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夏の朝一時間を快適にする服と小物

 

「カラリと晴れる」という言葉がぴったりな日々。

言い得て妙とはまさにこのことで、雲ひとつなくサンサンとお日様が照りつける夏空はまさに「カラリ」とした様子ですね。

今回は、そんな夏の盛りの「朝一時間」に着目して、1日のスタートを快適にしてくれる服と雑貨をご紹介します。

 

 

 

 

「全国的に猛暑日になるでしょう…」という天気予報の声を聞くと、朝から暑くて出かけるのが億劫になってしまいますよね。満員電車のジメジメとした、決して快適とはいえない空間。すぐには冷風が出てこない車の空調にうんざり。そんな日常は、どうしても心も体も疲れを溜め込んでしまうもの。

 

夏の朝を快適にするには、まずは「良い眠り」を意識してみましょう。一番最初に見直したいのが、パジャマです。夏を快適にする鍵は、寝室にあり。心地よい朝を迎えるにはぐっすり眠ることが大切ですが、眠りの中とはいえ、その間身につけるパジャマや肌に触れる寝具の肌触りは、意外と眠りの質を左右するものです。

 

リネンフレンチスリーブナイトシャツ

 

リネンフレンチスリーブナイトシャツ

 

真夏のナイトウェアにぴったりなのが、fog linenwork(フォグリネンワーク)のリネンフレンチスリーブナイトシャツ。リネン100%で出来たフレンチスリーブタイプのナイトシャツです。

この季節に一押しな理由は、素材と着心地のバランス。首や襟ぐりの開き具合もほどよく上品なので、パジャマとしてはもちろん、部屋着として日常的に着るのも素敵ですよ。

リネン素材は吸水性・速乾性に優れていて汗ばむ季節も着心地さらり、洗ってすぐ乾く、着るほど肌に馴染む。そんな三拍子揃った夏にぴったりの素材です。

 

 

寝室で「着る」ナイトウェアももちろんなのですが、意外と大切なのが、寝室で「履く」もの。そう、スリッパです。お風呂から上がってしばらくして、さぁ眠ろうかとスリッパを脱いだ時足の指の間に汗をかいていることに気づく。そんな経験はありませんか?体の中ではとても小さな面積ですが、足の指と指の間に汗をかいた状態というのは何とも不快なものですよね。せっかくお風呂に入ったのに、また汗をかいてしまってはジメジメとして不快ですし、何よりその状態でベッドに入るのは嫌ですよね。

 

こんなことを防ぐのにおすすめなのが、Le dd (レ・ディーディー)のスリッパ。まるでマシュマロのような不思議な質感が特徴のスリッパで、全体に隙間があるので通気性が良く、長時間履いていてもムレません。素足で履くとポコポコとした質感が心地よく、薄地ながら程よいクッション性もあり、足が疲れにくいように感じます。洗濯機による丸洗い可能なのも嬉しいポイントです。心地よいパジャマを着て、足元も快適な状態を保つことが出来ればさぁベッドに入ろうというその瞬間まで、心地よさが続きますよ。

 

 

 

 

寝室用のパジャマ、スリッパはどちらも、おうち専用のアイテムなので毎日こまめにお洗濯しなくてはならない、というものではありません。ただし、素足で履く機会の多いスリッパと就寝中の長時間身につけているパジャマというこの2つのアイテムは無意識のうちに汚れが付き、そのまま放っておくと気づかぬうちにシミになって長く愛用出来なくなってしまうということも。毎日清潔に身につけるためにも、極力水洗いして清潔な状態を保つようにしましょう。

 

▼スリッパとパジャマのチェックポイント

スリッパとパジャマを新調する時は、履き心地と着心地の第一印象で選んでしまいがちなのですが、その心地よい着心地、履き心地を保つためには、水洗いしやすい素材を選ぶことが大切。

特にパジャマの場合、日中洗ってその日の夜にパリッと乾いた状態でもう一度着たいということも多くあるので、注意が必要です。吸水性・速乾性ともに優れたリネン素材が夏のパジャマにぴったりなのはそういった理由からなのですね。

 

リネン素材は熱で縮みやすいので、乾燥機は避けなければなりません。乾燥機ではなく、ハンガーにかけて自然乾燥させるのが正解です。一方のスリッパも、表面はコットンや麻の布でも底面や芯材に異素材(革など)が用いられていると水洗いしにくいものがあります。夏用のスリッパを新調する場合は、パジャマ同様、お手入れのしやすさを念頭に置いて選ぶようにすると、夏中快適に使うことが出来ますよ。

 


 

今日の朝ごはんは何を食べましたか?やっぱり白いごはんとお味噌汁が欠かせないという人もいれば、グラノーラとヨーグルトでさっぱりと済ませる人もいますね。不思議なもので、朝食に何を食べるかというのは服や音楽の趣味と同じくらい、人によって千差万別なものですが、夏でも食べやすい朝食といえば、トーストと目玉焼き、といったシンプルで飽きのこない組み合わせかもしれません。

