ずっと使いたいモノ、置いてます。

風に揺れて、魅力が増すワンピース

素肌に気持ちいいワンピースが一枚あると、部屋の中でゆっくり過ごすのも、外に出かけるのも、なんだか楽しくなるものです。一枚でも羽織としても使える、万能シャツワンピースの登場です。

一枚でも、羽織にも

東炊きヘリンボーンリネン シャツワンピースは、3シーズン着られる前開きのリネンシャツワンピース。身頃をたっぷりととって、腕周りをゆったりさせたシルエットと、胸元の大きなポケットがアクセントです。このワンピースのポイントは、腰に付けられた細身の共布のウエスト紐。一枚で着る時に紐でウエストを絞り、スタイルアップして見せることができます。もちろんウエストを締めすぎず、ストンとしたシルエットでワンピースとして着たり、ボタンを開けて羽織のように使うのも素敵です。身長が高くない方でも、ウエストで丈感を調整できるロングワンピースなら挑戦しやすいですね。丈は長めで、一枚ではもちろん、下にレギンスや細身のボトムスを合わせても良いと思います。

何にでも合わせやすいBEIGE。肩肘を張らないリラックスした大人の余裕も感じられます。歩くとふわっと空気を含んで、すれ違った時に目で追ってしまう雰囲気を醸し出します。奥行きが感じられるヘリンボーンの生地で、一枚でももちろん素敵ですが、お気に入りのスカーフを巻いたり、大ぶりのネックレスを合わせても楽しめるのが嬉しいです。

リネンの魅力を引き出す加工

東炊きヘリンボーンリネン シャツワンピースは、通常イメージする新品のリネンとは全く異なる質感です。素材とシルエットを追求した風合いたっぷりのリネンは、東炊き（あずまだき）と呼ばれる染めの工程を経て作られました。東京都日本橋の生地問屋と、墨田区の染め工場がタッグを組んで作り上げた唯一無二の生地です。

時は遡ること江戸時代、その当時は生地と染料（草木等）を五右衛門風呂の鉄鍋に一緒に入れ、煮出すことで染色していました。「窯入れ」と呼ばれたその加工技術から生まれる柔らかな生地感、雰囲気のある色ムラは大量生産では出せない風合いです。東炊きは、その当時の環境を再現するために通常の染め工程で使用される釜よりもかなり小さい、ドラム缶状の染釜を使用。小さい釜の中では生地同士が何度も揉まれ、染める前の生地よりも次第に柔らかさを増していくのだといいます。

一度にできる染色は少量、かつ気温や湿度に左右される東炊きの生地生産の難しさは、取り組み開始から5年経った今でもさして変わりません。釜の状態を調整する職人の腕にかかっているため、人手と手間が膨大にかかりますが、染めた生地の柔らかさや気持ちよさ、そして自然な風合いと発色は大量生産されるお洋服では見られない唯一無二のもの。微妙な色合いの差異などもありますが、それも手作業ならではの面白みと長所としてお楽しみください。

染めの後は、熱処理をせず、天日干しで自然乾燥させます。そうすることで、糸や生地に余分な負担がかからず、染め段階で得た柔らかさをキープできます。手作業での工程が多いこともあり、シワのある生地ですが、表情豊かで独特の雰囲気を持ちます。シワがあることで、アイロンをかけなくても素敵に見える、畳んで保管してもいい、くるくると畳んで旅行にも持っていきやすい、というように良い方に捉えていただければ幸いです。

長く愛用してほしいという気持ちを込めて

日々移りゆくファッショントレンドの中で、次々に生み出される新しいデザインを身につけて、気づけばトレンドも2周りくらいして経験してきた、『ずっと良いと思えるデザイン』『愛着のもてる服』を求めていきたい、そんな方々にも満足していただけるものづくりを目指して 、ZUTTOのオリジナルウエアを製作しています。 日常の沢山のシーンで活用していただき、様々なアイテムとのコーディネートをお楽しみください。