ずっと使いたいモノ、置いてます。

書斎の重鎮

人と人が手を合わせて寄り添っているように見える炭谷三郎商店（スミタニサブロウショウテン）のブックエンド・友情。1970年頃にクラフトデザイナー馬場忠寛氏によりデザインされたこの本立ては、一見シンプルなのに、滑らかなカーブで形成される斬新なフォルムは見ていて飽きず、この作品に込められた想いについても考えたくなります。
鋳物の重厚感がありながら、味のある色合いと凹凸の程よい肌触りからは素朴で優しい表情が感じられる、2個組で1セットのブックエンドです。

南部鉄器とユニークなデザインの組み合わせ

このブックエンド 友情は鉄で作られた南部鉄器です。南部鉄器とは17世紀ごろから岩手県盛岡市と奥州市で作られてきた鉄鋳物のこと。道具としての丈夫さを十分に感じさせる質感や、手に持った時の重量感。そして使うほどに増して行く風合い。鋳物にはいろいろな魅力がありますが、この南部鉄器は水分に強くて錆びにくく、急須や鍋のなどの水を入れることが必須な道具が作られているほど。また、2代、3代と末長く愛用できるほどの丈夫さがありながら、デザイナーや職人たちの想いが直接伝わるような温もりある質感も魅力の一つです。

重みがありますので重たい本やノートも安定して置くことができ、サイズも問わず収納できるブックエンド 友情。表はマットな色合いで少しザラつきがあるのに対し、裏は光沢がありサラッとした触り心地が感じられます。底面には傷防止のシートも貼られていますので、安心して本棚やテーブルに置けますね。

暮らしの道具として使うほどに味わいを増すブックエンド 友情は、焼き物やクラフトものが好きな人や、読み物をする機会がある人におすすめしたい本立てです。置いてあるだけでもオブジェとして楽しめ、男女問わずご使用いただけるデザインですので、引っ越し祝いや誕生日プレゼント、父の日や母の日のプレゼントとしても最適。大切に味わいを育てていただきたいブックエンドです。

工芸は素材を抜きに語ることはできない

デザインを手掛けたのは、日本クラフト協会理事長を務めるなど、デザインの普及につとめ地方産業と提携し新商品の開発も行ってきた馬場忠寛氏。機能面に優れた伝統的手技と先端技術で、生活文化の向上や新しい関係を構築することを心がけながら南部鉄器のデザインにも長く取り組まれ、作品の多くは1970年代に誕生しています。現在、当時と変わらぬ方法で再び製造され、馬場氏のユニークでモダンなデザインが現代の生活にマッチしています。

｢くらし｣を提案できる商品

伝統的な製法で日本の道具や模様を大切にしながらも、身近な動植物をデザインに取り入れて、ユニークでモダンなものづくりを行う炭谷三郎商店（スミタニサブロウショウテン）。クラフトデザイナー・作家と共に企画・制作し、和の道具にとどまらないインテリア性の高いアイテムたちは、老若男女問わず世界中の人から愛されています。
また、使い続けることで味わいが深まるものを作り出すことに力を入れているブランドでもあり、使用する素材や加工方法にもそのこだわりが感じられます。

そんな道具たちを生み出せるのは、使い易さや便利さだけでなく、使う人が「楽しい」と思えるかということに重きを置いているから。炭谷三郎商店（スミタニサブロウショウテン）は、美術工芸品や金属クラフトを通じて、心と暮らしが豊かになるような暮らしの道具を提案し続けています。