長く着たいと思う洋服とは何だろう。そんなことを常に考えながら服作りをしているZUTTOですが、「質の良い素材で作ったもの」「自分のサイズに合っているもの」というのは欠かせない要素だと考えています。自分の体に合う素材とサイズの洋服は、着ていると不思議と心が弾み、いつしか相棒のような存在に。いつまでも大切にしたくなるようなお気に入りの洋服に出会って欲しいという想いから、今回は丈をセミオーダーできるスカートを企画しました。
丈の微妙な違いが印象を大きく変えるスカート。この長さが一番自分の体型には合っている、そんな基準をお持ちの方もいるかもしれませんが、なかなかぴったりな一着には出会えないもの。今回のリネンスカートは4段階の丈をご用意しました。さらに、もっと細かく指定したいという方はお問い合わせいただければご希望の長さでお作りします。一般的な洋服ブランドに比べ、大量生産をしないZUTTO独自の体制だからこそ実現した、自分にぴったりのサイズで穿けるとっておきのスカートです。
BLUE/総丈70cm、身長162cm
※こちらの商品はご注文後に社内アトリエで1点ずつ丈を仕上げてお届けするので、ご注文から発送まで10日前後いただきます。あらかじめご了承ください。
目次)
ZUTTOのアトリエからお届けする、セミオーダーメイドの服。
ZUTTOのアトリエからお届けする、セミオーダーメイドの服。
ZUTTOのアトリエでお直しをお受けするようになって早2年。サイズ調整はもちろんのこと、大切にしていたニットがほつれてしまった、お気に入りのワンピースがアクシデントで裂けてしまったなど、あらゆるお問合せをいただきお直しさせていただいております。お客様からお直しする服への思いをお伺いする機会もあり、皆様のお気に入りの一着をより愛着を持って長く愛用するお手伝いができていることを大変嬉しく思っています。
そんなお直しのご依頼で多いのがスカート丈の調整の希望。身長によって印象が大きく異なるスカートは、既製の長さから調整したいと思われている方が多いことを実感しています。
今回のスカートは社内にいるデザイナー兼パタンナーが、お客様のご要望に応じてスカートの丈を丁寧に縫って仕上げたものをお届けします。他のブランドではデザインとお直しは別の人が担当することがほとんどですが、ZUTTOはデザイナー自身が仕上げているというのが大きなポイント。丈を変えたら当初のイメージと変わってしまったということがなく、細かい要望もデザインを崩すことなくお聞きすることができるのです。
さらに、一般的にセミオーダーというとご注文後は返品はお受けできないものがほとんどですが、今回のスカートはカット無しで丈を変えていく作りにしているため、試着後の返品や丈の変更をお受けすることができます。また、愛用いただいている途中での丈のお直しも可能なので、洋服の好みや年齢、着ていく場所の変化に合わせて丈を再度変えることができるのも他のスカートにはない特徴です。一度短くしたものでも、最長85cmまでは再び戻すことが出来ます。
リラックスして穿けるデザイン
普段着としてコーディネートに迷わず選べるスカートであることを大切に作った今回のスカート。一見シンプルなデザインである分、生地の良さやシルエットが大切になってきます。トップスともバランスよく着られるように前側にはタックを入れて、穿いたときにふわっと動きのあるボリュームが生まれるようにしました。空気を含む素朴なリネン素材を引き立てるようなデザインです。
後ろの裾にはスリットが入っているので、ロング丈でも動きやすく軽やかに着られます。(後ろのスリットも各丈に合わせた深さで調整します。)
BLUEとBLACKをご用意しています。リネンの素朴な素材感によく合う柔らかく優しい色は、「荒炊き染め」という昔ながらの染色方法で生まれています。東京の老舗染色工場が守り続けてきた匠の技を富山の職人が受け継ぎ、染め上げた生地を使っています。江戸時代の染色技術を研究して蘇ったこの染色方法は、通常の染色で使用される釜よりもずっと小さいものでじっくりと時間をかけて生地を染める必要があるのだそう。時間をかけることで、糸の芯がほどけるほどゆっくりと生地が揉まれていくために肌に優しい柔らかさになっていきます。リネンというと、使い始めは硬さがあって使っていくほどに徐々に柔らかくなっていくという印象がありますが、こちらは初めから柔らかいのが特徴。触ってみるとそのふんわり感に魅了されてしまいます。
