ずっと使いたいモノ、置いてます。

雰囲気の高まる素材使い

これまで日々移りゆくファッショントレンドの中で、次々に生み出される新しいデザインを身につけて、気づけばトレンドも2周りくらいして経験してきた、そんな方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そろそろこれからは、その中で見えてきた『ずっと良いと思えるデザイン』『愛着のもてる服』を求めていきたい、そんな思いを持ってZUTTOのオリジナルウエアを製作しています。

ワードローブの中で、ボトムスはトップス以上に着まわしやすさを求めたいもの。それを踏まえて、様々なトップスに合わせやすい、活躍度の高いデザインを追求しました。

独特の風合いを作り出したブレンド生地

こちらで使用している生地は、縦糸に高密度の麻を、横糸にシェットランドウールを使用しています。スコットランド北部のシェットランド諸島に生息する羊からとれるシェットランドウールは、厳しい冬の寒さや湿度の高い気候、それに海藻を副食にするなどの飼育環境によって、柔らかい毛質を持っています。アンダーコートと呼ばれる内側の毛だけを使用しており、ハリと光沢があることも特徴です。
最終工程で、より風合いを出すために縮絨（紡毛織物のごわごわとした生機を湿らせた状態で叩いたり、もんだりしてフェルト化させ、厚さを増し毛羽がからみ緻密にさせます。）によって細かいけばを出しています。剪毛（布の表面にあるけばを刈り取り、所定の長さにする工程）で外観を美しく整え、織り組織・色柄を効果的に表現しています。
マットで柔らかい毛質のシェットランドウールとハリ感と光沢感のあるリネンという、相反する素材同士の組み合わせでしか得る事のできない質感。仕上げには製品洗いをかけて、さらに風合いを高め、ナチュラルな生地の雰囲気とモード感のあるフォルムをミックスさせて、お洒落な雰囲気を高めるアイテムが出来上がりました。
最初はリネン独特のハリも感じられ、着込んでいくうちに徐々に体に馴染んで柔らかくなります。

経験豊富な企画のプロたちと試作を重ねた力作

一見ロングスカートのようにも見えるガウチョパンツ。股下を少し下げて、サルエルパンツのようなパターンにしています。ファッション性のあるデザインを取り入れてフレッシュに、サルエルパンツに抵抗感のある方にもトライしていただきやすい形です。
裾幅を少し内側に入れることで、身長の高くない人でもロング丈をバランスよく履いていただけるように工夫しました。立ったり座ったり、動きもとりやすいので活動的に過ごせます。
スカートのようにも見えるので、パーカーなどのボーイッシュなトップスとも好相性。お洒落の鉄則・ミックスコーディネートが完成します。ダークになりがちな秋冬のスタイルの中に明るめのトーンを加えていただける色みです。全体をベージュ系でまとめる柔らかい雰囲気のスタイリングもおすすめです。

縫製は国内の著名ブランドも生産する、国内のボトム専業工場で行っています。ポケット・フックやボタン付けなど、通常はマシーンで縫うようなところを手作業で仕上げいます。手作業による ”遊び”があると、人の身体への自然な馴染みやすさが生まれます。ポケット口のカンヌキは勿論、股ぐりは二重に縫うなど、耐久性を持たせるための補強部分も盛り込んでいます。

大人の日常着にぴったりのアイテムは、東京のOLTA DESIGNSとのコラボレーションで実現しています。着る人の所作を意識した、機能性を兼ねた上質なものづくりで信頼を集めるメーカーです。
完成までに沢山のアイデアを出し合い、パターンにも細部までこだわって、様々な人を想定して試着をしてもらいながら試作を重ねて来ました。
日常の沢山のシーンで活用していただき、様々なトップスとのコーディネートをお楽しみください。