冬のお楽しみ、ケーブル編みのニット。フレンチメリノウールのふっくらカーディガン。

毎年冬になると心惹かれる、丁寧に編み込まれたケーブル模様のニットアイテム。小さな頃から慣れ親しんできた、「セーターといえば」という編み模様は着ているだけで気持ちまでほっこりと暖かくしてくれます。

今回仲間入りしたのはオリジナルのフレンチメリノウールを使ったカーディガン。ふんわりとした肉厚感と、身頃に大きく入ったケーブル模様が印象的な一着です。空気をよく含み保温性に優れたカーディガンは、寒い冬に心強い存在となるでしょう。

ケーブル編みとは

ケーブル編みとは、縄のような模様の編み方のこと。編み目を交差させることで、縄のようなねじれた模様を表現しています。

縄目模様のセーターというと、イギリスのフィッシャーマンセーターが元になったアランニットを思い浮かべる方も多いかもしれません。この縄目には諸説あり、縄目の模様が家紋のような役割を果たし、万一漁師が海で不慮の事故に遭っても、その人が着ているセーターの模様で人の判別が出来たという話もあるのだそう。実際には、縄目が家紋になっていたというよりも、手編みのニットは作り手によって編み方の癖が如実に現れるため、そのニットの風合いによって誰が編んだかすぐ分かる、ということだったようです。

小さな頃から何気なく見ているニットが実は世界中で長く愛されてきたものだと考えると、このカーディガンも流行に左右されずに、年を重ねても長く着られる一着になりそうです。

希少なフレンチメリノウールを使って

糸は、南フランス・アルル地方で飼育された希少なフレンチメリノウールを使用しています。メリノウールとは、メリノ種から採れる高品質な羊毛のことで、主な生産地は、オーストラリア、ニュージーランド、そしてフランスの3ヶ国。中でもごく限られた地域のみで生産され生産量も非常に少ないフレンチメリノウールは、通常のメリノウール以上に弾力性と膨らみがあるのが特徴です。また、しっかりとした肉感と凹凸のある編地の見た目とは裏腹に軽く仕上がっているので、長時間着ても疲れたり肩が凝ったりという心配がないのも嬉しい点です。

肉厚なニットのカーディガンというと、着膨れしたような印象になってしまうものもあるのですが、フレンチメリノウールカーディガンは、編地のボリュームと相反して、落ち感のあるすっきりとしたシルエットが特徴です。

丈は少し長めで、162cmのモデルが着用してお尻がほぼ隠れるくらいの長さ。気になる腰やお尻回りをカバーしてくれるので、細身のパンツにも安心して合わせられます。

前を閉じて着るのも良いですし、ゆったりとしたドロップショルダーなので、こんな風にあえて肩を落とし気味にして羽織るもの素敵です。

スタッフのお気に入りのポイントはこのくるみボタン。特に白いニットのカーディガンは、ボタンの存在感は大きく、全体は素敵なんだけど、ちょっとボタンが好みじゃないなということがあるのも事実。フレンチメリノウールカーディガンは、本体と同じ糸を使ったくるみボタンを使っているので一体感が出ています。普遍的な定番デザインのものも、こんな風に他とちょっと違うお気に入りのポイントがあると、より愛着が湧くものです。

色は、WHITEとNAVYの2色をご用意しました。

/ W H I T E /

柔らかな印象のクリーム色。暗くなりがちな冬の装いをパッと明るくしてくれる存在です。