メインの財布には紙幣も硬貨もクレジットカードも入れるけれど、コインケースには最低限のお金だけ。そう決めて使えば、財布はポケットにもすっぽり収まり身軽に動ける形になります。
外出する頻度が低くなったときにこそ、ちょっとそこまでの散歩に、生活必需品の買い出しに、クレジットカードが使えない場合に便利なコインケース。
ご紹介するイタリアのIl Bussetto(イル・ブセット)が手がけるコインケースは、シンプルな見た目に加えて「シームレス」のデザインが使いやすさとおしゃれな印象を作ってくれます。
キャッシュレスもじわじわと進み、人によってはカードのみを持ち歩く方やスマートフォンで決済を済ませることも増えてきました。それでも、基本的に硬貨のみを入れて使うコインケースは、例えば小さな売店や自動販売機、コインパーキングなど、「そういえば現金のみだった!」という場面で、役に立ちます。
財布のためにバッグを持ち歩かなくても、パンツポケットに入るコンパクトサイズもコインケースならではの特徴。メインの支払いはスマホ決済にして、いざというときに使える少量の小銭と畳んだ紙幣をコインケースに入れて、スマホとペアにしてもスマートに持ち歩けます。
さらにコインケースは実はお金のためだけでなく、つい失くしがちな小物を一時的に収納する場所としても使えることをご存知でしたか?例えばバッグの中で絡まりがちなイヤフォンをコインケースに入れたり、絶対失くしたくないリングなどアクセサリーを入れたり。必ず開けて確認する場所だからこそ、大切なモノの避難先として使えるのです。
今回フォーカスするIl Bussetto(イル・ブセット)のコインケースはZUTTOで長年ギフトアイテムとしても人気のアイテム。その大きな特徴は「シームレスなデザイン」と「艶やかな光沢」です。
基本的にどんな形の財布でも、本体と側面、ファスナーや底面をつなぎとめるために縫製が必要になりますが、Il Bussettoのコインケースには縫い目がありません。おおまかに言えば、表と裏を作るパーツのみで成型されたシンプルな形です。
まるでカップケーキに見えますが、こちらは染色する前の革を木型にはめ、成型している様子。この時点でも革には縫い跡がないことが分かりますね。成型後、表と裏のパーツが接着されていきます。
縫い目がないことにより、どこを触れても滑らかな手触り。蓋の開け閉めも引っかかりがなく、とてもスムーズです。また、シームレスであることで、中身の取り出しが片手で操作できる、という機能性にも繋がっています。例えばファスナー付きの財布の場合だと、お金を取り出す際に財布を片手で持ち、ファスナーをもう一方の手で開ける、という手順になりますが、Il Bussettoのコインケースならそれが片手で済んでしまうのです。
お金を取り出したいときは蓋を開けて傾けるだけ。しまいたいときは、本体側に傾けて片手で閉じるだけ。蓋を閉じるときに「スッ」と静かな音を立ててぴったり密閉状態になるので、お金を落とす心配もなく、安心です。
Il Bussettoのコインケースは、全てベジタブルタンニンなめしが施されたイタリアの牛革で作られています。革のなめしには化学薬品を使う方法もありますが、植物から採取されるタンニンを使う方法だと、時間の経過とともに革により艶が増し、深みのある色に変化していく様子を楽しむことができます。
また、使い始めからつやつやとした見た目なのは、特殊な仕上げがされているから。Il Bussettoでは、ブランド名の由来にもなっている「bussetto(ブセット)」と呼ばれる道具で艶だしをしています。「bussetto(ブセット)」はハンマー型の道具で、頭に付いた鉄ごてを加熱し、革にあてがいます。その結果、革の毛穴が閉じるため、つい触りたくなるような光沢を持ったコインケースができるのです。
ZUTTOではIl Bussettoの定番である単色コインケースとともに、別注コインケースをお取扱いしています。
別注コインケースは、表と裏の革を異なる色にしたツートーンのデザイン。革財布というと、ブラックやブラウンといった色を選びがちですが、ブルーやイエローを組み合わせることで、明るい印象のコインケースになりました。
ツートーンコインケースは、ポケットからチラッと見える姿でさえもおしゃれ。シックな印象を残しつつ、ちょっとした遊び心を感じさせるデザインです。
財布の持ち方にバリエーションが増えてきた時代ではありますが、「お金をどんなところで使うか?」という視点で考えてみると、自分にぴったりなアイテムが見つかります。Il Bussetto(イル・ブセット)のコインケースは、「身軽に持ちたい」「メインの財布とは分けたい」「おしゃれな持ちたい」といった願いを叶えてくれるお財布です。
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