ずっと使いたいモノ、置いてます。

ZUTTOが選んだアイボリー

定番の形に、今欲しい色。YONETOMI NEW BASIC（ヨネトミニューベーシック）のソフトラムウールニットは定番のニットで、男女兼用でサイズや色を選べるのも良いところ。手に取るとこれぞ日本のニットと感じるような、きちんと目の詰まった上品な厚みのある美しいニットに惚れ惚れしてしまいます。シンプルですが、こだわり抜いたラムウールを使用しているので、簡単に毛玉ができるようなニットとは様子が違います。もちろんお直しの相談も可能で、長く愛用することができるもの。ZUTTOでもベストセラーとして何度もご紹介しているアイテムです。

今回はそんなソフトラムウールニットをZUTTOのお客様に向けて色別注させていただく機会がいただけました。こちらの色は別注IVORY。ナチュラルで肌馴染みのいいIVORYカラーはとても使い勝手が良く優しい雰囲気で、ブランドの定番色でないのが不思議なくらい。しっかりと目の詰まったニットなので、ほっこりしすぎないのも○。女性ができるだけジャストサイズで着たいなら1がおすすめですが、中にシャツを着たり大きめで着たい場合は2〜3と、サイズを上げてみるのも良いですよ。ZUTTOでは2サイズが一番人気ですが、その次は1と3を選ぶ方が同じくらいいらっしゃったので、3サイズの展開でご用意しています。ユニセックスサイズなので、もちろん男性にもお選びいただけます。

▽YONETOMI NEW BASICにぴったりのMacon&Lesquoyのワッペンを揃えました。よみものはこちら。
>>ブローチで自分色にカスタマイズして。YONETOMI NEW BASICのニットが ZUTTO別注色で登場しました。

製法と素材が生み出す軽快な着心地と見た目

ソフトラムウール ニットはミドルゲージニットにも関わらず、しなやかで軽やかな着心地を実現。重さで肩が凝りにくく、真冬にインナーやコートと着込みたいときにもつい手に取ってしまうようなニットです。奇をてらったデザインではなく流行に左右されない定番デザインなので手持ちの服とも合わせやすく、これから先も長く愛用できる一枚です。ゆったりしたサイズ感ですが、首元や袖のリブのデザインもシャープで美しく、着膨れして見えないので、綺麗に着こなせます。

原料はオーストラリア南東部クーマ地区の豊かな牧草地で育つ、メリノ種優良血統の生後5～7ヶ月前後の仔羊から刈り取られた羊毛を使用。柔らかくしなやかで、光沢や保温性に富んだラムウールになっています。毛と毛の間にしっかりとした空気の層ができる高品質な素材なので体温を逃さずポカポカと優しい暖かさを感じます。

ニットの産地、山形から

山形県⼭辺町は、農家の多くが蚕を飼っていたこと、政府が農村の副業に羊の飼育を奨励したことによって、各家庭で糸を紡ぐなどして生計を立てていたことから繊維産業が発展した地域。一時期は数多くのニットメーカーが存在していましたが、海外での生産が増え工場の数は減っていったのだそう。そうした中、高度なニットテキスタイルの開発技術などを研ぎ澄ませながらセーターを編みつづけてきたのが、1952年創業の米富繊維株式会社です。

素材開発から商品開発、量産に至るまで山辺町の自社ファクトリーにて一貫して行っており、新しい素材があると聞けば先駆けて取り入れ、新しい製品づくりに積極的に励み、良いモノを、良い環境の下で楽しく明るく産み出したいとの思いから、編み立てコンピューターの1号機を導入し、日々様々なテキスタイルを開発してきました。全自動横編機が計43台と、日本一、世界でも有数のローゲージに特化した生産体制を誇ります。

創業者は「ニットは夏に着れない」という定説を覆すために試行錯誤を繰り返すこと2年、生み出したサマーセーターの製法を産地内で潔く公開したそうで、それまでのセーターと⾔えば秋・冬に限られ、操業も半年間だけであったメリヤス産業が年間を通して操業が可能となるなど大きな変革をもたらしのだそう。現在も、歴史と伝統にあぐらをかくことなく、表現方法を模索し続けています。そんなメーカーが、長年に渡って蓄積されてきた開発技術を駆使し、ベーシックを追求するニットプロジェクトがYONETOMI NEW BASIC（ヨネトミニューベーシック）。「ありふれたもののなかからどこにもない個性を編み出すこと」を目指し、ファクトリーだからこそ可能な気の利いたディテールやさり気ないアレンジを加えた、「新しい日常」に寄り添うベーシックを生み出しています。