ずっと使いたいモノ、置いてます。

伝統柄とルーズの調和

ONEIL OF DUBLIN（オニール・オブ・ダブリン）の歴史の長さからも、流行り廃りなくいつまでも着続けられるという安心感があり、重ね着をしなくなる暖かい時期には、アイテムごとに持つ雰囲気がコーディネートの印象を左右するようになります。そんな時期に欲しいのは、一枚で決まるような主役アイテムです。

ONEIL OF DUBLINといえばのタータンチェック柄を、パンツに変えて仕立てたリネンパンツ IRISH LINEN TROUSERS。プリーツスカートの端正なイメージから雰囲気が変わったルーズさとカジュアルさのちょうど良いバランスで、メンズライクに着こなせる一本です。

主役のパンツ

素材はアイルランド生まれのアイリッシュリネン。伝統的なパターンが組み合わさってどこかノスタルジーな気持ちにもなるパンツですが、色使いは落ち着きはあれど新鮮で、クローゼットにあるいつものトップスと合わせるだけで、印象を一変させることで、まったく異なる楽しみ方ができます。

オーバーシルエットでラフな着こなしができるリネンのパンツは、自由におしゃれを楽しむことを感じさせてくれます。Tシャツやカットソーと合わせてカジュアルに振り切るのも良いですし、綺麗めシャツと合わせて間のバランスを取ったコーディネートも素敵です。たくさん歩きたい春夏らしくスニーカーやサンダルからフラットシューズやローファーがおすすめ。

素材のリネンは、吸水性・速乾性に優れ、丈夫で長持ち。裏地も付いているので、敏感肌の方でも安心です。フラックスという植物の繊維から作られる天然繊維で着るたびに肌触りが柔らかく、体に気持ちいいことを実感する愛着がわく魅力的な素材です。

アイルランド最古のキルトメーカー

ONEIL OF DUBLINの代名詞、トラッドの定番とも言えるキルトスカート。そのスカートにも使っている布をパンツに変えたのがこちらのアイテムです。キルトスカートというと18世紀頃までは大きな一枚のタータン柄のウール布から作られていましたが、当時はキルトといえば一足型のボトムスのことを指し、男性のものであったため、女性が着用することはありませんでした。そんな中、スコットランドやアイルランドの氏族が、このキルトを肩から掛けて、腰の後ろ部分をプリーツにたたみ、前身頃はプリーツを付けずに垂らして着ていたものを1980年頃からアーティストを中心にファッションの一部として取り入れられるようになり、現在へと至ります。そんなキルトスカートは今では冬のレディースファッションの定番として、どの世代にも愛される人気者となったのです。

老舗ブランドが伝統を守りながら、移りゆく時代の様々なニーズに合わせて作るアイテムは、シャツやカットソーに合わせやすく、丈や柄を変えて、何着も揃えたくなるもの。年齢を重ねても、着こなしを少しずつ変えて着続けられるパンツは、マイスタンダードとして持っておきたいアイテムです。