ずっと使いたいモノ、置いてます。

ヴィンテージの味わいを求めて

FilMelange（フィルメランジェ）のVINTAGE UNEVEN DYED SWEATシリーズのスウェット。ヴィンテージショップに並んでいるようなスウェットを再現したシリーズで、長く愛用されてきたような一着を求めて、素材選びから染色加工が施までFilMelangeのこだわりが詰まっています。ところどころムラになった染めも味があり、古着好きにはたまらない一着です。

素材、デザイン、全てにこだわりを

USA製のスウェットによくみられるようなカリッとドライタッチのユニセックス裏毛スウェット VANCE。程よく硬めの風合いを再現するため、表面には空紡糸を使用しています。空紡糸とは、空気圧で繊維がより合わさった構造を持つ糸で、糸の状態では適度な空気を含みふっくらとボリューム感がありますが、織り地になるとざっくりとしたやや硬めの風合いになるのが特徴です。アメリカのTシャツにもよく使われており、特有のカラッとした手触りを生み出しています。裏面はオーガニックコットンを使って、ウールのような保温性を高める効果を持つ丸起毛の加工が施されているので、コットン100％でありながら、冬の寒い時期にも暖かく着ていただけます。

染色にもひと手間加え、最初から少し色落ちしたようなフェード加工を施しています。こうすることで、通常は長く着ていくうちに自然と出てくる紫外線による色の変化のような、独特の風合いを出しています。そんな生地にプリントされているのは山々を超えて飛び立つ渡り鳥の鴨たち。染み込みと半ラバーの版を重ねて陰影が出るようなプリントにしており、生地の風合いにもよく馴染んでいます。

お気に入りの洋服はつい何度もローテーションするからこそ傷みも気になってきますが、FilMelangeのスウェットは洗うごとに引き締まって強くなり、着るたびに雰囲気を増していくので、服を育てていくような長く愛用する楽しみを感じさせてくれます。ヴィンテージというと着心地の良さは諦めなくてはならないものもありますが、このスウェットは全て綿糸での縫製なので、ヴィンテージを再現しながらも肌触りや着心地の良さを兼ね備えてた一着に仕上がっています。

最高峰のカットソーを目指す、ファクトリーブランド

もとは、セレクトショップからの依頼を受けて服づくりを行うOEMの会社としてスタートし、その後2007年春にFilMelange（フィルメランジェ）という名前で服づくりをスタートしたのが、このブランド誕生のきっかけです。

オーガニック・コットンを中心とした天然素材を中心に、糸の開発から生地までのテキスタイルの開発・販売、カットソー主体の服づくりを得意とし、コットンや獣毛など厳選したマテリアルを昔ながらの吊り編み機にかけ、糸に負担をかけず、風合いを損なわずに作り上げたテキスタイルが評判となっています。

ブランド名のFilMelange（フィルメランジェ）とは「混色の（Melange）の糸（Fil）」という意味を持つ造語です。昔ながらのTシャツやスウェットシャツの杢柄のように、美しく混ざり合った色を意味します。厳選した天然素材を使用することを前提とし、原料である「わた」の選定から「糸」「生地」「縫製」に至るまで徹底した自社開発を行っています。また、着心地はもちろん、環境への配慮からオーガニックな素材を積極的に使用しています。丁寧な仕事を大事にする日本の優れた職人に絶対の信頼をおき、その技術の伝承のためにも日本製にこだわるという徹底ぶり。この「原点」を大切に、できる限りシンプルな発想で、『最高峰のカットソー』を作り続けているのだとか。これらをふまえ、衣服を着ることの意味や喜びを追求したものづくりをしています。