ずっと使いたいモノ、置いてます。

アウター代わりにもなる、伝統カウチンニット

ふかふか、ざっくりとした編み目が特徴のKANATA（カナタ）のニットウエア。水をも弾くほど、強度の高い毛糸を使い、冷たい空気を遮断し体温を保ってくれる。冬に欲しい服の要点を抑えたKANATA（カナタ）のニットウエアは、寒い土地で作られたアイテムならではの魅力が詰まっています。

丸みを帯びたシルエットのシェットランドウール ジップアップジャケットは、一枚羽織るだけで十分に暖かさを感じます。暖かさの秘密はスコットランドの北にあるシェットランド諸島に生息する羊から採取されたウールを使用していること。高い耐久性と柔らかさを誇るシェットランドウールを6本取りで編み込んでいます。極太の毛糸はきゅっとした編み目というより手編みならではのざっくりとした編み目になっており、柔らかさを保ちつつ、暖かさをしっかりキープ。袖や裾は若干絞ったデザインなので、冷たい風が入ってきません。

襟の部分や袖先、裾の部分は本体と違う編み目になっているのもポイント。単色でも細やかな編み目が印象的です。深く作られた襟はしっかりと首を防寒してくれます。肌に当たる毛糸が柔らかいので、着心地が気持ち良いのも嬉しいですね。シェットランドウール ジップアップジャケットは襟もとから袖先までがひと続きになったラグランタイプで、サイズを合わせやすく、また厚地に作られているのでアウター代わりにしても良さそう。センターに付いたジップは完全に閉めても、あえて開けてインナーを見せても。上からも下からも開ける逆開ファスナーなので、中に柄のシャツや形が特徴的なカットソーを着て、裾から見せても素敵です。

お色はネイビーとアイボリーの2色で、男性も女性もお使い頂けるサイズをご用意しました。手編みなので一点一点若干のサイズの誤差がありますが、それもまた味わい。見た目にもその暖かさが分かるシェットランドウール ジップアップジャケットを冬の定番にぜひ仲間入りさせてみてはいかがでしょうか。

現在のカナダ・バンクーバー島では1800年代より先住民がカウチンを編んでいたと言います。伝統的に編まれていたそのニットのデザインを継承し、KANATA（カナタ）は1979年よりニット製品を手がけるようになりました。そもそもカウチンセーターとは、カナダ・バンクーバー島の先住民であるカウチン人に由来する、狩猟用の作業着として用いられたセーターを指していました。トナカイや鷲といった動物や雪の結晶、杉などの自然に関する模様と幾何学的なデザインを組み合わせた柄が特徴で、太い毛糸で編まれた厚地のセーターは撥水性と防寒性が優れていると言われます。現在ではカウチン族の伝統工芸として「カウチンセーター」という呼び名が広く知られていますが、元は19世紀初頭にスコットランド人からカウチン族に編み物の技術が伝来されたことがルーツとなっているようです。

KANATA（カナタ）では、先住民の文化から生まれた独特のデザインとパターンを守り続け、カウチンセーターの代名詞的ブランドとしてのその地位を築いています。良質な原毛を手で紡ぎ、極太の毛糸で手編みされるカウチンセーターは、羊毛が持つ天然の色合いによって素朴で温かみがあるものに。編み目がしっかりと詰まったこのセーターは、厚みがあり、保温性に優れているほか、ジッパーは手縫いによって取りつけられるなど、人の手で作ることにこだわりを持ったアイテムです。