キャンバスバッグはその丈夫さから荷物をたっぷり入れても安心感があり、困ったときのバッグとして役に立つことが多いですが、どちらかというとおめかしした日のお出かけ用というよりも、アクティブな日のバッグやサブバッグと認識されている方も多いのではないでしょうか。
今回ピックアップするSUNSET CRAFTSMAN CO.(サンセット クラフツマン カンパニー)は、そんなキャンバスバッグを洗練されたデザインに落とし込み、オンオフともに使える便利なアイテムになっています。これから春に向けて、見た目も軽やかで使い勝手の良いバッグをお探しの方におすすめしたいブランドです。
岡山県赤磐市に工房を構えるSUNSET CRAFTSMAN CO.(サンセット クラフツマン カンパニー)。もともとアメリカでヴィンテージディーラーをしていた創業者の金山拓平氏は、ヴィンテージクローズのように長く愛用される、使い込む度に味が出る佇まいにこだわったバッグ製造を始め、現在ではレディス、メンズともにさまざまなシーンで使えるキャンバスバッグを手がけています。
無駄を省き、すっきりとした印象を受けるSUNSET CRAFTSMAN CO.(サンセット クラフツマン カンパニー)のバッグ。それでいて、長く使い続けられるように丈夫で細かな仕様になっており、その姿がまさに時間の経過とともに楽しめるヴィンテージバッグを彷彿とさせます。
驚くことに、生地の裁断から縫製、ペイント、刻印、組み上げ等の工程は全て金山氏自身によって行われています。それゆえに生産数は限られるものの、高い品質を維持したバッグが生まれていくのです。
4号・9号生地の違い。9号のほうが薄く生地密度が細かく見えるのに対して、4号は厚さがあり、よりしっかりとした印象になります。
SUNSET CRAFTSMAN CO.(サンセット クラフツマン カンパニー)のバッグの土台となっているのは、倉敷市で伝統的に作られる倉敷帆布。コットンを素材に、製品に応じて厚さの異なる4号、9号の帆布が採用されています。ZUTTOでは主に女性が使いやすい、軽くて薄い9号生地のアイテムをセレクトしています。
バッグのハンドルやストラップとして使われている革は、姫路市のメーカーが手がけたベジタブルタンニンなめしの牛革が使われています。高密度な牛革らしい丈夫さとともに、コシがあり、光沢を帯びた仕上げ。日本の素材にこだわり、バランス良く配置されたパーツが「洗練された」という表現が似合うキャンバスバッグを作り出しているのです。
SUNSET CRAFTSMAN CO.(サンセット クラフツマン カンパニー)をさらに特異としているのが、色。
SUNSET CRAFTSMAN CO.(サンセット クラフツマン カンパニー)のバッグには本体の色だけでなく、本体と底面に異なる色を使用しています。こうしたキャンバス生地の色は、生地を色に浸けて染色するのではなく、ブラシを使って一つ一つ手作業でペインティングされることで生まれているのです。
20世紀に作られてきたヴィンテージバッグには、生地の上にペイントを施すことで、防水の役目を果たしていたものがあったそうです。SUNSET CRAFTSMAN CO.(サンセット クラフツマン カンパニー)はそんなバッグからインスピレーションを受け、より長く製品を愛用してもらうためにブラシでバッグをペイント。乾燥したらタワシで洗浄することでテカリを除きつつ塗料を定着させ、耐水性・耐久性を高めるという方法を採用しています。
先にも述べた通り製品は金山氏一人が手がけているため、ペイントをするにも手間暇がかかります。一方で長く使ってもらえるように妥協を惜しまないものづくりの精神が垣間見える部分です。
特に底面はペイントだけでなく、銅製リベットを加えることでも、耐久性を高めています。
ZUTTOでは鮮やかなカラーのものもありながら、グレーのほか、普段づかいしやすい「MILK」という、アイボリーに近い淡い色のアイテムを多くお取り扱いしています。この淡い色もペイントによるもの。優しい雰囲気のカラーが人気です。
さて、ZUTTOではSUNSET CRAFTSMAN CO.(サンセット クラフツマン カンパニー)のバッグを数多く取り揃えています。ほとんどは女性が持ちやすい4号帆布のコンパクトサイズですが、中にはたくさんの荷物を入れられたり、男性も使える大判サイズも。ご自身で使うシーンをイメージしながら、しっくり来るものをぜひ見つけてみてください。
