お出かけに選びたい、革×ラバーソールのフラットシューズ

晴れた日は、外に出て歩きたくなります。
せっかく歩くのであれば、気軽に履くことが出来、疲れにくいシューズが最適です。
また、底が低く足にしっくりと馴染むフラットシューズなら、
なおのこと歩くのが楽しみになります。

革とラバー。
一見相反する素材に聞こえますが、
実はシューズによく用いられる組み合わせです。

革はシューズのアッパーになります。
革の種類や仕上げの方法によって、見た目は異なってきますが、
吸湿性に優れているのでシューズの中が蒸れにくく、
履くことによってどんどん足の形に馴染んでいくという性質があります。
革は美しいその見た目も魅力の一つ。
丈夫な素材なので、何年も履くことが出来る頼もしさがあります。

かわってラバーはソールの材料として使われることが多い素材です。
ラバーソールにも種類がありますが、中でもクレープソールと呼ばれる素材は
天然のゴムの木から採れる樹液（ラテックス）を固めて作られたもの。
ソールまで革で作られたシューズに比べると
ラバーソールはクッション性と柔軟性に優れており、
中でもクレープソールはその履き心地が良いものとして知られています。

ＺＵＴＴＯにもアッパーに革、ソールにラバーが使われている
下記のシューズがあります。

■EL NATURALISTA エルビアジェロ

甲の形に沿って、革がすっぽりと足を覆うスリッポン型のシューズ。
ソールはリサイクルラバーで作られています。

■duckfeet レザーストラップサンダル

ベーシックなデザインのサンダル。
ヌメ革のストラップにクレープソールの仕様になっています。

革とラバーで作られたシューズは
ビジネスライクな堅い印象のあるオールレザーシューズとは違い、
違う素材が組み合わさることで柔らかな雰囲気を帯びます。
使うシーンを選ばないシューズとして
普段から気軽に履くことが出来るという利点があります。

履きやすく歩きやすいフラットシューズは、街歩きやお散歩におすすめです。

シューズの構造の中で、もっとも力がかかる部分といえばソール。
自分の体重のほか地面からの抵抗を受ける部分でもあります。
ヒールの高い靴は自分の重さのバランスが取りづらく、
足への負担がかかるので長い時間履いていると疲れを感じてしまいます。
かわってフラットシューズは名前の通り底が平たい形なので
自分の体重と地面からの抵抗を足裏全体で受けるようになります。
力が分散される分、足の一部分のみに負荷がかかることがありません。

※底裏に溝が付いていないので、雨の日や路面の素材によっては滑りやすいことがあります。

EL NATURALISTAのエルビアジェロは口が広くて足を入れやすく、
さらに革が甲をすっぽり覆ってくれるので、脱げにくい仕様になっています。
シューズの両サイドにはゴムが付いているのでストレッチが効き、
足を動かすのに合わせてシューズがしっかりとフィット。
つま先部分は幅が広めに取られており、アッパーの革もとても柔らかいので
指が縮こまることなく、地面をしっかりと踏みしめることが出来ます。

取り外しが可能なインソールは、かかとに向かって高さが付いており、
裏面はコルクのようになっています。
このインソールをリサイクルラバーのソールと合わせることで、
長い時間歩いても疲れにくい履き心地になっています。
「旅人」という意味を持つエルビアジェロ。
まさに歩く人々のことを考えたデザインです。

duckfeetのレザーストラップサンダルは、ヌメ革がクロスしたベーシックな一足。
スカンジナビア産の天然のヌメ革はかかと部分からインソールの中を通り、
1本のストラップとして繋がっています。
そのため、甲の高さや幅の広さに合わせてストラップの長さ調整が可能なのです。
また、天然の皮革を使用したストラップは使うほどに経年変化を楽しめる部分でもあります。
年を経ていくと、どんどん色濃く、艶を増していきます。

ソールにはほぼ高さがありませんが、
アスファルトなど、硬い地面を歩いても反発を和らげ、
優しい履き心地なのがクレープソールならではの利点です。
幅を広く持たせた独特の「アヒル足」のシルエットは
外反母趾の方にも履きやすい一足になっています。

気兼ねなく履くことの出来るフラットシューズは、
様々なコーディネートに合わせることが出来ます。
定番のベーシックスタイルから、ちょっと個性的な色ものまで
自然と馴染んでくれます。

左上から時計回りに：

Classic 5 Natural/Black
ストール printed cottonvoil 611033
ミニショルダーバッグネイビー
 エルビアジェロエナ/サンド

暖かい日差しのある日には、
お気に入りの帽子とストールに合わせてコーディネート。
エルビアジェロのフラットシューズは、
綿やラフィアといった異素材ともマッチします。

左上から時計回りに：

SUN TORTOISE
Daypack
エルビアジェログリーン/ピノ
 フィールドウォッチステライルデザートタン

ちょっとスポーティーに決めたい一日には、
ベーシックなスタイルに差し色になるフラットシューズはいかがでしょう。
エルビアジェロのグリーン/ピノは、ホワイトやブラウンとの相性が良い色です。

左上から時計回りに：

こないろ浅葱(あさぎ) レディース
 ネックレス JPA1432
レザーストラップサンダルボルドー
 2WAYバッグミニ Natural

ボルドーのサンダルは大人っぽい雰囲気のある一足。
ゴールドやオールレザーの小物ともマッチし、
品よく仕上げてくれます。

左上から時計回りに：

南風(ぱいかじ) グラデーション
 Knirps 折りたたみ傘 Fiber T2 Duomatic (Country Granat)
レザーストラップサンダルバイオ
 3-Day Travel Bag（キャリーケース）

duckfeetのサンダルは軽くてコンパクトなので、
小旅行にも使えます。
移動中はバッグの中にいれて持ち運んでも良いですね。

革を用いたフラットシューズは、清潔さを保つことで
革の自然な風合いの変化を楽しむことが出来ます。
お手入れの方法は、ブラッシング・汚れ落とし・保湿と補色が基本となります。
2週間〜3週間に1度をめどにお手入れしてください。

■お手入れ方法

まず靴用ブラシで優しく革部分をブラッシングし、
大きなホコリや汚れを落とします。
必要であれば汚れ落とし用のクリーナーをコットンの布に取り、拭き取ります。

その後、革のクリームを出来るだけ薄く伸ばして
革の部分に塗っていきます。これが革の保湿になります。
クリームを塗った後は直射日光の当らない通気性の良い場所に置いて乾燥させます。
エルビアジェロのシューズはインソールが取り外せるので、
インソールはこの時点で取り外して十分に乾燥させます。
仕上げに優しく乾拭きしてお手入れ完了です。

また、最後に防水スプレーをかけると、次回以降の使用時に汚れが付きにくくなります。