今回は、冬のファッションアイテムに合った畳み方、
保管の仕方をご紹介します。
毎回洗濯やクリーニングに出さない冬ものアイテムを
綺麗に着るためには、畳み方や保管の仕方によって
シワやヨレを防止することが、長い目で見て大切です。
どんなアイテムを畳むにしても、収納場所(=タンスや引き出し)の
幅に合わせて畳むことがポイントです。
アイテムやデザインによって幅や厚みが異なる洋服ですが、
畳み方の微調整によって幅は一定に出来ます。
収納場所にぴったりと収まる幅で畳めれば、
保管中にずれることもヨレることも少なく、綺麗に保つことが出来ますね。
パリッとシワのない状態で着ると背筋がシャンと伸び、
気が引き締まるシャツ。
シャツは、「ハンガーに掛ける」か「畳む」かどちらかの方法で
仕舞いますが、いずれにしてもシワがつきにくい方法で仕舞いたいですね。
厚地で起毛されたフランネルシャツであればシワはさほど
気になりませんが、ビジネスで着るコットンの薄手シャツは
シワになりやすい上に、着るTPOからしてもちゃんとした印象を残しておきたいものです。
【ハンガー掛け】
最もシワがつきにくいのはやはりハンガー掛けです。
選ぶべきハンガーは、「厚めのもの」。
細い針金ハンガーですと、一番形が崩れやすい肩部分がしっかりと
固定されず、ヨレてしまいます。
肩幅が自分のシャツの幅に合い、かつしっかりとした厚みが
あるハンガーですと肩から腕に落ちるラインにシワがつきにくいです。
また、ボタンの上3つ程度は閉めて保管してください。
ハンガーに掛けて保管する際は重みで下に引っ張られるので、
ボタンを閉めずにおくと襟の重みで前見頃がヨレたり、
ハンガーからずれてシワがついてしまうことがあります。
【シャツを畳む】
シャツを畳んで保管する場合、いかに綺麗に畳んだ状態を
崩さず固定出来るか、が鍵となります。
1.シャツを裏返して平らにします。表面も裏面も、手でシワやヨレを伸ばしてください。
2.収納したい場所の幅に合わせ、両袖を折り込みます。この時、脇部分がシワになりやすいので確認しながら行ってください。
3.裾から10cmほどの部分を一度、上に向かって折り返します。
4.半分に折り、表面を上にして整えます。
※幅を収納場所に合わせることはもちろんですが、畳んだあとの縦の長さも収納場所サイズに合うように、3、4の工程で折る時に意識します。
ヨレやすい袖を保管時に内側に入れることがポイントで、
シャツを重ねて仕舞う場合は、立っている襟を潰さないように少しづつずらして置ければベストですね。
トップス:INDIVIDUALIZED SHIRTS/LADIES BAND COLLAR SHIRTS
ボトムス:ZUTTO/裏毛 ワイドパンツ(グレーは完売)
シューズ:dansko/Ingrid イングリッド Black Oiled
バッグ:SUNSET CRAFTSMAN CO./帆布バッグ SCCF001 BROWN/MILK
ニット帽:Highland2000/ニットキャップ NAVY
ニットは肌着やTシャツとは違い、着たら毎回洗濯や
クリーニングに出す訳ではないので、
着たあとのケアや保管の方法が大切です。
まず、ニットを着たあとは洋服ブラシでブラッシングして
ホコリを取る&絡まった繊維をほぐして毛並みを整えます。
冬でも汗はかくので、すぐには仕舞わず、しっかりとした
ハンガーにしばらく掛けて湿気を取ると良いでしょう。
(ニットの素材や形状によって、伸びやすかったり
型崩れしやすいものはハンガー掛けではなく平置きで。)
【ニットを畳む】
シワになりやすい脇を注意しつつ、厚みを出さずに畳むのがポイントです。
1.ニットを裏返して平らにします。表面も裏面も、手でシワやヨレを伸ばしながら、脇や腕の縫い目を合わせてくださいね。
2.腕を内側に折り畳みます。この時腕部分が重ならないよう互い違いに置くと、厚みを抑えることが出来ます。
収納場所の幅が広く、このままの横幅で問題ない場合は裾部分を肩に合わせるように半分に畳めば完成です。
