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定番のトップスを秋らしく。小物で作る旬の装い。

 

秋のカラーといえば、木々の紅葉を思わせる山吹き色に、

夕焼けのように味わい深いオレンジ、秋の果物からそのまま抜け出したかのようなボルドー。

秋のファッションは、気候こそ春と似ているけれど、

季節感を演出するには春とは全く異なるカラーリングが必要になります。

かといって、クローゼットの中の定番ワードローブも上手に使いたいですよね。

この秋は、定番のトップスと靴を使いながら、

小物とのコーディネートで上品ながら、旬を意識した装いを楽しんでみませんか。

 

バッグ:フィールディングカートリッジバッグ Cognac

ベレー帽:PARIS10 L.GREY(ベレー帽)

スカーフ:スカーフ 43×43

 

トップス:Le minor バスクシャツ 008 BLANC/ROY

スカート:EASY KILT (59cm) GREY

シューズ:バレエシューズ Slip on Ballet Shoe Ruby

バッグ:オースティン バケット Black

ベレー帽:PARIS10 L.GREY(ベレー帽)

 

 

 

秋の色といえば、ボルドー、ブラウン、チャコールなど

服にも小物にも取り入れやすい濃色が中心です。

街のショーウィンドーを眺めていると、8月下旬頃から、

あっという間に色彩がトーンダウンし、モノトーン系の濃色に切り替わりますよね。

それと同じで、夏から冬に向かうこの時期は、まだ衣替えには少々早いものの、

夏服をベースにしながら、上手に色を切り替えることで秋のムードへと切り替えなくてはなりません。

そうすると、どうしてもダークトーンの服と小物が多くなってしまうのですが、

ブラック〜ブラウンの他にも、秋におすすめなカラーはたくさんあります。

たとえば、日本の伝統色に茜(あかね)、くちなし、

りんどう、栗皮色(くりかわいろ)のように

自然の植物や風景に由来する色が数多くあります。

 

 

 

ベレー帽:PARIS10 BURGUNDY(ベレー帽)

スカーフ:スカーフ:スカーフ 43×43

トップス:WG ガーターワンピース

シューズ:コインローファー Brown

 

稲・葡萄・柿・栗・梨など、香り豊かに実る秋の恵。

山々を彩る草花には、どこまでも味わい深く、芳醇な色合いがありますが、

そんな艶やかさや穏やかさに、

季節の移り変わりの切なさも感じさせるのが秋の色です。

日本には四季の移り変わりがあるので、

こういった、自然をもとにした色彩感覚が培われてきたのかもしれませんね。

秋の色、秋の色…という風に考えるとどうしても色合いが

ダークトーンのブラウン〜ブラック系の色味に偏り、一辺倒になりがちですが、

この写真のように、自然の中にある色味をヒントにして小物を揃えてみると

程よい季節感を出しつつ、モノトーンに偏りすぎないカラーリングに仕上がります。

 

腕時計:こないろ 菫 ユニセックス

バッグ:2WAYバッグ ミニ Verde

ネックレス:【別注】OCTAGON NECKLACE

イヤリング:イヤリング JPA1407S

 

また、上手に取り入れたいのが「グリーン」「パープル」の2色。

この2色は、寒色・暖色のちょうど中間に位置するカラーなので、

ファッションに取り入れた時に「冷たさ」「暖かさ」の偏りがなく、

非常にバランス良く仕上がります。

爽やかなブルーは夏らしく、ぬくもり溢れるレッドは冬らしく見えますが、

ちょうどこれらの中間にあるのがグリーンとパープルなのです。

そういった意味ではグリーンもパープルも単体で見ると季節を選ばずに使える万能カラーですが、

ネックレスやピアス、バッグなどの小物として取り入れれば

落ち着いたトーンで、夏と冬のちょうど中間に位置する「秋」にぴったりな、

中間的なカラーリングが完成します。

 

バッグ:オースティン バケット Black

スカーフ:スカーフ 43×43

ベレー帽:PARIS10 GREY(ベレー帽)

 

また、季節感を演出する小物は、全身に対する面積と素材の対比が鍵となります。

例えば、いつも使っているブラックのレザーバッグに、

チャコールグレーのウールベレー帽とシルクのスカーフをプラスするといった具合に、

ブラックやチャコールグレーといったベースカラーに対し、

オレンジやパープルのような差し色は小さめの面積で、尚且つベースとは異なる素材を用いると

視覚的なメリハリがつくので、たとえベースのトップスや靴がシンプルな単色であっても

ぐっと秋らしく、旬を感じさせるコーディネートが完成します。

 

