ずっと使いたいモノ、置いてます。

ロングカーディガンのように軽やかに

東炊きローン シャツワンピースは、袖を通すと気持ち良さを感じるふんわりと優しい生地で作った一着。かっちりとしたシャツというイメージというより、休日ゆっくり過ごしたい日にちょうど良く感じられる雰囲気あるワンピースです。薄手で肌触りの良いワンピースは季節をまたいで活躍してくれます。

一枚でも、羽織にも

ZUTTOの東炊きローン シャツワンピースは膝下までふんわり包み込むロングのコットンワンピース。首もとに入ったシャーリングや細身のウエスト紐、ややバルーンタイプになった袖口など、細かな仕様が優しい雰囲気を醸し出しています。

東炊きローンは一年を通して選びやすい、うっすらと透け感のあるコットン生地で、深みのある東炊きの色味の魅力を引き出しています。とても柔らかくきめ細やかな生地なので、触れる肌にも優しいのがポイントです。

ゆったりとした作りとはいえ、縦方向にシャーリングが入った生地やウエスト紐がスタイル良く見せてくれます。ワンピースをメインにして一着で着る場合は、ヒール靴やパンプスと合わせて女性らしくまとめても良いですし、ボタンを開けてTシャツやパンツの上からロングカーディガンのように羽織ればカジュアルな印象に。少し肌寒さを感じるならレギンスや細身のパンツと合わせるのもおすすめ。春から夏、初秋まで着こなすことができる便利なアイテムです。

江戸時代から続く東炊き

東炊き（あずまだき）と呼ばれる染め生地は、東京都日本橋の生地問屋と墨田区の染め工場がタッグを組んで作り上げた唯一無二の生地です。

時は遡ること江戸時代、その当時は生地と染料（草木等）を五右衛門風呂の鉄鍋に一緒に入れ、煮出すことで染色していました。「窯入れ」と呼ばれたその加工技術から生まれる柔らかな生地感、雰囲気のある色ムラは大量生産では出せない風合いです。東炊きは、その当時の環境を再現するために通常の染め工程で使用される釜よりもかなり小さい、ドラム缶状の染釜を使用。小さい釜の中では生地同士が何度も揉まれ、染める前の生地よりも次第に柔らかさを増していくのだといいます。

一度にできる染色は少量、かつ気温や湿度に左右される東炊きの生地生産の難しさは、取り組み開始から5年経った今でもさして変わりません。釜の状態を調整する職人の腕にかかっているため、人手と手間が膨大にかかりますが、染めた生地の柔らかさや気持ちよさ、そして自然な風合いと発色は大量生産されるお洋服では見られない唯一無二のもの。微妙な色合いの差異などもありますが、それも手作業ならではの面白みと長所としてお楽しみください。

染めの後は、熱処理をせず、天日干しで自然乾燥させます。そうすることで、糸や生地に余分な負担がかからず、染め段階で得た柔らかさをキープできます。手作業での工程が多いこともありシワのある生地ですが、表情豊かで独特の雰囲気を持ちます。アイロンをかけなくても素敵に見え、くるくると畳んで気軽に持ち運ぶこともできる、扱いやすいアイテムです。

長く愛用してほしいという気持ちを込めて

日々移りゆくファッショントレンドの中で、次々に生み出される新しいデザインを身につけて、気づけばトレンドも2周りくらいして経験してきた、『ずっと良いと思えるデザイン』『愛着のもてる服』を求めていきたい、そんな方々にも満足していただけるものづくりを目指して 、ZUTTOのオリジナルウエアを製作しています。 日常の沢山のシーンで活用していただき、様々なアイテムとのコーディネートをお楽しみください。