季節問わず、プレゼントに人気の
「はなもっこ」の腕時計。小さいフェイスと
細身のベルト、そして何より日本の伝統的な
岩絵の具を使用した美しく上品なカラーが特徴です。
特に女性への贈り物に人気なのですが、
そのはなもっこの腕時計をより特別な
贈り物とするために、ZUTTOの限定
デザインを別注依頼することになりました。
別注製作はまず、テーマとイメージを持つところから
始まりました。はなもっこの腕時計を言葉にする
ならば、「ベーシック」。
ZUTTOのコンセプトである「長く愛着を持って
使う」ことは、毎日着けても飽きずに愛用出来る
ベーシックに通じるものがあります。
ならば、ZUTTOオリジナルの「新たなベーシック」を作ることにしようと。
テーマが決まったところで、はなもっこのフェイスや
ベルトのカラー、デザインを確認し組み合わせを
模索していくことになりました。
決めるべき要素はケース・フェイス・インデックス・
針・ベルトタイプ・ベルトカラーです。
まず、「新たなベーシック」というテーマが決まった
時から頭にあったのは、ケースをスクエアにすることでした。
ZUTTOで現在取り扱っているはなもっこの時計の
ケースは全て丸です。はなもっこに限らず腕時計の
ケースは丸が多いと思いますが、今回の「新たな」
というテーマにはスクエアケースがぴったりだと思ったのです。
イメージを一新し、かつ使いやすいものが出来ればと考えました。
これまでのはなもっこの時計と大きく異なるもうひとつ
のポイントがベルトです。フェイスが単色のレディース
タイプは、ベルトは二重巻きだったのですが、今回は
一重巻きでベルトにステッチを入れることにしました。
一重巻きは付けやすいことと、手首まわりがすっきり
すること、またステッチが入ることでよりカジュアル感が出ることがポイントです。
その他、フェイスカラーとベルトカラーの組み合わせを
試行錯誤したり針の種類や色も選び、完成したのがこちらの5種類です。
天然の水晶を砕いて作った岩絵の具を使用した、きちんとした印象の白いフェイスに、
マットなブラウンベルトを合わせました。
多色使いではないけれども、そのシンプルな色使いがより一層、上品な雰囲気を醸し出しています。
細身のベルトと合わせたことで、女性らしい華奢で繊細なイメージが生まれます。
珊瑚を使用したカラーは、ほんのりとしたピンク色で小さいながら華やかさを感じさせる
デザインに仕上がりました。ボルドーのベルトを合わせてかわいらしさを抑え、より日常的に
使いやすいものになっています。
こちらは紺色の新岩絵の具(人口顔料)を使用しています。
紺1色ではなく、小さいシルバーの輝きや新岩絵の具の風合いも
フェイスから感じ取ることが出来ます。
シルバーのケースに合わせ、文字盤も銀箔に。夜空に輝く星のように、控えめながら
洗練された印象を残しています。グレーのベルトが程よく文字盤の色味を中和してくれ、
きれいめにもカジュアルにも合わせやすいデザインとなりました。
使用している岩絵の具はラピスラズリから出来たもの。ベルトは優しい雰囲気のベージュを
採用し、同系色のステッチを入れました。文字盤とベルトが反対色に見えますが、
そのコントラストが絶妙に合い、優しげな雰囲気を作り出しています。
文字盤には天然のエジリン輝石という鉱物を砕いて作った岩絵の具を使用。
椿の葉を連想させる濃い緑をベースとした色に、銀箔のインデックスにシルバーの針。
自然を感じさせる趣深い色に、シルバーのシンプルな組み合わせが映えます。
ベルトも、文字盤と同色で白いステッチがワンポイントになっています。
【ポイント1:美しい岩絵の具のフェイス】
岩絵の具とは、日本画を描く際に用いられる、鉱物を原料とした古くからある顔料のことです。
水晶や珊瑚、アメジストなどを砕いて使用しますが、砕きが粗いものは絵付けの際に鉱物の粗粒が
浮かび上がっているように表現され、時計のフェイスに美しい風合いが生まれます。
べたっと塗ったような、一辺倒なカラーではなく光の角度、見る位置によってその表情は異なり、
はなもっこならではの特別な腕時計です。
左:原料の鉱物 / 右:鉱物を砕いた後の岩絵の具
【ポイント2:専用ギフトボックス入り】
はなもっこのシンプルなギフトボックス入りなので、特別な贈り物に最適です。
時計を使わない時はこの箱の中に戻して大切に保管しても良いですね。
ギフトボックス
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