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家族の集まる食卓に。冬の食卓の鍋小物。

 

寒い季節に食べたくなるものといえば、鍋料理。

白菜と長ネギをたっぷり入れた水炊きや

味が染みたお肉や鶏団子が美味しいキムチ鍋など。

北風がひゅうひゅうと吹く家路から暖かい家に帰って

家族が待つ食卓につく時の嬉しさといったら。

今回取り上げるのは、冬の鍋料理に使いたいキッチン小物。

定番の土鍋から、あると嬉しい下し金や薬味の道具まで。

美味しく食べて、寒さを防ぐための道具たちが揃います。

 

 

【土鍋で始める冬の食卓】

 

土鍋は私たち日本人の冬の食卓に馴染み深い存在ですよね。

そんな土鍋は素材である土に気泡がたくさん含まれていることで、

一度温まると熱を保ちやすく、火のあたりが柔らかいのが特徴です。

ゆっくりと火が入るので、肉や魚、野菜の旨みを引き出し食感も良くなります。

大きなサイズは煮汁が多くなり、煮る時間も長くなる特徴があるので、

家族の人数や用途を考えて、ぴったりのサイズを選びたいものです。

鍋のサイズには、「号」というサイズ表記がなされることがあります。

これは古い長さの単位である「寸」をベースにした単位で、

生産者や販売店によっても表記方法が微妙に異なり、

ぴったりこのサイズという決まった長さや直径があるというわけではないようですが、

おおよその目安としては

 

5号 直径20㎝前後(1人用) 

6号 直径22㎝前後(1~2人用)

7号 直径25㎝前後(2~3人用) 

8号 直径28㎝前後(3~4人用) 

9号 直径31㎝前後(4~5人用) 

10号 直径35㎝前後(5~6人用)
 

といったサイズに対応しています。

寄せ鍋などの鍋料理なら、1~2人分で直径20-25cmのもの、

2~4人分で直径25~28cmのものがおすすめです。

 

【まずは目止めをしましょう】

 

また、素材、形、風合い、サイズなど、バリエーション豊かな土鍋ですが、

使いはじめは「目止め」という作業を行いましょう。

お米のとぎ汁や、小麦粉を混ぜた水(水カップ1杯に小麦粉大さじ1)を

弱火で10分ほど煮るようにします。

こうすると米や小麦粉の粘りが土肌にしみ込み、ひび割れを防いでくれます。

また、使い始めてからのお手入れのポイントは、使用後によく乾かすこと。

釉薬がかかっているのでちょっとやそっとでは土が劣化したり

水漏れしたりという心配はありませんが、昔ながらの製法で作られた土物の器は、

土鍋に限らず実はデリケート。石を素材とした磁器と比べると水がしみこみやすいので

しっかりと乾かしてから、しまうようにしましょう。

 

 

【美味しいホカホカご飯を食べるために】

 

水炊きにしても、鶏団子鍋にしても、

やっぱり炊き立ての美味しい白いご飯は欠かせません。

そんな時、ぜひ用意したいのが、「おひつ」です。 

おひつは自然素材の木が呼吸し、中に入れたご飯の水分を調整してくれます。

炊き立てご飯の余分な水を吸ってくれるため、お米がベタつくこともありません。

また、必要以上に水分を奪うことがないので炊飯器のように、

ぱさつくこともありませんし、殺菌作用がありご飯を傷めず保存出来ます。

こうして自然素材が活かされたおひつで、いつでも美味しいご飯を食べることが出来るのです。 

おひつは旅館でしか使った事がないという方も多いかもしれませんが、

和の食卓にはぜひ取り入れてみたい一品です。

 

 

【鍋の立役者といえば、薬味】

 

