繊細な蒔絵技術が美しい、Bisaiのジュエリー

上品な光をまとい、さりげない存在感を発揮する。
Bisai（ビサイ）のジュエリーは、身に付けると芯が一本通ったように
背筋を伸ばしたくなる、所作に気を使いたくなる、そんなジュエリーです。
こんなにも繊細で美しい模様が施されたものなら、納得ですね。
日本の、最高品質の伝統技術である蒔絵（まきえ）を堪能出来る、
非常に贅沢なジュエリーをご紹介します。

蒔絵（まきえ）は、漆器や白蝶貝などの表面に漆で絵や
文様を描いた上に金や銀などの金属粉を「蒔（ま）き」、
磨き上げて定着させる漆器の伝統的な装飾技法のことです。

もともとは印籠や茶道具などに施す、貴族階級に好まれた技法で、
奈良時代が起源と言われています。
漆器とともに日本独自に発展した技術で、花や鳥などの自然の
文様が加飾されることが多いようです。

Bisai（ビサイ）は、石川県山中で生まれた加賀蒔絵ブランドです。
もともとは茶道具など、伝統的な蒔絵を制作していましたが、
現代に見合うジュエリーアイテムの展開を開始しました。

Bisai（ビサイ）とは、「美彩」と「微細」。
非常に繊細な技術でもって生み出される、美しく彩りあるジュエリーを
毎日身に付けて欲しい、そんな想いが込められています。

モチーフのベースとなる、白蝶貝。
見る角度によって光がグラデーションのように美しく変化します。
シャツのボタンなどにも用いられる素材です。
その白蝶貝をジュエリー用の丸いモチーフに加工していきます。

漆で模様を描き、金粉を蒔いて乾かします。

「乾かす」といいますが漆は湿度が無いと乾きませんので、
正確には「硬化させる」イメージでしょうか。
湿箱（しめしばこ）といって、水を打ち湿度と温度を調整した
木製の箱に入れて2晩程乾かします。

金粉を蒔いただけでは艶や光沢は出てきません。
生漆を全体に塗って薄い漆の膜を作り、拭き取る「摺り漆」という
作業を行います。この摺り漆を繰り返すことで段々と艶が生まれます。

職人さんが最も神経を使うのは研ぎ磨きの作業だそうです。
サンドペーパーで削り、鹿の角の粉で磨きを行うのですが、
この時研ぎ過ぎてしまうと描いた模様が消えてしまうので、
艶を出すことと模様を守ることのギリギリのラインでの判断が求められます。

こうして、職人さんの丁寧な手仕事と、伝統工芸への誇りを
感じることが出来る、大切にしたい逸品が完成するのです。

Pendant リングは、白蝶貝の美しさを堪能出来るデザイン。
リングという名の通り、ぷっくりとした白蝶貝のモチーフを
縁取るように、蒔絵でリングの線があしらわれています。
白蝶貝は光の具合によってグラデーションのように変化する
輝きが特徴で、フレームのように描かれた金線が白蝶貝の
自然な色を引き立てています。

Pendant 雫白は、雫の形が可愛らしい
ペンダントトップが印象的。淡く輝く蒔絵の一滴は、
女性の首元をエレガントに見せてくれますよ。
同デザインでフックタイプのピアスもご用意があるので、
セットでお使い頂くのもおすすめです。

Pendant ナナホシは、漆でてんとう虫柄が描かれた
遊び心溢れたデザイン。幸せを呼びこむと言われるてんとう虫柄は、
身に付けるだけで心をウキウキとさせてくれます。
赤と白の2カラーご用意があります。
全てのペンダントチェーンの長さは最大約45cmですが、
留め具についた金具(ボール)をスライドさせることで、
短く調整することも出来ます。