ずっと使いたいモノ、置いてます。

靴好きな人に

とっておきの靴を手に入れた時、その靴を長く美しく愛用するために出来ることは、果たして幾つあるのでしょうか。こまめに防水スプレーを吹きかけ、週末には汚れを取ってクリームで磨き上げる。最初にイメージするのはそうしたお手入れやメンテナンスのことのはず。そこで忘れがちなのは、お手入れよりも先に日々正しい履き方で靴に負担をかけないように脱ぎ履きするということ。そう、靴べらの出番なのです。

真の靴べら（シューホーン）とは？

靴べらは、言うなれば靴を愛用する上での脇役とも言える存在。脇役なだけに、それ自体にスポットライトが当たることは少ないのが事実ですが、かかとを踏まず正しいフォルムのままスムーズに足を入れるには、欠かせない存在なのです。「靴べら」のことを英語でシューホーン（shoe horn）と言う様に「靴べら」は本来、動物の角で出来ていたもの。丈夫で滑りの良い動物の角は、繰り返し力のかかる靴べらにうってつけの素材なのです。ところが次第に安価なプラスチックにその立ち位置を奪われるようになっていき、本来の良質な「シューホーン」が手に入りにくくなっているという背景があります。

250年以上の歴史をつなぐ老舗メーカー

ABBEY HORN（アビーホーン）社の前身となったThe Horn Workは、今から約250年前の1749年にイングランド南西部で設立されました。すでに250年以上もの間続いている老舗メーカーで現在で5代目を数えます。その歴史の長さから、現存する靴べらブランドの中では世界最古とも言われ、ハンドメイドによってさまざまな高級ホーン（角）製品を展開しているメーカーです。17世紀から18世紀にかけて天然の角は多くの家庭用品を製造、プラスティックの出現で多くの作り手が消えてしまった時代を経て、今もなお伝統製法を貫き、職人の手作りによる伝統的な手法で一つ一つ丁寧に作り続けています。現在ではヨーロッパの名品の一つに数えられというのも納得ですね。

高級ホーンを職人の手で

素材として用いられている水牛の角は強度も強く、重厚感のある光沢が長く持続する天然素材。動物由来の素材を使用する場合、素材のルーツが気になるところですが、ABBEY HORN（アビーホーン）が使用するのは食肉牛を中心に全て家畜のものであり、絶滅の恐れのある野生動物の角は一切使用していません。職人による手作りで削り出した製品は一つ一つ表情に味があり、丁寧に磨き上げられているので手触りも心地よいのが特徴。木製やプラスチックの靴べらに比べると強度も強く、靴への足入れもスムーズで、とても気持ち良く靴が履けます。

他の素材の靴べらより厚みがあるのに、靴を履きやすくしている秘密は、極限まで磨き上げ凹凸をなくすことで摩擦を小さくしているから。水牛の角の艶を生かした見た目の美しさと、スムーズに靴を履けるという実用性の高さから、今もなお愛され続けているABBEY HORN（アビーホーン）のシューホーンです。そんなシューホーンは、3種類の長さをご用意しました。

・10cm：手のひらサイズで携帯用に便利。出張が多いビジネスパーソンにも。
・25cm：使い勝手が良いミドルサイズ。持ち手のカッティングの美しさが際立つデザイン。
・35cm：玄関に常備したい長めのサイズ。楽な姿勢で靴の脱ぎ履きが出来るスタンダードな長さです。

見た目の高級感と滑らかな使い心地が魅力のシューホーンは、ご自宅用にはもちろんお仕事を頑張る方への贈り物にもおすすめです。シックなブラックは、ホーンの滑らかさが際立つとともに高級感があります。ぜひ、ライフスタイルに合わせたサイズをお選びください。