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梅山窯(ばいざんがま)

くらわんか

お好きなものをくらわんか?

名前の由来は関西弁の「くらわんか」(食べませんか?)からという、何とも可愛らしい理由から。江戸時代発祥で、川を流れる不安定な船上で食べるため底尻(高台)が高く安定感のある形に作られており、その習わしが現在にも伝わっている伝統的な器です。
温もりのある焼き物を生活に取り入れるとき、気になるのはその扱い方。いわゆる土ものと言われる陶器は繊細で、日常使いに躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。そんな方にはまず、丈夫な磁器から挑戦してみることをおすすめします。陶石から作られる磁器は生成時1200℃以上の高温で焼かれ、食洗機やレンジも問題のなくお使いいただけます。
また、磁器と一口に言っても、色鮮やかな絵付けが特徴の九谷焼、品のある白さが特徴の有田焼と、産地によって様々な種類があります。その中で今回ご紹介するのは、素朴でぽってりと温かみのある磁器、砥部焼(とべやき)。国の伝統工芸品にも指定されている砥部焼の中でも最古の窯元、梅山窯(ばいざんがま)の器たちは美しい絵付けもさながら、150年という長い歴史を生活と共に歩んできた、老舗ならでは独特の趣きをお楽しみいただけます。

多用途な器と美しい絵付け

素朴なフォルムのくらわんか碗はころんとした形と大きい高台が、安定感と手の持ったときのフィット感を作り出しています。その安定感から、江戸時代当時はご飯の他にも汁物やお餅、お酒なんかも入れていたんだとか。飯碗としてご飯をよそっても良いですし、安定感を生かして小鉢として使ってみたり、朝食のデザートやサラダを入れても良いですね。一つで何役にでもなってくれる便利な器ですので、まずはくらわんか碗から、是非暮らしの中に取り入れてみてください。 

今回ご用意したのは「だみ入りなずな」、「下り赤花」、「赤線三つ葉」の三種類。
職人により一筆書きで描かれた絵付けは梅山様式と呼ばれる独自の技法。民芸品ならではのダイナミックさを持ちつつも、華美すぎすシンプルすぎず、どんな料理にも調和してくれます。自然をモチーフにした賑やかな絵柄は単色の料理を引き立ててくれますし、磁器の特徴である白い素地と呉須の鮮やかな青色は多色な料理も彩りを引き立てて食欲をよりかき立ててくれます。 

伝統が息づく器

安永4年(1775年)に製造の始まった砥部焼と、その長い歴史と共に歩み続けてきた老舗の窯元・梅山窯は明治15年(1882年)梅野政五郎によって開窯されました。砥部焼の窯元で最も古い歴史をもち、太平洋戦争後、砥部焼復興のため「美は生活の中にある」という価値観を提唱する民芸運動を進めていた柳宗悦、浜田庄司、鈴木繁男、河井寛次郎などが梅山窯の制作にかかわり、ろくろから絵付けまで一つ一つ手作業で作られる、独自の技術技法を完成させました。
この運動の流れは「暮らしに寄り添った“かたち”」「自然を感じられる“文様”」「素朴で美しい“手しごと”」として現代まで受け継がれ、「用と美」のコンセプトのもと使い手に寄り添った器を作り続けています。
梅山窯の器は陶石から呉須の顔料まで砥部で取れたものだけを使用しており、生活だけでなく地域にも根ざしたブランド。作り手の使い手へも地域へも深い思いが詰まった器は、いつまでも手放したくない美しさが眠っています。

くらわんか(だみ入りなずな)
   

 

  • くらわんか(だみ入りなずな)
  • くらわんか(下り赤花)
  • くらわんか(赤線三つ葉)
  • くらわんか(だみ入りなずな)
  • 上から見た様子(だみ入りなずな)
  • 底面(だみ入りなずな)
  • だみ入りなずな
  • くらわんか(下り赤花)
  • 上から見た様子(下り赤花)
  • 底面(下り赤花)
  • くらわんか(赤線三つ葉)
  • 上から見た様子(赤線三つ葉)
  • 底面(赤線三つ葉)
  • サイズ感(下り赤花)
  • アップ(下り赤花)
  • 上絵付けの赤黄緑がポイントです(下り赤花)
  • アップ(赤線三つ葉)
  • お好きな柄をお選びください
  • 使用イメージ(だみ入りなずな)
  • 使用イメージ(だみ入りなずな)
  • 使用イメージ(下り赤花)
サイズ 直径約12cm × 高さ約7(cm)
重量 約239g
素材 磁器
製造国 日本
対応機器 電子レンジ:◯
食器洗浄機:◯
オーブン:×

注意事項

  • ◇手作りのため、形・大きさ・絵付けの色合いなどが微妙に異なります。画像やサイズと全く同じではございませんが、焼き物の個性としてご理解くださいませ。
    ◇入荷時期により、箱が異なる場合があります。予めご了承くださいませ。

ブランド紹介

梅山窯(ばいざんがま)

梅山窯(ばいざんがま)

砥部焼の歴史と共に歩み続けてきた老舗の窯元、梅山窯は明治15年(1882年)梅野政五郎によって開窯されました。戦争で多くの窯元がなくなった中で生き残った梅山窯に、民芸運動を進めていた柳宗悦、浜田庄司、鈴木繁男、河井寛次郎などが制作にかかわり指導。梅山窯の独自の技法を完成させました。砥部焼の窯元で最も長い歴史を持ち、長年生活に根ざした器を作り続けた梅山窯は「用と美」のコンセプトのもと磁器の特性を生かした、日常使いしやすくかつ美しいものを作り続ける、暮らしに寄り添ったブランドです。  

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くらわんか(だみ入りなずな)

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