ここで鍋料理をぐっと美味しくするのが、薬味の存在です。

ギザギザとした刃が並んだ金属製の小さなおろし金は、キッチンの定番品の一つ。

一般的に大量生産されたおろし金は、刃が揃っている分

食材の繊維を潰してしまったり、1ヵ所の面だけがおろされてしまいますが、

手作りのおろし金は刃並びが微妙に不規則のため、おろす度に様々な面が当たります。

そのため、食材の向きを何度も変える必要もなく、軽い力で手早くおろすことが出来ます。

そんな大根も生姜も、風味良くおろす時のポイントは、「歯ごたえ」。

大根おろしは水分を含んだままふんわり仕上がり、

固い生姜も必要なときにさっと作れますし、

食材の食物繊維を損なうことなく、口に入れた時に

適度に食感を感じるので、より美味しく感じることが出来ますよ。

 

 

【酒器をゲストに選んでもらう】

 

にぎやかな食卓では、もちろんお酒も進みます。

美味しいお鍋を囲みながら、お酒を注ぎつつ語らうというのも冬の醍醐味ですよね。

親戚やお友達を招いて食卓を共にするというシーンでは、

是非、酒器にも趣向をこらして。

ガラスでも陶磁器でも、様々な色・絵柄の豊富な酒器なら、

選ぶのがぐっと楽しくなること間違いなし。

同じサイズ、同じ絵付けのものでももちろんシンプルで良いのですが、

色違いや素材違いの酒器を用意して、ゲストに選んでもらうというのはいかがでしょう。

お酒の種類を選ぶ前に、器を選ぶというちょっとした趣向も追加されて

より楽しいひと時になりそうですね。

 

 

【琺瑯の鍋一つでも】

 

純和風の土鍋も良いけれど、和洋どちらにも対応できるお鍋が一つ欲しいという方には

琺瑯製の鍋がとてもおすすめ。

琺瑯は、鉄やアルミなどの金属を下地にし、

上からガラス質の釉薬をかけ、高温で焼き付けた素材のこと。

酸やアルカリに強く、色が美しく、手入れが簡単。

臭い移り、色移りしにくい。酸や塩分、錆びに強く長持ちする。細菌の繁殖を防ぐ・・・など

様々な特徴をもった琺瑯はふた付きの保存容器のイメージが強いですが、

とくに中が鋳鉄製の鍋は熱回りが安定しているので、煮込み料理に最適なのです。

琺瑯製の鍋が一つあれば、ポトフやトマト仕立ての煮込み料理のような洋風のお料理はもちろん、

寄せ鍋やすき焼きのような和の鍋料理にも幅広く対応出来ますよ。

また、たとえば写真のように持ち手まで琺瑯素材が使用されている鍋なら、

そのままオーブンに入れられるのが嬉しいところ。

布巾やオーブンミットなどを使って火傷しないように注意してくださいね。

また、程良い厚みの1.6mmのホーロー鋼板を使用しているので、

むらなく熱が全体に周り、熱伝導率が良いのが特徴ですよ。

 

 

【布小物でテーブルを演出する】

 

 

和洋どちらにも対応できるお鍋を使う時は、

それ以外のテーブル小物で和/洋のテイストを演出するのも素敵です。

たとえば、ポトフにバゲット、サラダという組み合わせのお料理なら

フランス産のバスク織物で作られたモダンなプレイスマットを敷いて。

ぐぐっと純和風に、すき焼きや水炊きを食べる家族の食卓には、

同じく純和風の捺染手ぬぐいを。マルチに使える手ぬぐいなら、

小さく折りたたんで鍋つかみがわりに…

食卓で家族銘々の席に置いておしぼりとして…という風に

様々な用途でお使い頂くことが出来ますよ。

大きなお鍋は収納スペースも選びますし、

極力万能なお鍋一つで様々なお料理に対応したいもの。

そんな時こそ、和洋それぞれの味わいを楽しめる小物で彩りをプラスしてみましょう。

 

【関連コンテンツ】

 

▼土鍋を、使いこなす



 

▼美味しい「だし」を楽しむ道具たち

 

▼味と香りに違いが出る、酒器選び







投稿者: 斎藤 日時: 2016年11月10日 00:00 | permalink

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