 

 

ここで、クローゼットの定番、ベーシックなトップスと

1年を通じて登場する機会の多いフラットシューズを秋らしくアレンジしてみましょう。

 

トップス(左):Le minor バスクシャツ 008 BLANC/ROY

トップス(右):タートルネック チャコールグレー

シューズ(左):タッセルローファー Black

シューズ(右):バレエシューズ Slip on Ballet Shoe Ruby

 

通年で何かと重宝するボーダーやストライプのシャツ/カットソーに、

秋から冬に欠かせない単色のハイネックトップス。

そしてブラック〜ブラウンのレザーシューズやエナメル素材のバレエシューズは

誰もがシュークローゼットに持っている定番の靴。

これらのトップスとシューズだけを組み合わせてももちろん素敵なのですが、

何となく味気ないような気がしてしまいます。

そんな時にこそ、バッグや帽子、アクセサリーなど小物の出番です。

 

シャツ:LADIES BUTTON DOWN SHIRTS

カーディガン:(近日発売予定)

ボトムス:リネンラミー テーパードパンツ

ハット:(近日発売予定)

 

ボーダーシャツとシンプルなV字カットのカーディガンに

ブラウン〜グリーン系の色味のハットとレザーバッグを合わせました。

バッグも靴も通年を通して登場する色味ですが、ハットの素材が程よい旬を演出しています。

トップスとボトムス、バッグとハットがダークトーンでまとまっているので、

足元のレッドが差し色となり、全体にメリハリが生まれるのがポイントです。

 

 

 

トップス:(近日発売予定)

スカート:EASY KILT (59cm) BLACK WATCH

 

クラシカルで品良くまとめたい時、是非合わせたいのがプリーツスカート。

真っ白な薄手のタートルネックとブラックの靴、バッグと

これだけ見るとモノトーンな合わせ方なのですが、

秋の定番、ベレー帽でぐっと季節感が増すコーディネートでもあります。

比較的季節を選ばずに身につけることが出来る

トップス、シューズ、バッグをベースにして、

チェックのプリーツスカートとベレー帽を加えるだけで

一気に品の良いフェミニンスタイルが完成します。

ここでスカートを合わせる時に是非チェックしたいのが、スカートの丈。

 

トップス:(近日発売予定)

スカート:EASY KILT (59cm) BLACK WATCH

シューズ:タッセルローファー Black

 

トップス:(近日発売予定)

スカート:EASY KILT (73cm) BROWN WATCH

バッグ:ショルダーバッグ/D.Brown

 

どちらも同じホワイトのタートルネックにタイツ+タッセルローファーというコーディネートですが、

スカートの丈と合わせるバッグでぐっと印象が違っているのが分かります。

ひざ下の短め丈なら可愛らしい雰囲気に。

少女のような甘いムードを作りながらも、大人の女性らしさを演出するために、

レザーのショルダーバッグを合わせて縦のラインを強調しています。

一方のロング丈は、落ち着いた清楚な印象。

ここに肩掛けトートやショルダーバッグを合わせると

コーディネートの重心が下がり、視線が下に集中してしまうため、

サッチェルバッグのショルダーを外してクラッチバッグとして合わせました。

まるで古いヨーロッパの映画に登場する女優さんのように

クラシカルなムードが素敵です。

 

 

 

今回は、「定番のトップスと小物」という視点で、

秋の装いの小物使いについてご紹介しました。

1年を通してずっと着続けられる定番の服も、

異素材のボトムスや差し色となるハット、シューズをパズルのように合わることで、

旬の装いを作り上げることが出来ます。

空気がひんやりとして秋の服が欲しいなと思うこの季節、

街のショーウィンドーを見ながら新しいお洋服を探す前に

クローゼットの中を見回して、小物使いを工夫することで

自分らしい旬のお洒落を楽しむことが出来たなら、きっと楽しいですね。

お気に入りの服や、旬の小物と一緒に、素敵な秋をお過ごしください。

 

 

 

投稿者: 斎藤 日時: 2016年09月25日 11:00 | permalink

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