ずっと使いたいモノ、置いてます。

100年の歴史と偉業

バウハウス創設から100周年を迎えた2019年。その精神・理論・歴史を堪能して頂きたいという思いから、記念モデル「GROPIUS 2HANDS SET」が誕生しました。ベースとなるのは、創立者ヴァルター・グロピウスに最大限のオマージュを捧げ、腕時計における究極のミニマルを体現した2針モデル。そこに、バウハウスの提唱した色の三原色の概念を取り入れたベルト3色をセットにした、スペシャルエディションです。

数字なし、秒針なし。遠目からは無地に見えるシンプルな文字盤ですが、目盛りやロゴマークはエンボス仕様でこっそりと表現されており、控えめながらもしっかりと機能を果たしています。丸い空間に浮かびあがる2本の針と余白とのコントラストが、実に粋。2針タイプはムーブメントの層が少ない構造から、ケースもより薄型に仕上げられておりますので、華奢な女性の手首にもマッチします。3色のベルトはいずれも男女問わずお使い頂けるカラーですので、ペアで愉しむのもおすすめです。

世界の芸術・建築に影響を与え続ける、ドイツ発の教育精神

腕時計がリーズナブルな価格で簡単に手に入るようになった現代、シンプルなデザインは山ほどあれど、そこに歴史のある確かな技術、確固たる信念や思想までが込められた、本当に長く付き合える製品はいったいどれほどあるでしょうか。

近代建築の四大巨匠の一人とされるドイツの建築家、ヴァルター・グロピウスによって、1919年、テューリンゲン州ヴァイマールに設立された教育機関 バウハウス。工業・産業・手工業のための芸術上の助言を与える場として発足したこの学校が追求したのは、シンプルを限りなく追求した、合理主義・機能主義的なデザインやアートでした。その理念は、今日までのあらゆるデザインや建築に多大な影響を与え、普遍的な優れたデザインを数多く生み出しています。

DUFA（ドゥッファ）のバウハウスコレクションは、ブランドの誕生と時をほぼ同じくしてドイツに発祥したこの偉大な精神を継承する、質実剛健な機能美が光るラインナップ。それぞれに思いを馳せることのできる、信念を感じるディテールが魅力です。

ドイツ最高峰と評された高い品質

無機質なようでいて、どこか懐かしさを感じさせるドーム型ガラスが同時に温かみも感じさせる、独特の面持ち。温故知新の精神が表れたモダンな意匠と、ブランドの長い歴史を物語るクラシカルなニュアンスが共存した製品は、1920年代のドイツのクロック業界において最も支持されたという、歴史と名誉ある老舗時計メーカーによって生み出されています。

ブランドの原点となったのは、1864年にザクセン州北西部にあるライプツィヒにて創業された、時計・オルゴール製造メーカーEtzold&Popitz社。革新的な製造技術で主力メーカーとなると、1912年にテューリンゲン州に工場を設立。1920年に、Deutsche Uhrenfabric(ドイツ時計工場の意）に由来して名付けられたDUFA（ドゥッファ）が誕生しました。同年、新工場を増築しその規模を拡大すると、その後クロックやムーブメントの製造販売で全盛期を迎え、ドイツ時計史を代表するブランドに。1986年にソーラーシリーズ、1996年に無線制御可能なツインエンジンクロックを開発するなど、新たな技術にも力を注ぎました。

長い歴史を持つ、テューリンゲン州の建築と文化の美しさに影響を受け、同地で発展したバウハウスムーブメントの遺産を受け継いでいるDUFA（ドゥッファ）。精密製造メーカーの最高峰としての誇りと、ドイツらしい職人気質が宿った製品は、普遍的かつ高い品質で今も変わらず支持を集めて続けています。