しゅっ、しゅっと、かつおぶし削りの音は、美味しい和食への第一歩。
無形文化遺産に選ばれた和食の素材のうまみを引き出す大切な「だし」。鰹に昆布と種類はありますが、だしを作ることも楽しく、出来上がった食事をより一層美味しく感じるかつおぶし削り。
まるで、かんなで木を削る大工さんのように、しゅっ、しゅっと削る音と母親の手つきに、子ども心に憧れたのを憶えています。透き通る薄さに削られた鰹節を、小さな引き出しを引いて、指先でつまんで口に入れ時にふんわりとしていて、そのあと、じわっと美味しかった記憶があります。
現代では、真空パックに入った便利なかつおぶしがありますが、かつおぶしを削る作業自体それほどの手間ではありません。家族2人〜4人分のちょっとの量なら、一手間かけることで、家庭での食の幸せが広がりそうです。
ほうれん草のお浸しにかつおぶしを乗せて、醤油を一回し。おかかのおにぎりや、煮物、炒め物のアクセントに。削りたてのかつおぶしを一度口にしたら、きっとその美味しさの虜になってしまうはず。
鉋(かんな)製造の技術
台屋(DAIYA)では大工さんが使う鉋(かんな)を1946年から作ってきました。和食の良さが見直される中で、一般の人々の暮らしに役立つものを作りたいという想いから生まれたのが、このかつおぶし削り器です。台屋(DAIYA)は、お客様により良い商品をお届けするという使命の他にもう一つ使命があると謳っています。それは今ある高い技術を後世に残すということです。そのためには高い技術を使った製品を知ってもらい、買ってもらい使ってもらうことでものづくりを行うメーカーの技術も向上し、後世に残せるのです。「良いモノ」を「発信」しなければならないという想いを体現するべく、企画から約1年間の試行錯誤の上、台屋(DAIYA)が得意とする無垢材から削り出した箱を製作。継ぎ目がない木製の箱は壊れにくくシンプルな新しい形に仕上がり、2014年にブランドとして誕生したのです。
使いやすく、コンパクト
高級家具に使われるブナ材を活かし、奇をてらわないシンプルで長く愛される形、それでいて他にない形を目指したのだそう。表面は、木の呼吸を妨げない天然クルミオイル仕上げ。クルミオイルが酸化した後、汚れのつきにくい膜となって美しさを長持ちさせます。もちろん無垢材ですので年月とともに味わい深い色合いに変化していきますよ。かつおぶしを削るという機能だけでなく、道具として育てていくことに配慮された、かつおぶし削り ブナです。
一般に、かつおぶし削り器といえば桐材の箱で出来た引き出し付きのデザインを思い浮かべる方も多いかと思いますが、あえて台屋(DAIYA)の鰹節削り器はそこを外しました。それは、現代の暮らしに馴染みやすいデザインにしたいという作り手の意図。いつでもすぐに使えるところに置いてほしいとの願いから台屋の削り器はコンパクトですし、従来の引き出し型の約二分の一の高さなので、力が入れやすく削りやすい設計になっているのです。
<台屋(DAIYA)の特徴>
1 コンパクトで従来にない和モダンなデザイン
2 得意な無垢材を削り込んで作った箱(継ぎ目がない造形)
3 創業1946年の鉋職人が作った、しっかりした鉋
4 本物のかつおぶしを試し削りしてそのまま出荷(刃の調整なしで使い始められます)
5 アフターフォローが可能
シンプルな造形の中に、使い手への想いがたくさん詰まった「かつおぶし削り ブナ」。和食にこだわるお料理好きな方や、結婚の贈り物にも是非お選び頂きたい逸品です。
サイズ | 幅8×長さ24.7×高さ5.5(cm) |
箱サイズ | 化粧箱:幅約10×奥行26×高さ7(cm)
外箱:幅約11×奥行31×高さ9(cm) |
素材 | 鉋台:白樫
刃:炭素鋼SK材(48mm) 箱:ブナ クルミオイル仕上げ ※底面すべり止め付き |
重量 | 約680g |
製造国 | 日本 |
箱有無 | 有 |
台屋はものづくりの町、新潟県の三条市にて立ち上がりました。母体である(有)山谷製作所は1946年創業。当初は学校教材等を多く手がけてきたが、約30年ほど前から本職用の大工道具作りに移行。「より早く、より正確に、より安全に」をコンセプトにした道具ブランド「六兵衛」として製品化した後、2014年に家庭用品ブランド「台屋」を製品化するに至ったのです。コンパクトで従来にない和モダンなデザインで、初めての人にも使いやすく、現代の暮らしにも馴染みやすい製品を生み出しています。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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