1日は24時間。そのうち睡眠時間をおよそ8時間と考えると、なんと人生の3分の1を人は眠って過ごしていることがわかります。さらに一生を80歳で考えた場合、通算およそ27年も眠っていることになるのです。
とても大切な「眠る」時間。今回はぐっすり眠るために、続けたくなる習慣をご紹介します。季節の変わり目で疲れやすくもあるこの時期、一度「眠る」ことについて、じっくり向き合ってみてはいかがでしょうか。
実は、人は体温が下がったときに眠くなるのです。眠る前に身体を温めることで、体温が下がりやすくなり、眠る準備がスムーズに整うと言われています。身体を温めることは、「体温を下げる」ための準備なのです。
■一日の疲れを洗い流すように
理想的な入浴時間は、眠る2〜3時間前。というのも、お風呂で温まった後、体温が下がり眠りやすくなるまでに少し時間がかかるからです。そんなお風呂でおすすめなのが、発汗作用を高めるバスソルト。
エモリエントバスソルト/THERMAE DI SALSOMAGGIORE
エモリエントバスソルトは、肌に潤いを与え、柔らかな素肌に導きながら、心身を優しく包み込みリラックスさせてくれます。発汗作用が高く、たっぷりとバスタブに入れてゆっくり体を休めると、入浴後の身体が芯から温まります。ブランド名である「テルメディサルソマッジョーレ」は、直訳すると「最高の塩を用いた温泉」。 北イタリアのミラノとボローニャの中間にある、実在する温泉の名前なのです。日本にいながらイタリアの特別な温泉にいる気分が味わえるなんて、なんとも贅沢な気分です。
お風呂上がりには、安眠効果があると言われるラベンダーの香りのボディオイルを。
ボディオイル ラベンダー/ Linden Leaves
ボトルの中に浮かぶのは、フリーズドライされたラベンダーとヒエン草。厳選されたニュージーランド産のナチュラルな原料を使用しているので、安心してお使いいただけます。
■お気に入りの一着で温度調節
お風呂から上がり時間が経つと、少しずつ身体が冷えていきます。もちろんそれは身体が眠る準備に入っている証拠でもありますが、風邪をひきやすくなることもまた事実。そんなときはガウンを一枚用意するだけで、簡単に調節できます。
【別注】シャツガウン/Villond
ZUTTOの別注品、Villond(ヴィヨン)のシャツガウン。パジャマや部屋着は持っているけれど、ガウンは持っていない…という方も多いのではないでしょうか。1枚持っておくだけで、温度調節はもちろん、急な玄関先の対応にも活躍します。ウエスト部分の紐を使って、トレンチコートのように前でも後ろでもお好みで結んで様々なシルエットを楽しめます。
■足元こそ温めて
安眠を語るのに「頭寒足熱」は重要なポイントの一つです。第二の心臓とも言われる足を温めることで、身体の血流が促進され、体温が適切に保たれることから安眠につながります。そして、毎日使うスリッパだからこそ、おすすめしたいスリッパはこちら。
メリノスリッパ メランジュ/ FLOKATI
フィンランドの南に位置するリトアニア共和国のウール専門メーカーが作ったスリッパ。なんとウールでありながら丸洗いできるのです。さらに、裏面には滑り止めが付いていて、フローリングでも滑りにくい仕様に。足裏はクッション性が強く、程よく弾力があるので足にぴったりと吸い付いてくれるような感覚の履き心地です。
■一息つくためのホットドリンク
パジャマ:パジャマトップス/益久染織研究所
ガウン:【別注】シャツガウン/Villond
これからの季節、特に美味しいと感じるホットドリンク。寒い季節ならではの楽しみですね。安眠効果があるとされるホットドリンクは、ホットミルク、ホットココア、ハーブティーなど。そんなホットドリンクを飲むとき、お気に入りのマグカップがあれば、使うことが楽しみになって自然と習慣になるかもしれません。
Taika マグカップ ペアセット/iittala
フィンランド語で「魔法」を意味するTaika(タイカ)シリーズ。その名の通り、まるで魔法にかかったような幻想的な世界がマグカップいっぱいに描かれています。カラフルな色使いでありながら、派手すぎないのもこのTaikaシリーズの特徴。おとぎ話にでてくるような少し不思議な動物たちが、凛と佇んでいる様子が印象的です。
身体を温めて眠る準備ができたら、体温が下がるまでの過ごし方も楽しく工夫してみてはいかがでしょうか。
■眠る前は優しい灯りで
私たちは日々、様々な光を浴びています。その中でもスマートフォンやパソコンが発するブルーライトは、脳を活性化させることで有名ですね。「青」という色は目を覚ます効果があり、寝る前に見てしまうと眠る準備ができていた身体が起きてしまうのです。