3.収納幅が狭い場合は、腕部分をもう一度内側に折り畳みます。
4.裾部分を肩に合わせて半分に折り、表面を上にして整えてください。
トップス:ANDERSEN-ANDERSEN/セーラーセーター THE NAVY CREWNECK offwhite
ボトムス:GUNG HO/ファティーグパンツ Olive
シューズ:CHIPPEWA/エンジニアブーツ レディース ブラック
ニット帽:Highland2000/ニットキャップ BURGUNDY
折る回数が増えれば増えるほどその部分の畳みジワは出来やすくなりますし、
最終的な仕上がりにも厚みが出るので厚手のニットは特に、
可能な限り折る回数を減らすことを考えるのがポイントです。
引き出しに仕舞う場合、平置きですと上からどんどん
別のニットが仕舞われて下のものは重みでつぶれてしまいます。
そうなるとシワがつきやすいだけでなく、ニットのふんわり感や
風合いも損なわれてしまいますので、可能でしたら縦置きがおすすめです。
畳んだニットを更に半分に折り、立てて仕舞います。
(引き出しの深さに合わせて、高さを調節してください。)
1枚で自立しなくても、引き出しにある程度の枚数を
入れることで互いに支え合います。
大きい引き出しの場合は、途中で仕切りを入れたり、
ブックエンドを活用すると、ニットを1枚取り出したら
全て倒れてしまった・・・ということがないので、おすすめです。
中には、とても大事にしているニットや
風合いを損ねたくないニットもあるかと思います。
そういうものは他のニットとは一緒にせず、
思い切って1枚1枚の保管場所を確保してみては。
Woodloreのシダー収納ボックスはアメリカ産の
レッドシダーで作られた衣類用の収納ボックスです。
レッドシダーには消臭、防湿、防虫効果があるので、
ワイシャツやブラウスはもちろん、セーターも畳んで収納してください。
1枚につきボックス1つ、と割り切って、とっておきの1枚を
大切に保管するにはぴったりですね。
同じボックスを上にスタッキングすることも出来るので便利です。
トップス:JOHN SMEDLEY/A3837長袖クルーネックカーディガン
シューズ:chausser/plus by chausser サイドゴアブーツ BL
ハット:ITALIAN HAT COMPANY/ラパン フェルト ハット
冬でも温度調節が必要なオフィスでの
羽織り物として重宝するカーディガン。
カーディガンの保管時にはボタンホールの伸びに注意する必要があります。
編み物であるニット生地は伸びやすく、それが着心地の良さの
ポイントでもあるのですが、ボタンの開け閉めの度にダメージを
受けるのはボタンホールです。
そのため、カーディガンを仕舞う時はボタンを全て開けた状態で
畳み、保管するのをおすすめします。
ボタンホールに負荷をかけず、伸びを防ぎます。
基本的にシャツと同じ畳み方ですが、
フード部分をどう仕舞えば良いのか、と悩みますよね。
収納時にずれにくく、を重視するならばフード部分は
内側に入れたほうが綺麗に保管出来ます。
1.パーカーを裏返して平らにします。表面も裏面も手でシワやヨレを伸ばしながら、脇や腕の縫い目を合わせてくださいね。
2.収納したい場所の幅に合わせ、両袖を折り込みます。この時、脇部分がシワになりやすいので確認しながら行ってください。
3.フードを付け根から折り畳み、平らになるようにシワを伸ばします。
4.裾部分を肩に合わせて半分に折り、表面を上にして整えてください。
ふっくらとしたフードで、そのふっくら感を維持したい場合は
フードを内側に入れずに最後に折り畳んだほうが良いでしょう。
ステップ2で両腕を折り込んだら、半分に畳み表面を上にして
フードを上にかぶせるように折り畳んでください。
トップス:FRUIT OF THE LOOM/無地パーカー
ボトムス:GUNG HO/ファティーグパンツ Olive
バッグ:Joshu+Vela/ボートトート NATURAL
シューズ:New falcon/【別注】メディカルスニーカー コーデュロイ/GREEN