AVANI(アヴァニ)とは、ヒンディー語で「大地・地球」という意味。
AVANIの製品は、「自然との共生」をテーマにヒマラヤの麓、インド・ウッタランチャル州の山岳にある村の職人たちが、 ショールやストールなど、野生の繭玉や野草といった自然の恵みから、一点一点手作りしています。
AVANIの製品は、すべて自然の素材から作られています。 素材は、ヒマラヤの麓に自生する草木、野生の蚕が作りだした繭玉。
ひとつひとつが、生態系に配慮し感謝しながら、大切に集めら れています。持ってみるとその軽さに驚きます。そして、繊細ながらも存在感のある風合い。巻いてみるとわかる、ほっとするやさしい肌触り。
AVANIの製品は、糸をつくる手紬から機織りに至るまで 村の職人たちがすべて手作業で行い、伝統技術が随所にいかされています。
商品は、一点一点がオリジナル。
あなただけのデザインを探す楽しみがあります。
日本では、見ることさえ難しくなった野生の蚕ですが、自然豊かなヒマラヤ山麓の麓では、今も様々な種類の野生の蚕を見ることができます。AVANIでは、シルクを得るために蚕を飼うことをせず、自然へと巣立ったあとの野生の蚕の繭殻を集めて、それらを製品作りに必要な素材にしています。
AVANIの、自然の生態系を崩さず人と自然が共に共存する理念がここに表れています。
拾い集めた繭を手で開き、ゆっくりとほぐした後に、手で紬いでいきます。通常、繭玉は蚕から成虫にならない間に取り除きます。それは、蚕は成虫になると繭を破って出てくるために、つながっていた絹糸が切断されてしまうからです。村に伝わる手紬ぎの技術は、その破れた糸を紡ぐためにあります。
そのおかげで、蚕を殺すことなくその恵みだけが得られます。熟練された手紬ぎは、決して機械では得られない独特の温かい風合いを製品にあたえてくれます。
AVANIで使われる色のほとんどは、ウッタランチャル州の山岳部に自生する草木から作られています。その草木も、染色のためだけに刈り取るのではなく、日常の伐採時にでる草木を活用できるよう、日々研究しています。
今では、彼らの頑張りのお陰で、実に100種類もの自然から生まれた色を選べるようになりました。
AVANIの製品は、すべて山岳の村で作られています。そのお陰で村の若い女性を中心に取り組みが始まり、廃れかけていた機織りは復活し、村の伝統技術は、今後も継承されていくことになりました。出来上がった温もりのあるシンプルなデザインは、世界中を虜にしています。
今では、AVANIの製品を作ることは、彼らの貴重な収入源になっています。
製品のブランド名でもあるAVANI(アヴァニ)は、ヒマラヤの麓、インド・ウッタランチャル州で山岳部に住 む人々と共に「自然との共生」をテーマに活動を行うNGOの名前です。 AVANIは、インド・ラジャスタン州のNGOで、電気の通らない村に太陽光システムの導入を行っていた二人、 ラシュミとラジュニッシュが1996年に設立しました。
AVANIが活動を始めた1996年当時、山岳部の村には、電気が通っていませんでした。 そこで、ラシュミとラジュニッシュは、まず、ソーラーシステムと自分たちが培ってきたその技術を村の人々に提 供し、持続可能なエネルギーによって約1700世帯が電気のある生活を送れるようになりました。
しかし、この山岳部の村には電気の問題だけではなく、もっと大きな問題があり ました。 それは、家族がばらばらに生活をしなくてはならないということでした。村には 仕事がないため、男性は都市部へ出稼ぎに行き、慣れない生活に身を置きながら、 低賃金での重労働を強いられていたのです。
それからのAVANIは、村に収入源となる場を提供し、彼らが定期収入を得ることで、 家族が一緒に生活をできるようにすること。そして、彼らが寄付やボランティア に頼らない、自立した生活を送れるようにすることが目標になりました。
ラシュミとラジュニッシュは、家族が一緒に村で生活できるように、村で働く方法がないか考えました。 そして考えついたのが、自分たちが担当していた周辺地域の電力を支えるソーラーシステムを整備する仕事と、 身近にある安心な素材を使った伝統的な機織りでした。 自然と村の人々の生活につながりを持つ素晴らしい仕事です。 そして、AVANIは仕事の整備をすすめ販路を開拓しながら、村の人々に職業訓練を行いました。
AVANIが村の人々と共にこのプロジェクトを始めてから、10年が経とうとしています。 今、村の女性たちは副収入を得ることができ、男性はシステム技師として村で仕事が出来るようになり、 村の人々の生活には活気が見られるようになりました。最近では、女の子を学校へおくる家庭も増えました。 これは、10年前では考えられなかったことです。
村人たちは、自然や生き方といった自分たちが持っている大切なものを活かし、 自覚と責任を持って作り上げた幸せに、 生きがいを感じています。
AVANIが取組むべき課題はまだまだ山積です。しかし、ここまで来れたことに感謝をしながら、 これからも自然の生態系を崩さず、人間と自然が共存する世界をつくれるよう、 村の人々と一緒に活動を行っていきます。
AVANI(アヴァニ)は、ヒマラヤの麓、インド・ウッタランチャル州で山岳部に住む人々と共に「自然との共生」をテーマに活動を行うNGO。電気の通らない村への太陽光システムの導入を行っていた、ラシュミとラジュニッシュによって1996年に設立されました。
しかし電気が通っても村には仕事がなく、男性が低賃金での重労働をするために都市部に出稼ぎに行き、家族がばらばらに生活を送るという状況が続いていました。そのためAVANIは、周辺地域の電力を支えるソーラーシステムを整備する仕事と、身近にある安心な素材を使った伝統的な機織りを、村での収入源として提供しました。村の人々が定期収入を得ることで、家族が一緒に生活をできるようにすること、そして寄付やボランティアに頼らず、自立した生活を送れるようにすることを目標にプロジェクトが始まってから10年以上が経過し、村の人々の生活には活気が見られるようになっています。
→AVANI Report 記事はこちら
はじめまして。AVANIのラシュミとラジュニッシュです。 今回、日本のみなさんにAVANIの製品を紹介する機会を得ることができ、 大変うれしく思っています。野生の蚕を手紬ぎして作るシルク、自生する草木から得た染料、 そして伝統技術である機織りから生まれた使い心地は、世界中で高い評価をいただいています。 手入れさえしていただければ、末永く愛用していただける製品ですので、 きっと、日本のみなさんにも満足していただけると思います。ぜひ、この機会にお試しください。
■ AVANIについての詳しい情報はこちら
» AVANI [海外サイト]
» AVANI [日本公式サイト]