ずっと使いたいモノ、置いてます。

食卓の中心に置きたい栓抜き

ひょうきんなウッキーポーズにこの無表情。そのアンバランスさがクスッとさせられる栓抜 猿は、まるで昔話に登場してきて、川岸向こうの誰かに合図を出しているかのようにも見える長閑な栓抜きです。

こちらの栓抜きは、日本の伝統的な製法や道具をユニークでモダンなデザインと掛け合わせて、多くの人の心に触れるようなアイテムを作る炭谷三郎商店（スミタニサブロウショウテン）のもの。
鋳物らしい重厚感がありながらも、柔らかで素朴なフォルムに親しみを感じさせ、食卓の中心に置きたくなる栓抜きは便利なもので溢れる今の時代に、ゆとりと余白を与えてくれるような存在です。

工芸は素材を抜きに語ることはできない

栓抜 猿のデザインは、長年素材に向き合いながら、移り変わる時代における工芸や創作の在り方、人と物との関係を問い続ける馬場忠寛氏が手掛けました。日本クラフト協会理事長を務めるなど、デザインの普及につとめ、地方産業と提携した新商品の開発も行ってきた馬場忠寛氏。機能面に優れた伝統的手技と先端技術で、生活文化の向上や新しい関係を構築することを心がけながら南部鉄器のデザインにも長く取り組まれ、その作品の多くは1970年代に誕生しています。当時と変わらぬ方法で再び製造され、馬場氏のユニークでモダンなデザインが今も暮らしの中で彩りを与えてくれています。

暮らしの中で息づくデザイン

猿の手を支点に、頭を王冠に引っ掛けて使うユニークなデザインの栓抜 猿。しっかりと重みを感じられるこの栓抜は、南部鉄器で作られたもの。17世紀ごろから岩手県盛岡市と奥州市で作られてきた鉄鋳物である南部鉄器は、手に持った時の重量感や質感、その優れた品質から暮らしの道具として長く愛用されてきました。

丸みがあり可愛らしくデフォルメされた猿は、インテリアの一つとして部屋に飾っておいても違和感なく、栓抜きであることを忘れてしまうほど。一般的に工芸品というと、鑑賞して楽しむ要素の方が強いですが、南部鉄器製のこの栓抜なら気軽に使うことができ、暮らしの中で息づく道具本来の使い方ができそうです。使い続けて愛着と味わい増す栓抜きは、いつまでも家族を見守っていてくれる存在に。
ギフトとして贈りやすい箱に入っていますので、誕生日プレゼントやお世話になった方へのお礼にもおすすめでです。また、自宅でお酒を楽しむお父さんや男性へも晩酌のお相手にお猿さんを選んでみてはいかがでしょうか。

｢くらし｣を提案できる商品

伝統的な製法で日本の道具や模様を大切にしながらも、身近な動植物をデザインに取り入れて、ユニークでモダンなものづくりを行う炭谷三郎商店（スミタニサブロウショウテン）。クラフトデザイナー・作家と共に企画・制作し、和の道具にとどまらないインテリア性の高いアイテムたちは、老若男女問わず世界中の人から愛されています。
また、使い続けることで味わいが深まるものを作り出すことに力を入れているブランドでもあり、使用する素材や加工方法にもそのこだわりが感じられます。

そんな道具たちを生み出せるのは、使い易さや便利さだけでなく、使う人が「楽しい」と思えるかということに重きを置いているから。炭谷三郎商店（スミタニサブロウショウテン）は、美術工芸品や金属クラフトを通じて、心と暮らしが豊かになるような暮らしの道具を提案し続けています。