中央に付いたベルトストラップがおしゃれなアクセントになった、帆布バッグ SCCF001は、レザーとキャンバス生地の配置バランスが良く、SUNSET CRAFTSMAN CO.(サンセット クラフツマン カンパニー)らしいデザイン性と素材の特徴をよく感じられます。
ベルトストラップはホックになっていて片手でも開閉することができます。そのためバッグを腕に掛けた状態で扱えるので便利。GRAY・MILKともに落ち着いた雰囲気で、大人が使うバッグとしてぴったり。ミニバッグとはいえ、折りたたみ傘や薄手のカーディガンなども収まる容量があるので、普段づかいに使えます。
ZUTTOが取り扱う中でもっともシンプルなデザインで、人気がある帆布 トートバッグ(S) PINE 9号 SCCP001。バッグの口をスナップボタンで留めるタイプで、小ぶりでありながら高さとマチがしっかりあるミニバッグです。
内側はお弁当箱やボトルがすっぽり収まる容量。内ポケットも一つ付いています。一つあればさまざまなシーンに役に立ちます。休日用としてはもちろん、通勤時のサブバッグにもおすすめです。
太めのブラックレザーを主役に、ZUTTOが別注した【別注】帆布バッグ SCCF 008 BLACK/MILKは、より洗練された印象で、ディナーやデートなど、特別な日のお出かけにもおすすめしたいアイテムです。
ミニトートとはいえ手で持った際に地面に付かないのが嬉しいサイズ感。革の面積を広く取ることで、「カジュアルなキャンバスバッグ」というより、「シックなキャンバスバッグ」という印象を受けます。華やかなストールと合わせた装いやヒールですらりと見せたシャツ×パンツスタイルなど、きれいめのスタイルによく似合うバッグです。
細身のハンドルに、縦長のキャンバス生地を組み合わせた帆布 ワンハンドルバッグは、やや多めの荷物を持ちたい方や肩に掛けて持ち歩きたい方におすすめです。SサイズはA5サイズの書類が収まります。キャンバス生地をメインにしたデザインですので、ほかのラインナップに比べると、カジュアル寄りの印象があります。
カジュアル寄りとはいえ、組み合わせる装いによってはオンの日のバッグとしても。ジャケットとヒール靴と合わせた通勤スタイルにも似合います。
同じデザインのMサイズは、A4サイズの書類が収まる容量があります。バッグが縦長なので荷物をたっぷり持っていてもスリムに見せてくれます。小旅行で持ち歩くバッグとしても便利です。
帆布 トートバッグ(S) PINE 9号 SCCP001の大容量版、SCCP002はたっぷり容量のトートバッグをお探しの方におすすめ。幅・マチ・高さともに十分で、口はスナップボタンで留めることができます。なお、大容量とはいえ、女性でも肩に掛けられるくらい軽いので、ご安心を。
ノートパソコンも横向きで収まるほどの容量があるので、通勤バッグとしても使えますし、赤ちゃんの荷物を詰めるママバッグとしても役立ちます。前後に内ポケットが付いていますので、小物の整理整頓も容易です。
帆布 トートバッグ(M) PINE 9号 SCCP002より、横幅が10cm程度大きい帆布 トートバッグ(L) PINE 9号 SCCP003がもっとも大きなバッグです。大きい分、幅がある荷物や重い荷物にもしっかり持ちこたえるよう作られており、9号帆布と随所にある真鍮リベットがバッグ本体を支えてくれます。
シューズやマイボトル、ヨガマットを持ち歩くためのジム用としても良いですし、お花見やピクニックで使うブルーシートや子どもたちの遊具を入れるアウトドア用としても使えます。旅行バッグとしても良いですね。中央に入ったネイビーのラインがチャームポイントです。
こちらはZUTTOで取り扱いのない形ですが、SUNSET CRAFTSMAN CO.(サンセット クラフツマン カンパニー)の代理店の方が愛用しているという同ブランドのバッグ。キャンバス生地がくたっと柔らかくなり、レザーの色合いも変化している様子が分かります。
人によっては毎日同じものを持ち歩くバッグは、ファッションアイテムの中では使われる頻度が高く、私たちにとって一番身近に感じられる存在です。だからこそ、荷物を運搬するというバッグとしての役目、そして使う人の装いやライフスタイルに合ったものが頼りになります。数ある中から「これだ」というものを選びとって、長く付き合っていきたいですね。
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