そのため、眠る前の1時間は画面の眩しい灯りではなく、柔らかで優しい灯りの中、画面から離れることがおすすめ。そうすることで脳がリラックスし、自然と眠る準備に入ってくれます。
道行灯 まる/Fores
道行灯は、真っ白な和紙と明かりを組み合わせて作られているランプ。創業70年の和紙メーカー、林工芸が作り上げました。和紙を通す柔らかな灯りは、眠る前のおともにぴったりです。
形は全部で5種類。和モダンな印象で、どんな場所に置いても不思議とマッチします。
■短い日記を書いてみる
日々のできごとを少し書くだけでも、自律神経のバランスが整い、良質な睡眠につながるとも言われています。
日記を書くということ。それはいつか忘れてしまうであろう記憶を思い出すヒントになります。その日行った場所、鑑賞した映画、会った人とのこと、美味しかったレストランなど。そんな様々なことを書き留めておくのにぴったりなのは、丸川商店の「日事記」という日記帳。
日事記/丸川商店
万年筆:デザイン アンビション ココス(万年筆)/ FABER-CASTELL
「日事記」は、なんと10年分の日記帳。1日1ページ、ゆったりと幅がとられた空白の10行。毎年1行ずつ、その日の思い出が重なっていきます。少しずつ日記帳が埋まっていく楽しみは、使い続けて積み重ねるからこそ実感できるもの。未来の自分へ贈り物をするような気持ちで書いてみると良いかもしれません。
■毎日少しずつ読み進める楽しさ
本は読みたい、けどなかなか時間がとれないといった方は、習慣化してしまった方が簡単にできるものです。
ブックカバー:SIWA×urushi ブックカバー ミナ ペルホネン/SIWA
リーディンググラス:リーディンググラス B-GREEN CRYSTAL/IZIPIZI
SIWA ブックカバーに描かれているmina perhonen(ミナ ペルホネン)のデザイン。可愛らしいピンクではありますが、和紙の風合いが感じられ、大人っぽさもあります。このブックカバーに使われている「ナオロン」という素材も特徴的です。
SIWA×urushi ブックカバー ミナ ペルホネン/SIWA
ナオロンは和紙の風合いを活かしながら、革のように使い込むほどに風合いが増し、味わい深くなっていきます。時間と共に柔らかく手に馴染んでくることが実感できます。
リーディンググラス B-GREEN CRYSTAL/IZIPIZI
2010年、パリで誕生したIZIPIZI(イジピジ)のリーディンググラスは、付属のフェルトケースで持ち運びも簡単。枕元に置いておくのも良いですね。
良質な睡眠につながる本は、詩集や短編集など、区切りがつけやすいもの。ジャンルはハラハラせずにゆっくりと読み進められるものが良いです。推理小説やサスペンスでは脳が活性化してしまいますし、続きが気になる本を選んでしまうとついつい夜更かししてしまうかも。眠る前の一冊を決めて、毎日少しずつ読むことを楽しみにしてみてください。
眠るのに一番身近な寝具。お気に入りの寝具があれば、その寝具に包まれることで眠るスイッチも入ります。
和紡ブランケット/益久染織研究所
益久染織研究所(ますひさそめおりけんきゅうしょ)の和紡ブランケットは、厚地と薄手ガーゼを両面に使い一枚に重ねた、リバーシブルのブランケット。夏はガーゼを肌側にしてタオルケットの代わりに、冬は厚地を肌側にして毛布の代わりになる優れもの。人の手で優しく、ゆっくりと紡がれたブランケットは、包まれるだけでなんだか安心してしまいます。
そして最後に。明日の自分のために、目覚まし時計のセットです。
携帯のアラームを目覚まし代わりにしている方も多いかと思いますが、実は枕元にスマートフォンを置くことは、脳にあまり良くないと言われています。置き時計の定位置を枕元にしておけば、アラームのセットし忘れも防ぐことができます。
リキアラームクロック/渡辺力
日本を代表するプロダクトデザイナー、渡辺力さんのデザインは、なんといっても「シンプル」。そのシンプルさが、ずっと使い続けたくなるポイントかもしれません。フェイス部分上部、11時と12時の間には小さなライトが付いているので、灯りの少ない寝室でもすぐに時間がわかるところが頼もしいです。
気がつけば10月も目前。キャンプや紅葉狩りなど、アクティブなイベントが目白押しな秋は、これからどんどん深まっていきます。そんなアクティブな秋を過ごすには、毎日の睡眠はとても大切。新しい習慣も、お気に入りのものがあれば心強いです。
秋の夜長を楽しみつつ、ぐっすりと眠って新しい1日に備えてください。
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