先日、茨城の実家から
「野菜がいっぱいあるから
まとめて送ろうと思うのだけど、
他に何か欲しいものはない?」とメールがありました。
そんな時パッと思い浮かんだのは、
2年ほど前、実家に贈ったDANSKのバターウォーマー。
ちょうど最近、琺瑯のお手入れ方法を勉強していたので、
「私がメンテナンスするから、荷物の中に
バターウォーマーも一緒に入れてくれる?」と
お願いしたところ、その2日後、段ボールいっぱいの野菜と一緒に
DANSKのバターウォーマーが届きました。
自分が贈ったギフトが、
贈った相手の愛用品となっているのは
とても嬉しいもの。
新品の時よりも、少しばかり傷と焦げが
付いたその姿も、何だか愛らしいんですね。
バターウォーマーは、牛乳を温めたり、
ちょっと野菜を茹でたりするのにいつも使っていたらしく、
直火に触れる底面の焦げ付きと、
内側の黄ばみが気になるかな?という状態。
琺瑯の表面はガラス質です。落としたり、大きな衝撃を加えてしまうと
ヒビが入ったり、割れてしまうこともあります。
日々使っていても、大きな傷はないことを思うと、
大事に使ってくれているんだな、とじんわり嬉しい気持ちになりました。
そんな琺瑯は焦げや汚れ落としを定期的にすることで
長く愛用することが出来ます。
1.重曹と食用油を用意します。この2つがクリーナーの役割。
バターウォーマーくらいの大きさのものなら、
重曹はティースプーン1杯、油は1,2滴ほどでOK。
2.鍋にぬるま湯を注ぎ入れます。
3.重曹→油の順に加えて軽くかき混ぜます。
4.鍋を火に掛けます。
沸騰したら火を止めて、そのままお湯が冷めるまでおきます。
数時間たったら、柔らかいスポンジで優しく水洗いすれば完了です。
普段のお手入れは、柔らかいスポンジに
中性洗剤を付けて洗えばOKです。
金たわしやメラミンスポンジは、琺瑯表面のガラス質を
傷つけてしまうので、使わないようにするのが約束なのだそう。
ちなみに、DANSKのバターウォーマーは
木製の持ち手が付いているのですが、
この持ち手を焦がしてしまわないよう、
コンロの火に掛ける時に気をつけるのも、
実は大切なポイントです。
外側に付いた油汚れと焦げ付きが気になったので、
今回はキッチンペーパーに水で溶いた重曹を浸して
優しく擦り取るようにメンテナンスしました。
つるりと綺麗な琺瑯らしい質感が戻り、すっきり。
温かいココアやカフェオレが恋しいこの時期。
琺瑯が一番活躍する季節までに、
何かあったかい冬小物と一緒に、
バターウォーマーは実家に送る予定です。
フェルトのスリッパなんて素敵かもしれません。
かつて贈ったギフトを、もう一度贈ることが出来る。
そんな嬉しいお手入れ体験なのでした。
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