お客様係が、お客様の疑問にお答えしていくシリーズ。今回は"レザーメッシュバッグ"についての、ご質問です。
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レザーのメッシュバッグ、良いですね。最近ではかごバッグも目隠しの布をファーやストールにすることで、夏だけでなく1年中使えるイメージを持たれていますが、個人的にはレザーのメッシュバッグこそ一年中使える優秀バッグだと思います。今回は「重い荷物を入れてすぐに型崩れしてしまわないか心配」というお客様に向けて、ある実験をしていきたいと思います。
まず、気になるのはバッグの「耐堅度」についてですが、実はブランドやメーカーでその基準は様々なのです。今回はZUTTO独自の調査のため「実際にものを入れてみて、見栄えが悪くならない限界の重さ」を調査しました。
使用するのは、Dragon Diffusionの【レザーメッシュバスケット スモール】と、RENの【GOAT メッシュバッグ S】。実はどちらも約350gと超軽量なレザーバッグなのです。Dragon Diffusionのレザーメッシュバスケットは、水牛の革を使用して、インドの職人さんたちが手作業で編んだレザーバッグ。日本ではあまり馴染みのない水牛の革は、手触りは牛革に似ているものの、一度洗いをかけて何年も使ったようなくったりとした表情を持っています。もともとくたっとした印象なので、重たいものを入れるのは心配な気もしますが・・・。
バッグには【約900g】までの重さの荷物を入れることが出来ました。(写真:入れた状態)開口部の縁がしっかりと強化されているので、1kg近い重さにもバッグ上部は歪みませんでした。入れてみた感想として、意外と重たいものでも大丈夫なんだなという印象。900gというと、スマートフォン、長財布、350mlのペットボトルと、個人差もありますがメイクポーチも入れられる重量。ただ、心配な点としては、持ち手が細いため、長時間重い荷物を持ち歩くのには向いていないということ。肘にかけると少し食い込むように感じたので、できるだけ荷物が軽い時に使うのがバッグにも自分自身にも良いかもしれませんね。また、バッグ底部分はずっと重たいものを入れていると徐々に広がってきそうな印象を受けました。ただ、元々水牛の柔らかい雰囲気があるので、くったりとした風合いを楽しむように愛用するのが良さそうです。
次は、RENのGOAT メッシュバッグ S。このゴートメッシュとは、タンニン鞣しの山羊革を石畳編みという手法で編み上げたRENオリジナルメッシュレザー。丈夫で型崩れしにくいという特性を持ち、使い込むほどに柔らかく馴染んで艶が増し、深みのある色合いに変化していきます。
荷物を入れてみたところ、約1.3kgの重さまで綺麗に持つことが出来ました。特に持ち手部分は全く伸びる気配がなく、形もそのまま。このサイズで通常の約5倍のレザーを使っているというのも納得の頑丈さです。1.3kgならば、お財布、スマートフォン、化粧ポーチにペットボトル、そしてお弁当だって入れられそう。特に底のマチもしっかりしているので、お弁当がグラグラする心配も少ない印象を受けました。実は、以前RENの方に話を伺った際に、「伸びない方向でレザーを裁断しているため、縦方向に伸びてしまうような型崩れはしにくいと思います。実際一年近く使っていますが、まだ伸びる気配はありませんよ。」とお墨付きを頂いたバッグだったのです。
くたくたとした表情がカジュアルかつ女性らしいDragon Diffusionのバッグ、質実剛健でナチュラルなRENのバッグ。どちらも長く大切に使って頂けるよう、職人さんが丹精を込めて編んだバッグです。コーディネートの印象をぐっと変える力を持っているレザーメッシュバッグはレザーバッグとして作られている以上、経年変化は避けられないもの。まず心配せずにどんどんコーディネートに取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回検証に使ったバッグ
>>レザーメッシュバスケット スモール Black / Dragon Diffusion
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