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木のおもちゃ、お手入れして長く愛そう

 

長持ちするおもちゃ、という点で考えてみると木で出来たものは非常にマッチすると感じます。壊れにくく、時間が経って風合いに味は出てきても劣化はしない。いつの時代もホッとするような温もりが続く素材だと思いませんか?汚れた手で触ることが多いおもちゃですが、木のおもちゃはお手入れをしっかりすれば世代を超えて使い続けられます。

今回は、木のおもちゃを長く愛するためのメンテナンス方法をお伝えします。

 

 

木のおもちゃにも種類があります。木の種類、加工の種類。基本的にどんな木でもお手入れの方法は同じですが、塗装・加工によって注意が必要です。

 

ナチュラルブロックXL・イン・バッグ 50ピース

【無塗装】
塗装がされていない、ということは木肌そのままという意味。木の種類にもよりますが、触れて遊ぶうちに手の油や日焼けで色が濃く変化しやすい素材です。木の肌触りの良さや温もりを一番感じられるのは無塗装のおもちゃかもしれません。

 

 

CUBBY(カビー)

【塗装加工】
ピカピカ輝くこちらのおもちゃは、植物や自然のミネラルから抽出された、とても安全で安心な塗料を使用しています。赤色は、ハーブのアカネ、黄色はターメリック、緑色はインディゴとターメリックから作られています。ピカピカしているのはニスではなく、松の葉を使い職人が丁寧に磨き上げているためです。
そのためお子さんも安心してお使い頂けますが、このように塗装がされたおもちゃは、折角のきれいな色が取れてしまわないよう注意してお手入れをしなくてはいけません。

 

衛生面、メンテナンス面で木のおもちゃの良い点として、ホコリを寄せ付けないことが挙げられます。プラスチックは静電気によりホコリを集めてしまいますが、木のものは静電気が発生しにくいのです。

 

 

ENGINE(エンジン)

小さな赤ちゃんですと特に、舐めてしまっておもちゃが不衛生、ということが考えられます。濡れたままの状態にしてしまうと、カビの原因となったりひどい場合はそこからひび割れてしまうこともあります。

使い終わって仕舞う時に、柔らかい布で乾拭きする習慣をつけてくださいね。


凸凹の多いおもちゃは、くぼみにホコリや汚れが溜まりがちです。綿棒にオイルを付けてなぞって除去してください。


<注意>
・アルコール成分を含む除菌シート、おしり拭きシートは塗装が剥がれる可能性がありますので、使用しないでください。必ず乾いた布、または固く絞った布で行います。

・木製品は長時間水につけることに弱いので、煮沸消毒は厳禁です。

 

 

 

サンドペーパーを使って(無塗装のおもちゃ)

コロコロアニマルズ ウマ

無垢材のおもちゃは手の汗や垢によって、徐々に黒ずみが出てくることもあります。木の経年変化ですし、味ととらえることも出来ますが、気になる場合はサンドペーパー(紙やすり)を掛けてください。

やすりを掛けたあとは、粉をよく落とし固く絞ったタオルで拭き、よく乾燥させてから仕舞ってください。


また、木製品ですので、乾燥などによりささくれが出来てしまうこともありますが、その場合も紙やすりを掛けると解決することが多いです。

※塗装された色付きのものは、塗装が剥がれてしまうのでやすり掛けは避けてください。

※紙やすりは、目の細かいものがおすすめです。

 

 

乾燥した木肌に潤いを

木肌が乾燥するとひびや割れ、ささくれが出来やすくなってしまいますので、ビーワックスやオリーブオイルで木目をケアします。柔らかい布に適量を取り、薄く塗り広げるように伸ばします。その後、直射日光の当たらない場所でよく乾燥させてください。

 

画像のように、ツヤが出て木の色が濃くなります。気になる方はまずは目立たない部分でお試しのうえ行うようにしてください。特に、塗装されているものは色合いが変わる可能性がありますのでご注意ください。

 

BEESWAX

BEESWAX

 

 

 

カプラ カラー 赤セット

木はまわりの環境の湿度を感じ取り、湿気を吸ったり吐いたりと呼吸をしていますので、保管によって状態の維持は大きく左右されます。

長期間、遊ばずに仕舞うことが予想される場合はきちんと汚れを取り、乾燥させたうえで箱や紙袋に入れます。直射日光が当たらず、湿気のこもらない、風通しの良い場所に保管することが望ましいです。

 

FaceMaker

また、ご注意頂きたいのが、単体のおもちゃ箱での保管ではなく、復数のおもちゃを同じ箱や袋で保管する場合、ゴムボールやビニールの人形などはそれぞれ袋に入れ、他のおもちゃと接触しない状態で保管してください。長期間接触させておくとくっついてしまったり、色が移ってしまうことがあります。

 

 

子どもが子どもでいる時間はとても短いです。3ヶ月前に遊んでいたおもちゃも、成長とともにすぐに使わなくなってしまうことも多いですよね。

確かに、消耗品と割りきって買い与えるおもちゃもありますし、全てのおもちゃをずっと取って置ける訳ではありません。
でも、これは大事にしてもらいたい、大事にしてとっておければ、もしかしたらまた違う子が使ってくれるかもしれない。子どもが大きくなった時に、一緒に見ながら思い出を語り合うことが出来るかもしれない。

そういうおもちゃになり得るのは、丈夫な素材で適切に扱えば良いエイジングがされていくものが多い気がします。
そして大事なことは素材に関係なくどういう風に扱うか、だと思うのです。「これは大事なものだから遊び終わったらきちんと片付けようね。」と言ったり、たまに子どもと一緒にお手入れをする時間をとったり。考えてみれば、子どもが「ものを大事にする」ことを最初に学ぶのは自分のおもちゃからかもしれませんね。おもちゃを通じて大人も、同じ意識を持つことが出来たら、それはとても素敵なことです。

 

 

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投稿者: 丸山 日時: 2016年01月15日 11:00 | permalink

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