ずっと使いたいモノ、置いてます。

室内で楽しむ、凛と澄んだ音色

夏の風物詩でもある風鈴。鋳心ノ工房(チュウシンコウボウ)の吊り風鈴（卓上型風鈴）は、鋳物が奏でる凛とした音が耳に心地よい置型の風鈴です。一般的に吊るす場所を選ぶ必要がある風鈴ですが、こういった置型（卓上型）であれば窓の近くの棚、玄関、ダイニングテーブルと、どんな場所でも涼しげな音を楽しむことができます。

夏はエアコン、扇風機の他にも、換気の際に自然と流れてくる風、しっとりとした夜の風、と様々な風の流れを感じられる季節です。置型で場所をとらないので、一年中出しておいても困りません。生活必需品ではないけれど、あるとうれしくなる日用品。夏らしいプレゼント、季節の贈り物としてもおすすめします。

トレーとしても。ふと手が触れて鳴る心地よさ

鋳心ノ工房(チュウシンコウボウ)の吊り風鈴は、スタンド付きの吊り風鈴（卓上型風鈴）。引っ掛ける場所がなくても風鈴の音色を楽しむことができる上、置く場所を気軽に変えられます。風通しの良い窓際、エアコンや扇風機の風が当たる場所、ダイニングテーブルやワークデスクの上と、様々なシーンで涼やかな音色を楽しむことができます。さらにトレー付きなので、玄関先に置いて鍵やいつも身につけているアクセサリーを入れる小物入れとしてもお使いください。小物を取るときに自然と短冊に手が触れ、ひそやかに鳴る音色も趣深いものです。

外見（そとみ）の形は三角形と丸形の2種類で、それぞれ音色が異なります。「三角」は高めの音で、可愛らしい涼しげな音色。一方「丸」は「三角」よりも低めの音でしっかりと響き、鋳物ならではの重厚感のある音色です。二つ揃えて場所を変えて楽しむのも素敵ですね。ガラスの風鈴とは違う音色、魅力のある、長く使い続けられる鋳心ノ工房(チュウシンコウボウ)の風鈴です。

伝統の技を現代の暮らしに

鋳心ノ工房(チュウシンコウボウ)は、日本に伝わる鋳物の伝統美を、今日の生活様式に合う形で提案したいという想いから誕生したブランド。デザイナーである増田尚紀さんがブランドを立ち上げたのは、大学卒業後、恩師の生まれ育った山形にアシスタントの仕事で移住したことがきっかけなのだそう。鋳物は、暮らしとともに発展してきたものですが、現在は国内よりも海外からの需要が多いという側面もあります。そんな中で、日本の個性である伝統工芸「山形鋳物」を次世代に伝えたいという理念から、1997年に鋳心ノ工房(チュウシンコウボウ)がスタート。2013年にはグッドデザイン賞を受賞した他、作品はニューヨーク近代美術館にも所蔵されています。

山形鋳物の歴史は古く、平安時代、源頼義が山形地方を転戦していた際、従軍していた鋳物師が、山形市内を流れる馬見ヶ崎川の砂と、千歳公園付近の土質が鋳物に最適であることを発見し、この地に留まったことがきっかけと言われています。岩手県の南部鉄器と並び、鉄鋳物の代表的産地で、茶道の必需品である「茶の湯釜」の多くを生産しているという特徴もあります。

日々の暮らしの中で、伝統の技とデザイナーの想いを感じることが出来る、鍋敷。時とともに、まるで風景の一部のように暮らしの中に溶け込んでいく佇まいを、お楽しみください。

吊り風鈴の音色（0:00〜：丸、0:20〜：三角）