ずっと使いたいモノ、置いてます。

異素材を味方につける

無駄を削ぎ落とした、軽い持ち心地が魅力のトートバッグ SHOPPER WITH SPINNAKER。カジュアルにも綺麗めにも馴染む使い勝手の良さと、個性に強度を兼ね備える紙素材が魅力です。シンプルな作りではありますが、ただのシンプルでは片付かない素材の表情が、RELATIONS DE VOYAGESならではの遊び心を感じさせてくれます。

マチのない中型のサイズ感ながら、長財布やスマートフォン、文庫本などの必需品がしっかり収まる設計。内側・外側ともにポケットのないシンプルなデザインです。口は薄手のレジャーシートのような素材が付いており、巾着のように絞れるようになっていることから、荷物飛び出しの心配もなく、安心してどこにでも連れて行くことができます。

破れにくい紙ならではの表情

最大の特徴は特殊な素材が生み出す独特の風合いです。メイン素材には、セルロース繊維のパルプを使用した紙に分類される生地を採用。一般的なアパレル資材ではなく、工業製品として使われるこの素材は、紙とは思えないほどの強度を持ち、ちょっとやそっとでは破れる心配もありません。表面は紙特有の質感を持ちながらも、しっかりとしたハリと硬さがあり、どこか無骨な印象も感じられます。和紙のように使い込むうちに柔らかさが増し、風合いが変化していく過程も楽しめるのが魅力です。表面には自然なシワが入り、ひとつひとつ異なる表情を見せます。

ハンドル部分にはリサイクルコットンのキャンバス生地を採用し、持ちやすさと耐久性を両立させています。紙とコットンの異素材がスタイリングを引き立ててくれるトートバッグ SHOPPER WITH SPINNAKER。タフな使用に耐える頑丈なバッグは、お出かけや旅のサブバッグなどとして気軽にお使いください。

旅の物語を紡ぐブランド

RELATIONS DE VOYAGES（リレーションデボヤージュ）は、1995年にフランス・ブルターニュ地方の港町サンマローで誕生しました。創業者のPascaleとVincezoはカリブ海の小島で出会い、使い古されたセイルクロスに魅了されたことがきっかけで、バッグ作りを始めました。2001年、より質の高い革製品の製造技術と素材を求め、イタリア・トスカーナ州へ拠点を移し、本格的にブランドをスタート。ミラノトリエンナーレにも出展し、セイルクロスに加えて、強度の高い工業用の紙や再利用された金具など、環境に配慮した素材選びが評判を呼びました。

ブランド名の「RELATIONS DE VOYAGES」は、フランス語で「旅の物語」という意味を持ちます。ひとつひとつのバッグには、かつて大海原を渡った帆の記憶が刻まれており、それぞれ異なる表情を持つことが特徴です。ハンドメイドで丁寧に仕立てられたバッグは、使う人の手でさらに物語を重ね、年月とともに味わい深い風合いへと変化していきます。

持続可能なものづくりを大切にしながら、過去の素材に新たな命を吹き込むバッグは、旅すること、そして日々の暮らしを大切にするすべての人へ贈る、特別な一品です。