この柔らかさから生まれるシワも荒炊き染めのもう一つの魅力。身に纏ったときに自然と生まれる細かなシワが、ずっと大切に使われてきたようなリネンの風合いを醸し出しています。
丈の長さは、【総丈70cm /75cm/80cm/85cm】の4種類。15cmの幅があるので、ミディ丈〜ロング丈まで雰囲気が大きく変わります。お手持ちのスカートの中で特にこの丈がお気に入り、というものがあればそちらを測って選んでいただくのがおすすめです。また、スタッフの着比べもご紹介していますので、参考にしてくださいね。
BLUE/総丈70cm、身長162cm
バッグ:ストライプ ラフィアバッグ
サンダル:オープントゥシューズ NATURAL
BLACK/総丈75cm、身長162cm
トップス:ファナージュリネン カフタンブラウス
バッグ:レザーバッグ FUKKU S
BLUE/総丈80cm、身長162cm
トップス:リネン クルーネックニットプルオーバー
バッグ:VEGETABLE HORSE LEATHER / DROP SHAPE POUCH S(巾着バッグ)
シューズ:TRAVEL SHOES スリッポン レイン TR-018 BLG
BLACK/総丈85cm、身長162cm
シャツ:SNAP シャツ
バッグ:4月下旬予約販売開始予定
爽やかで明るい雰囲気になるミディ丈から、落ち着きのある上品な雰囲気のロング丈まで。リネン素材なので、どの丈でも軽やかな印象になり暑い季節も穿いていただけます。
長さの違いでどんな風に変わるのか、2人のスタッフに4種類の長さを穿いてもらいました。
まずは、身長156cmのスタッフFから。
70cmでふくらはぎくらいの丈、85cmでくるぶしが隠れるくらいの丈になります。
選ぶならどの丈? 80cm
普段も80〜85cmくらいの長めの丈を選ぶことが多いのでこちらの丈を選びました。
腰からギャザーが寄せられていて、リネンがふわっと広がる立体感のあるシルエットが可愛らしいです。個人的にはストンと落ち感のあるスカートを選ぶことが多かったのですが、このスカートは穿いてみるとリネンらしい涼しい着心地で肌に張り付かないので、夏に穿くならこういうスカートの方がいいなと感じました。またブルーもブラックも落ち着いた色でデザインもシンプルなので、合わないコーデはないんじゃないかと思っています。
70cmの丈はあまり自分では選んでこなかった長さだったのですが、このスカートはリネン素材とシンプルで落ち着いた印象が相まって幼い印象もなく着られるので、いつもと違う丈にも挑戦してみたくなります。
続いて、身長162cmのスタッフOの場合。
70cmで膝がしっかり隠れるミディ丈、85cmだとふくらはぎが完全に隠れるくらいの長さになります。
選ぶならどの丈? 85cm
いつもスカートで選ぶことが多い、長めの丈が一番しっくりときました。短めだとふんわり感が強く愛らしい印象に、長いほどストンと落ちるので落ち着いた印象になります。
生地は軽く涼しげですが、色が濃いので生地が薄くても透け感がなく安心して穿けます。ふんわりとした自然な広がりが出るようにデザインされているので程よいボリュームがあり、トップスを選ばずバランスよく着られそうです。サンダル、ヒールと朝の靴選びも困らないデザインですが、色の靴下とスニーカーを合わせてカジュアルなコーディネートも楽しみたいです。
後ろのスリットもそれぞれの丈に合わせてデザイナーが調整します。さらに4種類の丈以外の長さやスリットの深さを細かくご指定いただくことも可能ですので、ご要望がありましたらカスタマーサポートまで、チャットやメールでお気軽にご連絡くださいませ。
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