ずっと使いたいモノ、置いてます。

希少なハンドル刺繍の味わい

"NIGEL CABOURN PRODUCTS OF INTEGRITY"と書かれたミリタリーカラーのボックスを開けると、ふかっとしたブランケット素材のストールが顔を出します。目を引くのはデザインポイントになっている、何とも温かみのあるロゴ刺繍。この味わい深い表情は、約150年前に生み出されたハンドルミシンという、今では極めて希少となった機械と職人さんの腕によって成せる技なのです。

ヴィンテージウエアをさらに昇華させる

Nigel Cabourn（ナイジェルケーボン）は「多くのものを消費し様々なことを経験した後にたどり着く価値感 」「トレンドや気分次第で揺らぐ嗜好を越えて、決して変わらないもの」といったコンセプトを持つ 本物を求め続ける人のためのブランドです。
生み出される製品は、優れたヴィンテージウエアが持つ機能的なデザインがベースとなっています。背景となるミリタリーウエアなどは、過酷な戦場で無駄なディテールは削ぎ落とされ、使い易い仕様だけがより機能的に発展し、研ぎ澄まされたデザインとして生き残ってきたという考え方があります。

メインとするJAPANコレクションと呼ばれるラインには、日本でしか作れない独特の生地、日本でしか実現できない染色や加工技術を活用したアイテムが揃います。 このブランドが持つ特徴は、ヴィンテージをベースにした、ここにしかない優れた素材にあります。本来ファブリックというものは、熱や乾燥、日光、過度な水分などの環境には弱いものですが、長い年月を経ても尚製品として存在しているということは、そのファブリックは極めて高い耐性を持っているからと言えます。Nigel Cabourn（ナイジェルケーボン）は 単に昔のファブリックを再現するには留まることなく、現代の最新技術を駆使して、ヴィンテージを昇華させた今までになかったアイテムを誕生させています。

裏も見せたくなる刺繍

希少なハンドルミシンによる刺繍が施されたこちらの刺繍ストール。通常のミシンは一定の方向に布を送る事で布と布を縫い合わせるのに対し、この刺繍用ミシンはステッチで柄を描くことを目的としている為、動く針と布押さえが360度と自由に動き、柄を刺繍することが出来ます。操作はミシン台の下にセットされたハンドルを回す事で行います。
約150年前に考案され完成されたこのプリミティブな構造が、一点一点異なった味のあるハンドル刺繍を実現させます。今では現存する機械も、その機械を扱える職人さんも極めて少ないため、希少なアイテムになっています。温もりたっぷりなアイテムをクールなボックスにセットしたこちらは、男性女性を問わず喜ばれる贈り物になりそうですね。