ずっと使いたいモノ、置いてます。

愛と友情を指先に込めて

肌身離さず身につけられるアクセサリーは、自分のために買ったものでも、大切な人からの贈り物の場合でも心の拠り所のように安心させてくれたり、大変な局面をもう一息頑張る力になったりします。

アイルランドに古くから伝わる伝統的なクラダ・リングは、宝飾品売り場のハイジュエリーとは異なり、それ自体にもロマンティックな物語と歴史があってまさにお守りのような指輪です。

ひとつの伝説

クラダ・リングは、王冠とハート、それを抱える手が特徴的なデザイン、ハートは愛を、王冠は忠誠を、両手は友情を意味し、アイルランドや北米では、愛と友情、幸せが得られると婚約指輪や友情の証として贈り合う指輪です。
それだけでなく、父親から娘へ、母から娘へ贈ることもあったりで、大切な人を守る想いを込める指輪として伝統と歴史があります。

指輪物語

そのクラダ・リングの発祥にはいくつかの物語があり、一説にはこうしたお話があります。
1675年、とあるアイルランドの船乗りが航海に出た先で海賊に捕まり、奴隷として身売りされました。彼には恋人がおり、遠く離れたアイルランドに暮らす彼女のことを想っては毎日働きます。数年経ち、ようやく故郷に帰ることができた彼は、彼女との感動の再会に永遠の愛の証である指輪を贈りました。それが「クラダ・リング」。彼は奴隷として働く数年間で、金細工師としての技術を習得し、彼女のために指輪を作ったのです。あなたにハートを捧げ、クラウンに愛の忠誠を誓う、という意味を込めて。
こうした恋人たちのストーリーが「クラダ・リング」にはあります。

本物のクラダ・リング

歴史あるクラダ・リング。アイルランド政府が商標登録している伝統工芸品であり、アイルランド製でなければクラダ・リングと名付けることはできません。とりわけ最古の老舗であるThomas Dillon’s（トーマス・ディロン）のクラダ・リングは、日本でいうところの造幣局である、アイルランドの鉱石分析所から認証・証明されたもので、その長い歴史と高い価値が窺えます。

その高い価値の理由は、スターリング・シルバーで、一つ一つが職人のハンドメイドであること。内側にはクラダ製造最古を表す「ORIGINAL」「TD（トーマス・ディロン）」の刻印が入るのが証拠です。愛用者にはウォルトディズニーやグレースケリー、ケネディ大統領などの著名人から世界的デザイナーが知られており、ファッションやヴィンテージが好きな方だけでなく、夢や希望を願う方にも愛用されている指輪でもあります。

シルバー素材で経年変化を楽しみながら長く愛用していく楽しみもある指輪は、ユニセックスデザインです。誕生日プレゼントやクリスマスプレゼント、卒業などの節目にお友達とお揃いも記念のギフトとしても最適です。大切な友達同士でも、幸運を運ぶお守りやファッションリングとして、普段指輪をしない方にはネックレスチェーンにつけてもらったり、お守りのように持っていてもらいたいクラダ・リングです。

つけ方・贈り方

クラダ・リングは、どこの指にモチーフをどの向きで着けるかで意味が変わります。

◇恋人募集中・・・ハートの先端を指先側に向けて、右手薬指に
◇交際中・・・ ハートの先端を体の方に向けて、右手薬指
◇婚約中・・・ハートの先端を 指先側に向けて、 左手薬指
◇既婚中・・・ ハートの先端を体の方に向けて、左手薬指

最古の伝統工芸品を作る

アイルランド西部のゴールウェイという町で、1750年から営業を続けている老舗、Thomas Dillon’s（トーマス・ディロン）。アイルランドの伝統工芸品であるクラダ・リングは、考案者であるリチャード・ジョイスという人物が、クラダ村出身だったことからその名前がついたと言われています。

Thomas Dillon’s（トーマス・ディロン）のお店は最も古く歴史があり、店の奥には博物館が併設されているのだそう。アイルランドを訪れたスウェーデン初の女性王位継承者であるヴィクトリア王女が身につけたことから、世界に広がるきっかけとなり、今では世界中で愛される存在となっているブランドです。