クリスマスも目前に迫り、その次に待ち受けるイベントはお正月。
慌ただしく過ぎていく毎日ですが、忘れてはいけないのは帰省の際の贈り物です。
誕生日プレゼントなどと違い、帰省の贈り物は
自分が住んでいる地域の美味しいものであったり、
なかなか手に入らないお酒などが多いのかと思いますが、
新年を迎えるにあたり、新調したいものや
人が大勢集まるお正月にそのまま使えそうなものを
持参するのも素敵だなと思うのです。
そんな贈り物のご紹介です。
単に1日が過ぎただけとは言え、
新年はやはり新たな気持ちで迎えたほうが気持ちが良いですし、
そんな気持ちをギフトに託すことも出来るのです。
【遊 中川/花ふきん 3枚セット】
お正月でも日々の暮らしは続きますし、
特に人が集まるおうちではお料理を作ったり片付けをしたりと
大忙しになるのではないでしょうか。
そんな方への贈り物は、奈良の特産品といわれる
蚊帳織りの生地で作られた遊 中川(ゆうなかがわ)の花ふきん。
はじめはパリッとした 花ふきんですが
一度使うと柔らかくなり、次第にしっとりくったりとした
風合いが生まれます。
目の粗い蚊帳生地を2枚重ねにし、丁寧な縫製で作られているため
丈夫でかつ吸水性が高いふきんです。
一般的なふきんの約4倍(58×58cm)という大きさでありながら、
薄手のため広げて干せば、すぐに乾いてくれるのです。
使い勝手が良いのはもちろんのこと、衛生的であることが
求められるふきんにはとても嬉しい点です。
キッチンやテーブルを拭くふきんとしての役割はもちろん、
出汁をとったり、野菜の水気を切ったり、蒸し料理の時に食材を包んだり。
大判なのでお弁当包みにも出来ますし、隠しておきたいものの目隠しにも。
吸水性が良いので洗面所で手拭きタオルとしてもお使い頂けます。
使い勝手の良さと、そして綺麗な色合いの花ふきんは
お年賀や帰省の贈り物にぴったりですよ。
【益久染織研究所/和紡布キッチンセット】
和紡布キッチンセットは、その名の通りキッチンで使うのに
おすすめなタオルのセットです。
抜群の吸水力でお皿を拭いたり、洗剤なしでお皿を洗ったりと、
マルチにお使い頂けるので貰って困ることはありません。
セット内容は以下3点。
◇和紡ミニタオル
◇和紡キッチンクロス
◇和紡ふきんM
益久染織研究所が使用するのは人の手で優しくつむがれていく手つむぎ糸。
手つむぎとは、機械ではなく糸車を使い手で糸をつむぐ手法で、
数千年前から変わらない方法が受け継がれていると言います。
ゆっくりと時間をかけて丁寧につむいだ糸から
生み出された製品は、使い心地も抜群。
肌触りが良いのはもちろん、お洗濯に強いこと、
静電気を起こしにくいことなど嬉しいポイントがたくさんあります。
手つむぎ糸の生地はポコポコと凹凸があり、その凹凸は空気を含んで
ふわふわとした感覚です。手つむぎだからこそ、機械織りにない
不規則性があり、それが実は肌にとっても自然なものなのですね。
【高田耕造商店/紀州野上谷産棕櫚たわし】
お掃除にもお料理の下ごしらえにも使えるたわし。
ゴワゴワと硬くて痛いイメージがあるたわしですが、
高田耕造商店のたわしはそのイメージを変えます。
一般的に流通しているたわしは東南アジアで採取される
パーム(ヤシの実)を原料としていますが、
高田耕造商店がものづくりの素材としているのが、棕櫚(しゅろ)。
棕櫚はヤシ科の常緑高木で、幹を抱くように巻いている樹皮は
腐りにくく伸縮性に富み、古くから繊維を取るのに重宝されていたそう。
棕櫚たわしを手に取ると、繊維のしなやかさを持った、
優しい手触りを体感することが出来ます。
もちろんコシもあるのですが、手に持った時のチクチクが少なく、優しい使い心地です。
勿論、たわしですので、ある程度の硬さ、コシを持ち合わせた素材ですが、
一般的なたわしと比較してみると高田耕造商店のたわしは、棕櫚の優しさを感じます。
キッチン掃除や、お鍋を洗う時に使用するのももちろん
良いのですが、例えばお風呂場で、かかとを洗ったりマッサージ
するのにお使い頂くのもおすすめです。
身体を洗うための、柄の長いものもご用意しているので、
面白い贈り物になるかもしれません。
【能作/箸置 結び】
蝶結びや結切、あわじ結びなど、ひとつひとつ形の異なる箸置き。
どれも「良い兆し、おめでたい印」として古くから親しまれてきた
吉祥文様をモチーフにしており、お正月の食卓にぴったりの贈り物です。
主張しすぎない錫の輝きも、上品な印象でさり気ない華を添えています。
錫は、金・銀に次ぐ高価な金属であり、
酸化しにくく抗菌作用が強いという特性を持っています。
また、金属特有の臭いもしないので、
衛生面が気になるテーブルウェアにはもってこいの素材なのです。
柔らかい素材なので、手で簡単に曲げることが可能で、
