ZUTTOの商品を誰よりもチェックし、誰よりも知っているスタッフが、お買い上げしたものを熱くご紹介する、お買い上げレビューが始まりました。今回はちょっと感動するほどの暖かさの、ウールミトンのお話です。(スタッフM)
実は手袋が苦手でした。それでも冬は寒くて手が真っ赤になってしまうので、手頃な値段のニット手袋を買い、とりあえずワンシーズン使い倒そうと思っても結局すぐ使わなくなってしまうのです。着脱が煩わしくてカバンに入れたままになっていることもしばしばでした。毎年買ってもどうにも定着せず、自分には手袋はむいていないのかな・・と悩み。今年はZUTTOでも特に手袋の種類が多く、自分の気に入ったものも多かったので、一度その理由を分析して、新たな手袋にチャレンジしてみることにしました。
【手袋を着けたくなかった理由?】
・「面倒臭い」:外にいるときにスマホで地図を確認したり、ちょっとメールの返事を返したいとき、いちいち外すのが面倒に感じる
・「見た目がよくない」:毛糸の手袋はすぐに毛玉になり、へたってしまい、見た目が気に入らずしまったままになる
・「そもそもそんなに暖かく感じない」:安い手袋だとニットの隙間から風が入り、防寒はできても、そんなに暖かくはならない
挙げられるのはこの3つの理由でした。これらを満たしてくれ、またはどこか妥協しても良いと思えるほどのカワイイデザインのものがないかな?と思っていたところ、このウールミトンに出合いました。
購入したのは、このウールミトン(リュッケセレ)
手袋じゃなくてミトン?使いづらくない?などと疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。ウールミトンの良いところは、【サイズがアバウトでも大丈夫】、【付け外しが楽】なところです。まさか手袋を付けることすら渋っていた自分がミトンを買うとは思ってもいませんでしたが、実際に使ってみると、すごく便利でした。
手袋は外すときに指の部分がくるんと中に入ってしまい、いちいち外したり着けたりするのが面倒だなあと思っていましたが、ミトンならすっと脱いで、すぐに装着できます。また、指までカバーしてある手袋は毛玉になりやすい(指と指の間が擦れる)のですが、ミトンは摩擦になる部分が少なく、凹凸も少ないので、毛玉になりにくいと思いました。使ってきて表面が毛玉になりそうかな?と思ったら気軽にブラッシングできるのも良いポイント。
また、追加で良いなと思った点は、サイズ感。このミトンは目安身長は153-180cmで、男女兼用にもできる大きさです。自分自身、女性の中では手が大きい方なので、女性用と謳われる手袋は少し小さく感じることもあり、着用できるサイズがあったのも嬉しかったです。ミトン自体は、ちょっと大きめ。特に女性だと「大きい!」とびっくりしてしまうかもしれません。でも大丈夫、羊毛の特性上、水気に触れると縮み、手を入れるとその形に馴染んでいきますので、その人に合ったサイズにどんどん調整されていきます。最初女性だと少し大きく感じるかもしれませんが、一度お洗濯して、少し我慢して使い続けてみてください。男女兼用なので、パートナーの贈り物や、お揃い(柄違い)も可愛いです。
購入して一年経っていないので、未洗濯。個人的には少し大きいかな?と思う程度のサイズ感です。(スタッフ身長165cm)
そして何より、このミトン本当に暖かいんです。
手に持ってみると、しなやかな厚みを感じます。ミトンにはタグで【注意!暖かいミトン】と表記されているほど、寒い北欧でも防寒用手袋として評価されています。秘密は、4重構造、外側はメリノウール100%、中に保温効果の高いシンサレート素材、ソフトウォーム素材を使い、内側はトリコットと呼ばれるフリースのようなふかふかした素材になっています。蒸れにくく暖かい作りなのですが、暖かすぎて、真冬の都内で外にいても汗をかいてしまうこともあるくらいです。冷えた手に付けても、しばらくすると自分の体温でじんわりと温まります。
スマホを使える手袋や、ハンドウォーマーも検討しました。でも、スマホ手袋はやっぱりタッチ操作が不便だし、ハンドウォーマーは手先が冷たくなります。二兎を追う者は一兎をも得ず、とも言いますし、せっかく着けるなら、100%暖かいものをと思い、購入したのが、こちらのミトン。手元が暖かいと、こんなに身体が温まるんだなと、改めて感じることができました。外は寒いですが、お散歩も楽しくなり、今日も一駅歩いて帰ろう!と、よく歩くようにも。急ぎで確認したいことがあると、道端でもスマホでメールを返信していたのですが、それもこれを機に控え、必要な時はミトンを外して、安全な場所で返事するようになりました。
この暖かさに感動して、自転車で通勤している友人に柄違いをプレゼントしようか検討中です。自分用としては地味目なコートが多いので差し色になる赤の【リュッケセレ】を購入しましたが、【エークスヘラード】も【スカフテ】も北欧らしさたっぷりの柄でどちらも素敵です。表裏の柄が違うのも洒落ているなあ、と、自分の手袋ながらジロジロ眺めて嬉しくなる日々です。もし、歩いたり自転車に乗ることが多い方で、手袋難民の方がいらっしゃったら、検討してみてくださいね。