ずっと使いたいモノ、置いてます。

立体的な形が特徴の、撥水ナイロンリュック

普段のお出かけのときに使う「鞄」は、毎日組み合わせを変えて楽しむ洋服とは異なり、使い込みたくなる道具の一面も持ち合わせているように思います。「それ、どこの鞄？」と思わず聞きたくなるような鞄が揃うMARVELETS（マーヴェレッツ）。パリで育まれたデザイナーの細やかな技巧と、ヴィンテージミリタリーの雰囲気、どちらも感じられる贅沢なバッグです。

使い込むほどに味わいを増す

シンプルなデザインにマットな質感、そして「キューブ」と名付けられた立体的な形が特徴的な、撥水シュリンクナイロン キューブ リュック QYUBULIC2 S。80年代のヴィンテージミリタリー物に見られるナイロンの雰囲気に近づけるため、撥水シュリンクナイロンを生地に採用しています。雨の日にも使える強撥水素材で、ハリのある生地にたっぷりマチをとることで、リュックを立てたまま中が見られます。

デザインはヴィンテージオーバーダイの革パーツを効果的に使いながら、シンプルかつ上品にまとめ上げ、ビジネスユースを考慮した作りとサイズ感に仕上がっています。ポケットは左右のサイドポケットと、PCやファイルを入れられる内部の大きいポケット、そして外側から出し入れできる背面のポケットの4つ。ユニセックスで使えるデザインは、シンプルで、デザイン性が高く、容量もたっぷり。マチのある形は360度どこから見ても美しく、他のリュックとはちょっと違った風格です。作り手である満田さんの思いが細部にまで詰まった丁寧なバッグは、MARVELETS（マーヴェレッツ）らしい誠実なリュックサックです。

フランスで培った信念をバッグへ

MARVELETS（マーヴェレッツ）の創業者であり作り手である満田秀二氏は、母親がクチュールデザイナーだった影響を受け、服飾デザイナーとしてフランス、パリで活動していました。その当時、たまたま先輩デザイナーのバッグ工場を訪れた際に、革の魅力と加工の面白さに衝撃を受けたことが、後にMARVELETS（マーヴェレッツ）をスタートさせるきっかけとなります。服は通常多くの人の手を経て完成していくもの。それに対してバッグは、革を思う色に染め、ほぼひとりでもハンドメイドで仕上げることができる魅力があります。その魅力に惹かれた満田氏は、自身がよりバッグの製作に打ち込める岡山県に環境を移し、MARVELETS（マーヴェレッツ）をスタートさせたのでした。

「時を経て、より深みを増すもの」「色あせて、より愛着の湧くもの」。これが満田氏が考えるものづくりのコンセプト。ヨーロッパの人々はものを長く大切に使い、その価値が高まっていくことを知っています。こうしたヨーロッパ文化の影響を受けた満田氏によってデザインされるバッグには、時代に流されない、それでいて唯一無二の感性が反映されています。

型紙・縫製・染色・フィニッシングの全てを満田氏が請負い、重要な部分は全て手作業にて行うMARVELETS（マーヴェレッツ）のバッグ。また、自然の力が時間の経過とともに表れていく天然素材や植物タンニン鞣しにこだわり、革のほか、麻やウールなどの素材を組み合わせ、オリジナルレシピからなるフィニッシングを施しています。長年育まれてきた感性と技巧が絶妙に交わることでMARVELETS（マーヴェレッツ）ならではのアンティークのような雰囲気を持たせた独特の風合いを持つバッグを生み出しています。