お箸がちょうど良く乗る角度に調整が出来ますよ。
【東屋/東屋 折敷 胡桃油仕上】
折敷とは、食器を載せる食台の一種で
形は四角、四方に縁が付いているものを指します。
お盆として、食器を運ぶのに用いることが一般的ですが
東屋の折敷はぜひ一人用のお膳として使ってください。
低めの縁がスマートな印象でとても綺麗な折敷、
豆皿を並べて様々なおせち料理を載せたら
和の雰囲気の食卓が出来上がります。
こちらの折敷は楢の木から作られています。
表面の縁は、職人の高度な技術を要する削り出しによって作られており、
これにより引っかかりがなくすっきりと拭けて、
お手入れも簡単になっています。
仕上げに使っている胡桃油は染みや汚れが付きにくくなるだけでなく、
油の皮膜は水分の吸収や木の乾燥を抑え、
反りや狂いを起こしにくくする効果があります。
サイズは全判、半切、四つ切の3種類です。
全半サイズはお土産として持ち運ぶには少々大きいので、
到着予定日にあわせて直接送るのも良いかもしれません。
【FUTAGAMI/栓抜き 日食】
凛とした佇まいのFUTAGAMI(フタガミ)の栓抜きは、
その用途を感じさせない斬新なフォルム。
栓抜きにこだわる方は少ないと思いますので、
ギフトでこういった、こだわりの素材とデザインのものを
受け取ったらきっと喜んで頂けると思うのです。
栓抜き「日食」は、置いてある佇まいが素敵です。
一見、栓抜きには見えないような形ですが、
使ってみると意外な程に使いやすいのです。
また、その形は、瓶にひっかけておくことができるようにデザインされています。
FUTAGAMIの栓抜きは、他にもデザインがあります。
使われている真鍮という素材、使い始めはピカピカとしていますが、
酸化により少しずつ深みを増し、緑がかったような枯れた風合いに馴染んでいきます。
それからは日々、人の手によって磨かれていき、
素材本来の美しさが増してきます。
使うほどに味わいが増していく暮らしの道具というのは何とも素敵ですよね。
人が集まるとワイワイと楽しい話をしながら進むのはお酒です。
お土産でお酒を持参する人は他にもいるだろうから、
今年は徳利やお猪口など、お酒を楽しむ酒器を
持っていくのはいかがでしょうか。
【上出長右衛門窯/把手付徳利 線文】
ぽってりとしたフォルムがかわいらしい瓢箪の形と把手、
なにより小ぶりなサイズ感が愛らしい逸品です。
和の雰囲気漂う縦縞模様は焼き物としての美しさを
楽しむことも出来、年配の方にも好んで頂けそうですね。
把手により熱燗でも持ちやすくなりますので、
可愛らしさだけでなく機能的にも進化しています。
こちらの徳利は、九谷焼です。
九谷焼というと華美で、まるで美術品のようなイメージがある
焼き物ですが、上出長右衛門窯は日々の暮らしに寄り添うような
デザインの焼き物も手がけています。
手作り・手描きで作られる製品は、彩り鮮やかな上絵付けと
深い発色の染付け、何より丈夫で美しい生地が魅力です。
同じデザインの、把手付盃もありますので、
セットで贈り物にしても素敵ですね。
【嘉久正窯/杯(さかずき)小 矢羽根】
細くて背の高い、スマートなフォルムの杯。
ちょっと呑みたい時にぴったりの容量で、
ビールでも日本酒でも、冷茶でも合います。
描かれている模様は矢羽根柄(やばねがら)。
弓矢は儀礼や祝具、男子のお祝い事に使われた道具で、
また「破魔矢(はまや)」というように、
魔をはらう意味もあり縁起柄として知られています。
長崎県佐世保の三川内焼(みかわち焼)の特徴は
その素地の美しい白さ。
他のやきものに比べて抜きん出ていると言われる滑らかな白で、
繊細な文様がより引き立ちます。
白い肌に澄んだ青い色で描かれる独特の染付は、
呉須(ごす)と呼ばれる藍色の染料で描かれ、
濃淡を活かし、立体感や遠近感が表現されてきました。
【硝子工房 彩鳳/江戸切子 葡萄文様 一口ビール ペア】
特別感溢れる酒器をもう一つご紹介。
薄い硝子に繊細な切子細工を施す、江戸切子。
硝子の透明な部分と、擦って不透明に加工した部分との
コントラストが美しく、お酒を呑みながらも眺めてしまいそうです。
江戸切子本来の伝統を活かしつつ、
現代性も備えたデザインのグラスを熟練の
伝統工芸士の手によって丁寧に仕上げられています。
江戸時代の淡い紫色にこだわり、
切子工芸士が様々な伝統的なモチーフを基に工房独自のデザインを施しています。
上に向かって口が広がる上品なフォルムのグラスで、
「一口ビール」という名の通り持ちやすい小ぶりなサイズです。
化粧箱に入っているので、贈り物にぴったりですよ。
おつまみのお皿には・・・
李荘窯/豆皿
我戸幹男商店/うすびき 皿 黒拭漆
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