 

そんな「ごく普通の」朝食にじっくりこだわってみるというのも夏の朝を快適にする一助になります。


 

 

朝食のトーストは焼きたてをすぐに口に頬張れば良いのだけれど、時間が経つほどにしっとりしてしまいます。最後まで、カリっと焼けたトーストを美味しく食べたい。という気持ちに応えたお皿が、TOJIKITONYA(トウジキトンヤ)のトーストプレートです。 植物の模様が凹凸になっているため焼けたトーストの底が、お皿にぴったりとつくことなく、蒸れずに美味しく食べることが出来ます。 

 


 

縁のカリッとした目玉焼きに、パリッとジューシーなソーセージ。トーストと一緒に食べたい、朝定番の組み合わせですが、一人分の朝食だけを作るのに大きなフライパンを使って、お皿に盛り付けて…を準備するのは少し億劫ですよね。そんな時にもってこいなのが、こちらの小さなフライパン。一人分の朝ごはんを作るのに大活躍。目玉焼きとベーコンをカリッと焼いて、トーストと一緒にそのまま食卓へサーブすることが出来る可愛らしいフライパンです。お皿に盛り付ける手間も省けるのに、忙しい朝にこそぴったり。


 

 

手早く準備出来るというのはもちろん、朝食で気になるのが栄養のバランス。夏バテ気味で食欲がない時ほど、パクパクと口に入れやすいヨーグルトや手軽なスムージーだけで済ませてしまいたくなるものですが、体を整えるには、炭水化物(体を動かすエネルギーとなるもの)、たんぱく質(血や骨など、体を作るもの)、ビタミン類(体の調子を整えるもの)のバランスが大切で、どれかが大きく欠けるのは好ましくありません。とはいえ、毎朝栄養バランス100点満点の献立を考えて準備するのはなかなか骨の折れる作業ですよね。

 

そんな時に朝食のモチベーションを保つのにおすすめなのが、使いたい器を並べて、器を埋めるように献立を考えるということ。大きめのプレート1枚でも良いですし、写真のように大小2枚のプレートでも良いですね。好きな器をキャンバスに見立て、その上に主食のパンとタンパク源となる目玉焼き、彩りを添える野菜のサラダを載せればあっという間に朝食が完成します。丁寧に器に盛りつけるという一つの動作を楽しみながら朝食を作り食べるということのモチベーションを上げられたら、素敵ですね。

 


 

朝ごはんを食べた後の片付けも大切な要素。目玉焼きを焼いたフライパンには油がこびりついてしまい、お皿と一緒に浸け置いて、夜帰ってきてから洗おう。そんな風に、つい後片付けを後回しにしがちですよね。

 

▼鉄のフライパンのお手入れ

使用後、残ったものは他の容器に移し替え、出来るだけ早く水洗いします。

きれいになったら、軽く鍋を温めて、十分に水気を切って仕舞います。 

忙しい朝にこれだけの工程をこなすのは少し億劫にも感じますが、慣れてしまえば短い時間でも自然に、日常的なお手入れを出来るようになります。

また、さびが出た場合は、汚れを拭いた後、鍋を熱してサラダ油を塗ればOKです。

 

▼食器の浸け置きにご注意を

使った食器を水に浸したままシンクに長時間浸け置くと、食器の素材によっては変質や腐食の原因となることがあります。

特に粘土を素材とする陶器は、吸水性多孔性なので本来、水が浸透する性質なのですが、釉薬をかけて焼き上げたものは水を通さないのが普通です。

ただし、洗剤の中に長時間浸け置きしたり、熱湯で洗うと腐食してしまうこともあるので注意しましょう。毎日使う食器こそ、使ったらすぐに洗うようにすることで愛用品としての寿命を長くすることが出来ますよ。

 

 

「夏の朝一時間」に着目した今回のよみもの、いかがだったでしょうか。

「今日も暑いな」という言葉の代わりに、お気に入りのナイトウェアや器で心を涼やかに保つことが出来たなら素敵です。そして疲れが溜まった夜の時間も、慌ただしく1日がスタートする朝の時間も愛用品のお手入れにちょっとでも時間を割くことが出来れば、なおのこと。ひょっとすると、そうした心の余裕を持つことが夏の朝1時間を快適にするための第一歩なのかもしれません。照りつける太陽にも凛とした心持ちで、素敵な夏をお過ごしください。

 

 

【愛用品と暮らす、関連コンテンツ】

▼日本の夏を感じる、知恵とアイテム

 

▼汗ばむ季節は、肌触りの良いものと一緒に

 

▼はじめての鉄のフライパン、どう使う?

 

投稿者: 斎藤 日時: 2016年08月11日 11:00 | permalink

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