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副千製陶所(ソエセンセイトウショ)

水玉 土瓶 茶の間

手彫りの水玉が美しい

均等に並ぶ水玉がどこか懐かしさを感じる茶器は、古くから日本の日常の中でにあったものを現代の生活シーンに合わせて少し新しくデザインした肥前吉田焼。
水玉柄の食器は、1965年頃の高度成長期には数多く生産されていたもので、日本の懐かしい食卓の風景を思い出す方もいるのではないでしょうか。一つ一つ手彫りで水玉柄を仕上げる手間から次第に生産量が減って、現在では、この水玉柄の食器を製造しているのは、佐賀県の副千製陶所のみという貴重なものづくりの製品。
それでも2010年にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞するという現代でも愛されているデザインです。

ぽってり丸い

水玉食器が多く普及した時代には、大量生産の水玉食器はシール状のものを貼って作られていたものもあったそうですが、副千製陶所は、当時も今も変わらないものづくりをしています。
製品づくりは鋳込み成型という方法で、陶土を溶かし、石膏型に流し込み生地を作るところから始まります。石膏型は吸水性があるため、時間とともに溶かした陶土から水分が抜け、成型される仕組み。製品に適した厚みになったところで余分な陶土を流し素地を作ります。この工程から制作する窯も年々減ってきている中で、丁寧に一から作られている副千製陶所です。
そして、特徴の水玉模様は「掻き落とし」技法で作ります。素地に顔料を混ぜた化粧土(完成するところの青色部分)を塗り、回転するドリル状の器具を使って、一つ一つの丸を職人の手で彫って水玉を作ります。高速回転するドリルで同じ大きさで作ることは、まさに長年の経験によって成せる技。
水玉の大きさ、深さ、円同士の感覚を均一にしながら、藍色を掻き落としていく技で出来上がる模様は、一定のバランスで心地よい並びをしています。

初代から続く、水玉模様

江戸時代に栄え、現代に続く肥前吉田焼。その産地佐賀県嬉野市吉田地区では、江戸時代の藩主による陶磁器産業の奨励のもと、日用雑器を中心とした磁器が盛んに焼かれ、独自の発展を続けてきました。中でも副千製陶所(そえせんせいとうしょ)は、本家である副正製陶所から分かれて創業し、1955年より手彫りの水玉柄の茶器を作り、現在は唯一の水玉製造窯元として、現代の食卓に合う洗練されたデザインに進化して今も作り続ける副正製陶所。
昔は、湯呑みや急須は、旅館やホテル、公共施設などで使われ、吉田焼の代名詞にまでなった水玉の食器は、日本の食卓の象徴とも位置付けられ、世界中に愛用者の多い模様で、多くの人から高い評価を得ています。

また、水玉食器が急須や湯呑みが得意なのには、お茶の日本三大産地の佐賀県嬉野の近くで生まれたことにあります。茶道具から肥前吉田焼の人気は全国に広がったという背景で、たっぷりとお湯を注いでおいしいお茶を飲むために作られて愛用されてきた茶器。
昔は、土瓶であれば直接火にかけたり、薬草のような大きな葉っぱのものを淹れたこともあったため、急須よりも大きく、容量は大きなものまであります。
主に煎茶には急須を使う家庭が多いですが、容量ある土瓶は、大人数でお茶を飲む時や、大きな茶葉、大量の熱湯で淹れる方が美味しいほうじ茶には土瓶がおすすめです。
また、水差しのように使うにも便利な土瓶です。持ちやすいつるに、湯切れが良い注ぎ口、湯呑みに関しては指や手のひらで器を包み込むと、先に触れるわずかな窪みが指先にフィットし持ちやすい水玉模様。
グッドデザイン賞を受賞する今も昔も愛される理由がわかる水玉食器です。毎日の食卓が似合う水玉模様の茶器セットは、幅広い方に愛用いただけますので、結婚祝いなどのお祝いごとの贈りものとしてもおすすめです。

水玉 土瓶 茶の間
   

 

  • 水玉 土瓶 茶の間
  • 土瓶
  • 水玉 土瓶 茶の間
  • つるは取り外して収納できます
  • すっと注げる注ぎ口
  • 水玉は掻き落としという技法で一つ一つの丸を職人の手で描いています
  • 持ちやすいつる
  • 茶漉し一体型の土瓶です
  • 水玉は掻き落としという技法で一つ一つの丸を職人の手で描いています
  • 土瓶 底面
  • 湯呑み
  • 湯呑み 底面
  • 口当たりの良い飲み口
  • 水玉は掻き落としという技法で一つ一つの丸を職人の手で描いています
  • 身長:162cm(土瓶)
  • 身長:162cm(湯呑み)
  • 手に馴染む形
  • たっぷり420ml淹れられます
  • 水玉 土瓶 茶の間
  • 化粧箱つき
セット内容 土瓶×1
湯呑み×2
容量 土瓶:約420ml
湯呑み:約100ml
サイズ 土瓶:直径約11×高さ約17.5(cm)※持ち手含む
湯呑み:直径約7.5×高さ約6(cm)
重量 土瓶:約429g
湯呑み:約149g
素材 本体:磁器
つる:ビニール
生産国 日本
対応機器 電子レンジ:○
食器洗浄機:○
オーブン:×

製品特徴

  • ◇手彫りで丁寧に作られた、お茶の湯切れが良い土瓶と手に馴染む形の湯呑みのセット。
    ◇「掻き落とし」という技法で一つ一つの丸を職人の手で描いています。
    ◇お祝いごとの贈りものにもおすすめ。

注意事項

  • ◇それぞれ色むら、濃さの違い、にじみ、絵の具とび、鉄粉などの個体差がありますので、手作りの個性としてお楽しみいただける方におすすめです。
    ◇急激な温度変化で割れることがありますので急冷しないようご注意ください。
    ◇食器洗浄機を使用する際は機器の取り扱い表示をご確認ください。ご使用状況により表面に傷が入ったり破損する可能性があります。
    ◇つけおき洗いはお避けいただき、なるべく早く洗剤で洗い、十分に乾燥させてから収納してください。

ブランド紹介

副千製陶所(ソエセンセイトウショ)

副千製陶所(ソエセンセイトウショ)

副千製陶所(ソエセンセイトウショ)は、江戸時代に栄え、現代に続く肥前吉田焼の貴重な窯元の一つ。その産地佐賀県嬉野市吉田地区では、江戸時代の藩主による陶磁器産業の奨励のもと、日用雑器を中心とした磁器が盛んに焼かれ、独自の発展を続けてきました。中でも副千製陶所(そえせんせいとうしょ)は、本家である副正製陶所から分かれて創業し、1955年より手彫りの水玉柄の茶器を作り、現在は唯一の水玉製造窯元として残っている製陶所です。
日本の食卓の象徴とも位置付けられている水玉模様の食器を現代の食卓に合う洗練されたデザインに進化して今も作り続ける副正製陶所です。

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水玉 土瓶 茶の間

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