ずっと使いたいモノ、置いてます。

大切なジュエリーの帰る場所

せっかくの大切なアクセサリーだからこそ、永く綺麗に愛用したいもの。そのためには収納場所から整えるべきではと、増田桐箱店（ますだきりばこてん）さんにお願いをしてZUTTO別注のジュエリーケースを作っていただきました。使われるのは、古くから日本人に馴染みのある収納素材の一つ、桐素材です。桐は、調湿性・気密性に優れており、適度な湿度を保つので貴金属の保管に向いている木材。柔らかさもあるので、アクセサリーを直接入れても傷つきにくく安心です。

アクセサリーのおうち

ぱかっと開けると、木の香りとともにお気に入りのアクセサリーがお出迎え。3段式になっており収納力も抜群な【別注】桐の3段ジュエリーケースは、アイテム同士がぐちゃっとならないよう細かな仕切りがついています。上の扉の開け閉めはとても滑らかで、開く時の特有の音も心地がよいです。引き出し部分には指をひっかける半月型のえぐりを入れることで、取り出しをスムーズに。軽い力で引き出せるので、忙しい朝の味方です。
また、3段それぞれで仕切りの配置が異なりますので、小さなピアスから大ぶりのバングルまで様々なアクセサリーを収納いただけます。

・1段目
1段目は1マス3×3cmの小さい仕切りが付いており、ピアスやリング、チェーンネックレスの収納にぴったりサイズ。全部で24マスあるので、アクセサリーの数が多い方でもすっきりと収納いただけます。また蓋に高さがあるので、大ぶりなリングも余裕を持って入れられます。

・2段目
左側に1マス3×3cmの小さな仕切りを付け、右側には仕切りのないスペースを作りました。左右で深さを変えていて、高さのある右側は太めのバングルも収納できるようになっています。

・3段目
ネックレスやブレスレット、時計などを収納しやすいよう、縦で仕切りを作りました。トップが大きめネックレスも収納可能です。

一番上はアクリル板となっているので、まるでお店のディスプレイのように美しく収納できるというのも魅力のひとつ。コレクションケースとしての一面も持つ、ジュエリーボックスです。引き出しは入れ替えて使えますので、好みや使用頻度に合わせてご使用ください。

自然素材の温かみ

桐は軽くて10年20年経っても歪みにくい広葉樹です。最初は白い木肌ですが使用するにつれ色合いが変化していく、「育てる木」。色合いが変化する理由は、太陽の光や人の手の脂の他に、桐が持つ「タンニン」という成分があります。「タンニン」はお茶やワインにも含まれるポリフェノールで、防虫・防腐効果によって桐そのものも、中に入れたものも守ってくれます。また空気中の水分を吸い、乾燥すると水分を放出するので、ジメジメしているときでも箱の中の空気はさらっと調湿されて、防カビ効果もあります。
そんな桐は、日本では着物をしまったり、大切なものを保管するための素材として昔から長く愛されてきました。さらに、柔らかさも桐の優れた特性として挙げられます。適度な柔らかさをもつことで、外からの衝撃や中の衝撃を柔らかく受け止め破損を防ぎます。時に箱に傷はつきますが、実は少々くぼんでも湿らせるとへこみが戻る特性が桐にはあり、中身を大切に保管するに適した素材というわけです。

増田桐箱店（ますだきりばこてん）は、そんな桐の原木を調達して自社で管理し、製造までの一貫生産をおこなっているので、品質管理を行き届かせることに成功しています。原木の大きさや木目を見て、製品に最適なものを選び分けており、原木を四つ割りにしてから、5年をかけて養生（雨ざらし＋乾燥）させて材料を作ることで、木目が細かく、歪みも少なく、長い年月の使用に堪える製品を作り上げています。