ずっと使いたいモノ、置いてます。

とろける手触り

ふわり、とろりと柔らかなC.T.plage（シーティー・プラージュ）のラクーンフォックス ハイネックプルオーバー。一見スタンダードなシルエットのセーターですが、身に纏えばデザイン、素材、品質に至るまで、緻密に計算されたものだと実感できる一枚です。ほっこりと暖かく心地よいのは、そうした細やかなこだわりと気配りが詰まった、自分のために作られたような安心感があるからなのかもしれません。

ラクーンとフォックスの柔らかな着心地

ラクーンとフォックスの、ふわっとした気持ちの良い触り心地のこちらのプルオーバー 。独特の柔らかさを持つラクーンに、とろけるような肌触りのフォックスが混ざることで、より柔らかくしなやかな質感を叶えています。度詰めのニットだとずっしりと重みを感じるものも多いなか、やや甘めに編まれているのでとても軽く、さらに保温性にも優れている優秀なセーターです。さらに、冬に困る静電気の発生を抑える帯電防止の加工も施されているという、使い手のことを考え抜かれたつくり。機能面においても、嬉しい一面を持ち合わせています。

軽い着心地なのでコートも羽織りやすく、一枚で春や秋からも着られますし、冬にはコートやマフラーと合わせてしっかりと防寒できたりと、幅広い季節でご着用いただけます。ボリューミーなネックや長めの袖丈・着丈と、すとんと落ちるように描かれた身幅のシルエットが丁度良いメリハリを生み、大人の雰囲気が感じられるセーターになっています。

カラーは、メランジカラーが愛らしいPALE PINKと、爽やかなSAX、落ち着いた色合いのKHAKIの3色を揃えました。モノトーンが多くなる冬のコーディネートを明るくしてくれる、出番の多くなる一着になりそうです。

ヨーロッパにもファンを持つ日本のニットブランド

2007年にスタートしたC.T.plageは「何気ないけれども存在感のあるニット」をコンセプトに持つニットブランド。日常に着やすいシンプルなデザインの中に、他にはないニュアンスをシルエットに加えています。できる限り手洗いが可能なように糸から工夫して仕上げていくことなど、取扱いについても配慮している非常に肌触りの良いニット。日本人女性ならではの細やかな気配りが反映されたニット製品は、老舗のニットブランドがひしめき合うヨーロッパにおいても、しっかりとファンを獲得しているのです。

デザイナーの諏訪直美さん金谷美加子さんは共に、日本のニット業界で長年企画に携わってきた女性たち。『服そのものを形にする事を考えて仕事をしたいと思った時、素材や糸から選んで企画できる仕事がニットデザイナーでした。一本の糸から商品になる過程で、その人なりの考えが商品に現れる事がとても楽しく感じられます。一見普通の形でも、意識と捉え方を変えるだけで形ができるのがニットプランニングの醍醐味。着易さだったり心地よさだったりと、着る人の五感に触れる事もデザイナー冥利に尽きる事の一つです。』
そう語ってくださったデザイナーのお二人は、デザインだけでなく商品の本質を追求すべく、素材の特性を活かしたパターンや生産プロセス、オリジナル素材の開発など、実に多岐に渡る業務を行い、シンプルでありながらも非常に着心地の良いデザインを実現させています。

また、糸の段階から仕上げまで全てに責任を持って企画する事で、時間や場所も考慮しながらの長く時間をかけた素材の手配を行っています。
例えば色を出すことに関しては、できるだけ糸に負担がかからないように、糸での染めではなくワタの状態での染めを行います。特に秋冬素材の場合は殆どをワタの状態で染めているのだそう。糸で染めたものとワタの段階で染めたものとでは、着こんでいくほどに差がでてきます。特に黒い色のものは顕著に表れます。

沢山の時間と手間をかけて実現するにもかかわらず、そのこだわりをとてもさり気なく表現するC.T.plageのニットは、着心地やシルエットに他とは一段違う良さを実感できます。着続けて気づくことも多いだけに、特に沢山の服を着てきた経験豊富な大人から多くの支持を集めるブランドです。