マダガスカルの原生林から採れるラフィア。
今回はラフィアを使ったファッションアイテムを生産している
HELEN KAMINSKI(ヘレンカミンスキー)をピックアップし、その魅力に迫ります。
マダガスカルのラフィア椰子の植物の葉を
加工して作られた素材、ラフィア。
HELEN KAMINSKI(ヘレンカミンスキー)はラフィアを用いて
帽子やバッグを一つ一つ手編みで作っています。
まず手にとって分かるのが、その柔らかさ。
決められた型がありつつも、手で自在に形を変えることが出来ます。
いわゆる藁(わら)製の麦わら帽子はある程度硬さを残すため
形を変えようとすると、ぼろぼろと藁が落ちてしまったり、
使っていくうちに、もろくなってしまいます。
ラフィアはその点、天然の樹脂を内部に含むため、
形の復元力が高く、また柔軟性に優れているのです。
無理な扱いをしなければ長く愛用することが出来ます。
形を整えたいときは、軽く水の入ったスプレーを吹き付けるか
手で温めるだけで簡単に形が復元されます。
>>Classic 5 Natural/Black
同じアイテムでも、ツバを折り曲げるだけで異なる表情を楽しめます。
また、革製品のように使えば使うほど、艶を増し、
柔らかくしなやかな形になっていくのも特徴。
ラフィアの色がそのまま表れており、
染色によって色味が若干異なります。
色によってカジュアルに、シックに、と
印象が違って見えます。
天然素材を使用するHELEN KAMINSKI(ヘレンカミンスキー)のアイテムは、
メーカーではラフィアが持続的に成長出来るよう
木に損傷を与えない方法で収穫を行い、
もし余剰が出た場合は製品化に活用する等、
再生可能な生産工程に努めています。
天然素材を使うからこそ、
環境への配慮が為されているのです。
ラフィアは日差しの強い夏に使うイメージがありますが、
紫外線が強くなってくる春からも使えます。
HELEN KAMINSKI(ヘレンカミンスキー)は
オーストラリア生まれのブランドということもあり、
帽子は紫外線対策にも適しています。
商品ページで個別にご紹介している製品は
オーストラリアのUPF50+のテストを合格した
紫外線防止アイテムです。
ラフィアの柔らかさが見た目で分かる、PROVENCEシリーズ。
NATURALはどんな色にも合わせやすく、
幅広い年齢層の方におすすめ。
春は白や黄色、ピンクや水色といった
パステルカラーに合わせてお楽しみ頂けます。
PROVENCEシリーズでは、8、10、12と、
ツバの長さが異なる展開があります。
こちらも同じくPROVENCEシリーズ。
大人っぽく決まるNOUGATのアイテムは
革アイテムやシルクのストールと合わせても素敵です。
たまにはツバを折り曲げて、
顔を見せるように被ってみても。
ラフィアの帽子と意外と合うのが、春物のニット。
中折れ帽のFai Blondeをニットとジーンズなど、
カジュアルな装いに合わせると素敵です。
Fai BlondeはPROVECE Naturalよりも明るい色合いですので、
顔色も良くみせてくれますよ。
こちらはラフィアで作られたワンショルダーバッグ。
大容量でしっかりとした作りで、
全て手編みというのだから驚きです。
ラフィアならではの柔らかさで
荷物を選ばないところが嬉しいですね。
普段使いにも小旅行にも使えるサイズですので、
ピクニックや連休の旅行のおともに。
ラフィアアイテムを使用する際、
天然素材ならではの特徴を理解すると
より長く愛用出来ます。
ラフィアは多少の水濡れには耐えますが、
防水加工が施されていないため、
全体が濡れてしまった場合は型崩れやシミ、
ラフィアの劣化を招いてしまう恐れがあります。
そのため、極力水濡れを避けることをおすすめします。
万一、全体が濡れてしまった場合は
直射日光の当たらない場所に置いて十分に乾かしてください。
帽子の中やバッグの中に、紙やタオルを詰めておくと形が保持されます。
乾いた後、アイロン等で低温〜中温の
スチームを軽く当てて形を整えてください。
汚れが付いた場合は、水で濡らした布を固くしぼり、
叩くようにして落とします。
化学洗剤は使用しないでください。
帽子をたたんだまま長時間経過した場合等、
変形してしまった場合は元の形に形を直し、
(帽子や広げて、バッグには詰め物をして)
素材の復元性を活かしてゆっくり型崩れを直します。
もしくは、ラフィアは熱によって形を整えることが出来るので
アイロンのスチームを内側から当て、
ラフィアが温まったらゆっくりと手で形を直してください。
スチームは必ず裏側(内側)から当て、
焦がさないようお気をつけください。
HELEN KAMINSKI(ヘレンカミンスキー)のアイテムには
収納袋が付いており、畳んで収納ができるので
お出かけや旅行の際には是非こちらをお使いください。
ただし、収納袋に保管する方法は
湿気がこもりやすく、また製品の変形にも繋がってしまうので
長期間の保管には向いていません。
オフシーズン等、長期間の保管をする際には
形を保った状態で直射日光の当たらない、
通気性の良い場所に保管してください。
ホコリよけに上から布をかぶせておくと良いでしょう。
ラフィア特集、いかがでしたか。
「天然素材」と聞くと、きっと繊細だから大事に扱わなくては
という気持ちになりますが、天然素材は人工的には
作ることの出来ない色味や質感が何よりのポイント。
普段のおしゃれのアクセントにもなってくれるので、
ぜひこの暖かくなってくるこの季節から
取り入れてみてくださいね。