ずっと使いたいモノ、置いてます。

ボタニカル色でナチュラルに

上質なコートに欠かせない、素材へのこだわり。アウターは特に人目につくものだからこそ特に素材選びを妥協しません。従来のナイロンのイメージを変える「Onibegie（オニベジ）」で仕立てたＺＵＴＴＯのオニベジナイロン フーデッドコート。コットンライクな手触りのナイロンの良さを生かしながら、天然色素による合繊染色ならではのナチュラルさが表現されている珍しい生地を使い、カジュアル可愛いコートが完成しました。

絶妙なニュアンス

このコートに使ったオニベジナイロンとは天然色素の力を借りて化繊を染色したハイブリット素材です。今回ZUTTOが選んだ2色は、タマネギの皮から抽出したケルセチンをベースにして、イチジクと藍、それぞれの素材の色を組み合わせて作るオリジナルブレンドの天然色素を使った染料で染められています。こちらの素材はいかにもナイロンというツルツルとした質感が抑えられ、見た目にも手触りにもシャリシャリとした洗い晒しのコットンのような落ち着きのあるコートになりました。気持ちいい清涼感のある肌触りにイチジクや藍の天然色素の色。一見不思議な組み合わせにも思えますが、絶妙なニュアンスを含んだこの色味がなんとも言えない魅力を感じさせます。

【イチジク】イチジクを使って染め上げた愛らしいベージュ。古代ローマ時代から甘味源として親しまれ、不老長寿の果物と言われているイチジク。甘くて芳醇、まったりとした果実で、一説では、旧約聖書に登場する「アダムとイブ」が初めに食べてしまう知恵の樹の実はこのイチジクだったともいわれているのだとか。豊かな実りの象徴です。

【藍】デニムのような奥行きのあるネイビー。藍は言わずと知れた美しいブルーの染料です。古来から世界の至る所で使用され、古いものでは紀元前4500年のインダス文明でも使われていたという長い歴史があります。落ち着きのある深い色味は大人の気品を備えています。

化学染料だけでは表現できない繊細さと味わいのある風合いが特徴で、デニムのように味わい深く経年変化していく天然色素ならではの楽しみがある生地です。ハリがあり、中肉厚ながらも軽くて爽やかな着心地は、季節の変わり目向き。少しずつ暑くなっていく時期や、通学・通勤時の体温調節にも嬉しい軽さで、脱ぎ着しやすいコートです。

素材とデザインが相まってまるでワークコートのような雰囲気のあるフーデッドコートは、コーディネートに合わせやすい一着。すとんとシンプルなデザインなので、ボーダーやチェックなど柄の入ったウェアの上に羽織ればすっきりとまとまり、シャツなど綺麗めなコーディネートの上に着てもかっこよく決まります。無機質なイメージのあるナイロンだけれど、イチジクと藍の天然色素が合わさり優しく柔らかな印象に感じさせる、不思議な魅力のオニベジナイロン フーデッドコートです。

長く着たいと思える洋服を求めて

日々移りゆくファッショントレンドの中で、次々に生み出される新しいデザインを身につけて、『これからはもっと、ずっと良いと思えるデザイン、愛着のもてる服を求めていきたい』という思いに辿り着く方も多いと思います。そんな方々にも満足していただけるものを目指して 、ZUTTOのオリジナルウエアを製作しています。
トレンドの中でも長く続く時代感を見極めながら、着用時の見え方・着心地・着こなしやすさ、気候などに対応する過ごしやすさなどを熟慮。生地、パターン、一つ一つの仕様の工夫（素材・色柄・シルエット・ネックやアームの開き・ステッチ・付属使いなどなど）を、それぞれのもの作りのプロの方々と沢山相談して、持つこと、身につけることが嬉しくなるようなアイテムをご提案します。