減してもらおう、というのが狙いなのです。
ですが、シンク前はもちろん、コンロの前もカバーしようと思うとやはり大きなものになっていきます。キッチンマットは、機能性のためにサイズが自ずと決まってきて、そしてその大きさゆえに自然とキッチンの印象も変えるインテリアとしての要素も持ち合わせているのです。
最も気軽に試せるのは布製のキッチンマットですが、布ものはやはりこうした使いにくさがあります。
・滑る
・ずれる
・汚れやすい
布製は軽いのが良いところですが、それによって滑る・ずれるが発生しやすくなります。キッチンは包丁や火を使い、危ない作業をするところなので立っているラグが簡単にずれてしまっては心配です。
そして、布製は水も油も吸収してしまうのでシミになりやすく、洗っても汚れが取れない、ということもしばしば。結果的にあまり長く使えずに買い換えないといけないことに。
キッチンマットに求められる、「滑らない、ずれにくい、汚れにくい」に応えてくれるのは実はプラスチック製なのだと、スタッフ愛用の声を聞いて実感したのです。
プラスチック製と聞いて、硬くて薄いものを想像したのではないでしょうか?違うのです、プラスチックと言ってもまるでラグのように柔らかく、そして畳のように素足にも気持ちがいいのが、このBRITA SWEDEN(ブリタ スウェーデン)のキッチンラグ。
素材のイメージに反して、スウェーデンでは1940年代頃から作られている伝統的なアイテムでもあるプラスチックラグ。家族代々、手工芸を得意としてきた女性たちが心をこめて手掛けるラグで、まさに生活に根ざしたアイテムとして人々に愛されています。
しっかりとした織り目と重量感がその丈夫さを物語っていますが、織りの技術によって北欧テキスタイルの素敵なデザインがプラスチックラグに息づいています。家の中を自分にとって心地が良い空間にすべく、自分の「好き」に素直に暮らしを構築していく北欧の人々のその姿勢は、いまの状況を少しでも良く、自宅をより楽しい場へと変えていくためのお手本になります。
そして、プラスチックラグには非常に機能的な側面があります。
・色褪せしにくい(綺麗なまま長く愛用できる)
・シミがつきにくい、吸収しないのでさっと拭けばOK
・毛足がないのでほこりを溜め込まず、入り込んだゴミも掃除機で取れる(アレルギーの人にも優しい)
・丈夫な素材なので気兼ねなく畳んだり丸めたり出来る(持ち運びOK、ピクニックにも)
・洗濯機で丸洗いOK
BRITA SWEDEN(ブリタ スウェーデン)のキッチンラグを愛用しているスタッフがいます。キッチンマットとして世に存在する他のマットよりも大分割高な印象を受けるBRITA SWEDEN(ブリタ スウェーデン)のキッチンラグですが、なぜ使ってみようと思ったのでしょうか?
「これまではコットン製の薄いマットを敷いていたんです。でも下に滑り止めを敷いてもずれるし、だんだんと汚れも目立ってくるなど、布のキッチンマットへの限界を感じていた時でした。BRITA SWEDEN(ブリタ スウェーデン)のキッチンラグは簡単に手が出せるお値段ではないのですが、どういう素材のものが良いのかを調べるうちに気になっていったんです。そして結論としては、このサイズの織物としては決して高くない、と思い直すようになり、決断しました。」
使ってみての感想は、
「しっかりとして、程よい重量感があるからか、(床の素材にも関係しているのでしょうが、)使っていてずれにくいです。プラスチック製と聞いて安っぽさが出たら嫌だな、と思っていたのですが、そんなことは全くなく、質の良いラグを手に入れた、という感じです。
これまでは、キッチンでの家事に気分良く向き合うに料理道具や収納小物などを気にして好きなものを揃えてきたのですが、キッチンマットが加わることでこんなにもキッチンの印象を明るく変えてくれるのだなと驚いています。まさに機能と装飾の2つが同時に叶ったのが嬉しかったですね。」
「あと、シャリッとした質感が素足にも気持ちが良くて、キッチン以外でも使い道があるかなと色々な場所に敷いて試してみています。ベッドの横に敷いてみたらネコが寝ていてほっこりしたり、洗面所の床に配置したら子どもが水をびしゃびしゃにして汚すのも以前よりは気にならなくなりました。」
以前、お客様からこのようなお問い合わせがありました。
スタッフ:「実は醤油をこぼしたことがありますが、15秒くらいで水拭きしたら問題なかったです。このキッチンマットの織り方を見ると、プラスチック素材の糸ともう一つ別の素材を織り込んでいるようなので、水拭きだけではプラスチックではない方の糸に色が多少乗りました。ですがその後洗濯機で丸洗いしたところ全く目立たなくなりましたよ。布製のキッチンマットに比べると汚れのつきにくさは実感しています。」
※BRITA SWEDEN(ブリタ スウェーデン)のプラスチックマットは、こすらずに叩いて汚れを落としてください。
こちらも、スタッフが実践しています。
「型崩れが心配だったので洗濯ネットに入れて単独で洗濯機に入れました。大きな汚れはなく、さっぱり洗いたいだけだったので洗剤を入れずに、洗いを5分間→脱水を1分間のみ行いました。重さがあるので、洗濯中はドンドンと音が心配になりましたが、問題なく終わり、心配していた型崩れも全く起きませんでした。やはり水を溜め込むような素材ではないので、脱水時間が短くてもびしゃびしゃの状態ではなく、干しに持っていく時も面倒なことはなかったです。」
たかがマット、されどマット。今回話を聞いたスタッフは、キッチンマット一枚がインテリアとしての要素を大きく持っていたことに驚いた様子でした。
ちなみに、このマットはUV加工されているので、ピクニックやスポーツ観戦にも連れ出すことが出来ます。薄いピクニックシートに比べると重量がありますが、その分シートが風でめくれる心配も少ないですし、汚れても洗濯出来る安心感がありますね。
室内でも使え、外にも持ち出せるその汎用性は他の素材のラグやマットにはなかなかありません。「キッチンマット」としてだけでなく、どう使うかは暮らしの中で見つけ出す楽しみでもあるのです。
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