ずっと使いたいモノ、置いてます。

妥協のない丁寧なつくり

使い込む程に表情の変化を楽しむことのできる天然素材を選び、時間の経過と共に自分らしさを纏っていくSEIL MARSCHALL（サイルマーシャル）の製品。使うことで消費しない、経年変化を楽しみながら丈夫に使えるバッグからは、「買っては捨てる」という大量消費・大量廃棄のサイクルから一歩抜け出してみよう、そんなメッセージを感じました。

今回は、そんな何年先も共に人生を歩みたいと思えるSEIL MARSCHALLのアイテムの中から、クラシックなルックスと使い勝手の良さが魅力なバックパックのご紹介です。

丈夫で頑丈な造り

トラディショナルな印象の2本ベルトと、無骨な素材感。バックパック MINI-CANOE PACKは、本体に綿100％を使用した肉厚なヘビーウェイトコットンキャンバス生地を、ストラップには使い込むと艶が上がってくる牛革（サドルレザー）を採用しています。トップには、ピッケルホルダーを備えるなど、アウトドアやハンティング用としてバッグの製造を始めたSEIL MARSCHALLらしさが垣間見え、フロントの配されたブランドネームと共に小さなアクセントとして活きています。

負荷のかかる部分にはコッパーリベットが施されています。さらに、肩への負担を軽減するためにショルダーストラップにウールフェルトが内蔵されていたりと、丈夫さと使いやすさへ妥協がありません。大きさはA4サイズの書類が余裕を持って入るサイズ感ですので、通勤、通学などにもぴったり。メインの収納部分には、展開式の仕切り付きです。また、開口部には紐が通っており、荷物の量に合わせて絞り具合を調節いただけます。

天然素材にこだわり全てハンドメイドでものづくりを行うSEIL MARSCHALL。生み出されてる製品には、一つ一つ色合いや風合いに個性があります。素材ができる限り無駄にならないよう、レザーには印字が残っているものも。そこがSEIL MARSCHALLの製品の良さであり、一点もののような価値を秘めたバッグには自ずと愛着も湧くように感じます。真鍮のパーツにベジタブルフルタンニン鞣しの厚みあるカーフレザーなど風合い豊かな素材を使うことで、使うほどにどんな風に変化していくのかと想像するのもこのバッグを使う楽しみの一つ。より長く沢山使いたいと思わせてくれるバッグなのです。

捨てる、を前提としないものづくり

「使うことで消費してしまわないもの」、「オーラがあって、経年経過をあなたがともに楽しめるもの」、「丈夫で修理をしながらでも使い続けることのできるもの」をポリシーにものづくりを行う、SEIL MARSCHALL（サイルマーシャル）。ドイツの自社工場で、すべての商品を100%ハンドメイドで生産し、ドイツ製の質実剛健な品質にこだわるブランドです。

SEILとはロープの意味。その名の通り、1896年にドイツで設立された、ロープの生産からスタートしたメーカーです。工業用のワイヤーロープや登山などで使用されるロープなど100年以上に渡って製造を続けていますが、80年代後半から主にアウトドアやハンティング用の商材として、バッグの製造も自社工場でスタートさせました。

創業以来家族経営を続けており、会社の規模を大きくすることよりも品質を保つことに重きを置いています。製造では今もなお職人たちの手縫いの部分を残しており、品質への強いこだわりが感じられるSEIL MARSCHALL（サイルマーシャル）。修理をしながら長く使うことができ、さらに使うほどに愛着が湧いていくものづくりを続けるブランドです。