親しい人への贈り物は、毎年どんなものを選ぼうかと悩んでしまうものですが、長年寄り添ってきたからこそ、贈れるものがあると思います。例えば、お茶やコーヒーを淹れる道具。その種類も淹れ方も人によって嗜好は様々。相手をよく知らないと、贈れないものだったりします。
朝は新聞を読みながら必ずコーヒーを飲む父に、行きつけのお茶屋さんの新茶を楽しみにしている母に、ほっと一息を楽しんでもらえるような茶器をギフトに贈ってみませんか。
目次
贈りたい相手の生活に合わせて選ぶ
好みの飲み物を美味しく淹れる茶器で選ぶ
- 紅茶、中国茶派
- ほうじ茶、番茶派
- コーヒー派
お茶やコーヒーを淹れるための道具は、日々使うものだから使う人の手に馴染むということがとっても大切。贈る人のライフスタイルをヒントに、長く使ってもらえるようなものを選びたいですね。
「急須 sencha320 /南景製陶園」
日本茶を淹れるのに適した炻器で作られている急須sencha320。炻器に含まれる鉄分がお茶の渋み成分と反応し、まろやかで美味しい味にしてくれます。横手型の急須には珍しく直線的でシンプルな形状なので、和洋どちらにも合わせることができます。使う人の好みを知らなくても、生活にすっと馴染んでくれるような安心感がありますね。職人の手で削り出され丁寧に焼き上げたその風合いが、素朴でどこか落ち着きを感じさせ、リラックスタイムに優しく寄り添ってくれているかのようです。1人分から4人分まで淹れられる容量なので、友人や家族が集まる時にも活躍してくれます。
もっとお茶が美味しくなる+αの贈り物
「切立 湯ざまし/南景製陶園」
上:急須 sencha320(白練) 下:切立 湯ざまし(黒練)
温度や蒸らし方によって繊細に変わるお茶の味は、淹れる人のその日の心を表しているようにも感じます。美味しさにこだわる方には、急須と同じ土を使った切立 湯ざましを合わせて贈るのも素敵です。注ぎ口がついているのでお湯をこぼすことなく使え、コップで代用するよりも丁寧に美味しいお茶を淹れることができます。素朴な土の質感が料理にもよく映えるので、お茶を淹れるだけでなく盛り付け用の器としても使えるのが嬉しいです。
「朱貫入 ポット / 蔵珍窯」
少しずつ味わい深い色に育つ希少なベンガラを使った朱色の貫入が愛らしいポット。使い込むほどに愛着が増してくる朱貫入 ポットは、一つ一つ表情が異なるので特別な贈り物にもぴったり。1〜2人分のお茶を淹れるのにちょうど良いサイズなので、独り暮らしをしている人にもおすすめです。すっきりとした縦長のフォルムは、ぽってり丸い急須よりも収納しやすく、食器を集めるのが好きな人にも喜ばれると思います。
食卓を美味しく彩る+αの贈り物
「朱貫入 飯椀(大) / 蔵珍窯」
ポットと同じく、すっきりと伸びるような形でほかほかのあったかご飯をたっぷり盛り付けたくなる朱貫入 飯椀(大)。暖色系の食器は、食欲を増進してくれるとも言われているので、ポットと一緒に食卓に並べ、日々の食事を美味しく楽しく彩ってくれそうです。
「名門ドリッパーセット 2人用 / KONO」
コーヒー愛好家にも愛されているKONOのドリッパーは、最も美味しいとも言われるネルドリップに近い味が出せると言われています。コーヒーを淹れるために必要なセットが揃っているので、初めての人でも楽に使い始められるのが嬉しいですね。使い慣れてきたら、好みのコーヒー豆を探してみたり、抽出の仕方を研究してみたり、それぞれに合わせた楽しみ方ができるのは、美味しく淹れられるKONOのドリッパーだからこそ。最近結婚をした友人や、子育てから手が離れたご夫婦にと、おうちでの時間を楽しむ方への贈り物にもぴったりです。
こだわりのコーヒーを一層美味しく飲める+αの贈り物
「コーヒーカップ / 輪島キリモト」
丁寧に塗り重ねられた輪島塗りのコーヒーカップは、天然木を使用しているので熱が伝わりづらく、温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま美味しくいただくことができます。KONOのドリッパーはアイスコーヒーも美味しく入れられるので、好みに合わせたコーヒーを注いでブレイクタイムを楽しんでいただけます。
どんなデザインが好きだろうかと悩んでしまった時は、普段飲んでいるものからヒントをもらうのも一つです。美味しさを一層引き立てられる形で選ぶ贈り物を紹介していきます。
「スモールティーポット / Denby」
紅茶を愛する国、イギリスからやってきたDenbyのスモールティーポットは、1〜2人分を淹れるのにちょうど良いサイズ。雪降る静かな森のような釉薬のグラデーションが美しく、お茶ができあがるのを待つ間にほっと心を落ち着かせてくれているようです。電子レンジだけでなく、オーブンにも使えるほど丈夫に作られているので、毎日のようにお茶を淹れる人にもおすすめです。
「利休鼡 茶呑セット / 蔵珍窯」
急須本体とは別の素材で作られた取っ手が付いていることが多い上手型の急須。
熱が伝わりづらく持ちやすい取っ手は、熱々のお湯をたっぷりと一気に注いで淹れるほうじ茶や番茶などに適しています。利休鼡 茶呑セットの急須は、ころんと可愛らしいフォルム。椿をモチーフにした白と赤の配色が上品に映える湯呑みが2客付いているので、贈り物としても選びやすいですね。
「急須 sencha690 / 南景製陶園」
横手型の急須は、日本茶・緑茶を入れる上で最も一般的な形。急須の注ぎ口に対して85〜90度に持ち手が付いていると注ぎやすいのだそう。一度に入れる杯数と急須の容量が合っていれば比較的どんなお茶を入れるのにも向いています。どんなお部屋にも馴染んでくれるデザインの急須sencha690は、たっぷりと淹れることができるので、急須で淹れたお気に入りのお茶を保温ボトルに入れて持ち運びたい時にも便利です。
豊かな香りを楽しめるハンドドリップタイプは、自分なりの淹れ方や好みのコーヒー豆を見つける探究心がくすぐられます。KONOの名門ドリッパーセットは、ネルドリップの長所とペーパーの簡便さを兼ね備えた独自のフィルターで、自宅で老舗コーヒーの味を楽しめます。スタイリッシュなデザインの専用箱に入っているのでギフトにも最適。
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