ずっと使いたいモノ、置いてます。

軽やかな巻き心地

ご紹介するのは、ウールとカシミアというほっこり暖かな組み合わせで作られた無地のマフラー。ふわふわとやわらかく、思わず顔をうずめたくなる触り心地の一枚です。細番手の織物のため軽やかな巻き心地で、秋口から使いやすいのもおすすめの点ですね。また、薄手で畳むとコンパクトになるので鞄に収納しやすく、外出先での急な寒さに備えることができます。

HILLTOP（ヒルトップ）は、200年に渡るクラフトマンシップに基づき、品質のしっかりした製品を生産するウールファクトリー。世界で最もクオリティの高い老舗ニットウェアメーカーが集まることで名高いスコットランド生まれのウールカシミヤ無地マフラーは、「軽い・丈夫・暖かい・カシミヤほど高級でないが、肌触りが抜群にいい」という特徴のあるメリノウールを贅沢に使用したマフラーです。

ウールとカシミアのいいとこ取り

羊毛の中でも最高級言われる「メリノウール」。柔らかくて、しなやかで、クリンプと呼ばれる自然の縮れがあるお陰で弾力性が高く、ウールは約60％も空気を含みます。また断熱性にも優れており、吸水性に富んでいるメリノウール。汗をかいてもしっかりと吸収し、熱を発生して汗冷えせず、羊の毛ならではのふわっと包み込んでくれる素材なのです。そんな優秀な素材メリノウールを主体としつつ、繊維の宝石とも言われるカシミアがブレンドされたウールカシミヤ無地マフラーは、保温性の高さ、軽やかさ、そして心地良いなめらかな肌触りが魅力の一枚です。

カラーはWHITE、BLACKの2色。どちらもベーシックなカラーですので、装い選ばず毎日のように活躍してくれます。また、程よい大きさで使い勝手がよくユニセックスで使用できるウールカシミヤ無地マフラーは、クリスマスプレゼントや冬生まれの方への誕生日プレゼントにと、暖かな冬の贈り物にもおすすめです。

歴史を歩み進化するメーカー

HILLTOP（ヒルトップ）の前身は、馬具や馬用のブランケットを製造するメーカーでしたが、880年代後半に創業者であるFreddie HillとAlbert Hillの兄弟が旅行用のブランケットを作り始めたことからHILLTOPが誕生しました。
創業者兄弟が20世紀前半に亡くなった後もHill一族によって営まれていましたが、企業の資料の大部分は第二次世界大戦中の二度に渡る爆撃で焼失してしまうことになります。初期の資料からは、トラベルラグとブランケットを区別する仕様であるフリンジのテクニックに関して先駆けであったことが記録にあり、大戦の間は需要に応じて馬具やブランケットを英国軍、フランス軍、ベルギー軍へ供給していました。

1950年代から改めてウールアクセサリー事業をスタートさせ、今日に至るまでラムウール、ラムアンゴラのマフラーで本国以外でも高い評価を得て、商品の幅を広げ難しいとされていたニットの編み地を、様々な素材にて仕上げることに成功していきました。さらに、大量生産を可能にする事によって消費者にクオリティーの高いプロダクトを提供することに成功、現在も伝統的なタータンチェックやウインドウペンチェックなど英国発祥のパターンを世界中に供給しています。

ニットといえば英国という程品質に定評がありますが、中でも英国スコットランド南部の小さな街ホーイックには、世界を相手にこだわりのもの作りをしているテキスタイル工場がいくつかあります。いずれも地域に伝わる伝統技術と現代的な製造法を巧みに組み合わせて大きく成長してきました。その中でもHILLTOPは、昔の英国ウール製品のは重い着心地を抜群の肌触りと軽量化を実現したメーカーでもあり、その軽量化には、日本の島精機製作所の最新機械を用いています。