ずっと使いたいモノ、置いてます。

心までホッとする

空気を含んだ柔らかいラムウールが体を包み込むYONETOMI NEW BASIC（ヨネトミニューベーシック）のカーディガン。肉厚のカットソーの上にも羽織ることができるオーバーサイズシルエットで、肩を落としたゆるりとしたシルエットが特徴的です。

創業以来ニットテキスタイルの技術開発に取り組み、その類を見ないクオリティで高い評価を受けている老舗メーカー、米富繊維株式会社から生まれたYONETOMI NEW BASIC（ヨネトミニューベーシック）。「新しい日常」に寄り添うベーシックなアイテムを、着る誰もが納得する一枚に仕上げるために、生地や製法、着心地といった全てにおいて妥協を許しません。そんなYONETOMI NEW BASICから今回ご紹介するのはユニセックスのソフトラムウール カーディガン。素材が生み出す、虜になるようなソフトな肌触りと暖かさは、心までほっとするそんな優しい着心地です。

製法と素材が生み出す軽快な着心地と見た目

ソフトラムウール カーディガンはミドルゲージニットにも関わらず、しなやかで軽やかな着心地を実現。重さで肩が凝りにくく、それでいて保温性に優れるので真冬の防寒にもつい手に取ってしまうようなカーディガンです。一編み一編みを丁寧に編まれたカーディガンは、ゆったりとしたリラックス感のあるシルエット。襟から前立てにかけてはニットに厚みを持たせ、着たり脱いだりを繰り返しても簡単には拠れないという、丈夫で長く着るのにも安心な作り。袖口や裾、さらにはポケットまで施されたリブ編みがさりげないアクセントになっています。シンプルなデザインなので手持ちの服とも合わせやすく、これから先も長く愛用できる一枚です。ゆったりしたサイズ感ですが、軽くてもたつくこともなく、着膨れして見えないので綺麗に着こなせます。ユニセックスな定番デザインの大きめサイズですので、男性にもおすすめしたいカーディガンです。

原料はオーストラリア南東部クーマ地区の豊かな牧草地で育つ、メリノ種優良血統の生後5～7ヶ月前後の仔羊から刈り取られた羊毛を使用。柔らかくしなやかで、光沢や保温性に富んだラムウールになっています。毛と毛の間にしっかりとした空気の層ができる高品質な素材なので体温を逃さずポカポカと優しい暖かさを感じます。

どれも色鮮やかな発色が美しく秋冬の装いにぴったりな色味で、コーディネートにも選びやすい一枚。丁寧な編みを感じながらいつまでも着続けたいカーディガンです。

ニットの産地、山形から

山形県⼭辺町は、農家の多くが蚕を飼っていたこと、政府が農村の副業に羊の飼育を奨励したことによって、各家庭で糸を紡ぐなどして生計を立てていたことから繊維産業が発展した地域。一時期は数多くのニットメーカーが存在していましたが、海外での生産が増え工場の数は減っていったのだそう。そうした中、高度なニットテキスタイルの開発技術などを研ぎ澄ませながらセーターを編みつづけてきたのが、1952年創業の米富繊維株式会社です。

素材開発から商品開発、量産に至るまで山辺町の自社ファクトリーにて一貫して行っており、新しい素材があると聞けば先駆けて取り入れ、新しい製品づくりに積極的に励み、良いモノを、良い環境の下で楽しく明るく産み出したいとの思いから、編み立てコンピューターの1号機を導入し、日々様々なテキスタイルを開発してきました。全自動横編機が計43台と、日本一、世界でも有数のローゲージに特化した生産体制を誇ります。

創業者は「ニットは夏に着れない」という定説を覆すために試行錯誤を繰り返すこと2年、生み出したサマーセーターの製法を産地内で潔く公開したそうで、それまでのセーターと⾔えば秋・冬に限られ、操業も半年間だけであったメリヤス産業が年間を通して操業が可能となるなど大きな変革をもたらしのだそう。現在も、歴史と伝統にあぐらをかくことなく、表現方法を模索し続けています。そんなメーカーが、長年に渡って蓄積されてきた開発技術を駆使し、ベーシックを追求するニットプロジェクトがYONETOMI NEW BASIC（ヨネトミニューベーシック）。「ありふれたもののなかからどこにもない個性を編み出すこと」を目指し、ファクトリーだからこそ可能な気の利いたディテールやさり気ないアレンジを加えた、「新しい日常」に寄り添うベーシックを生み出しています。