
いつ起きてもおかしくない地震や台風などの自然災害。近年の災害の多さから、防災グッズを一式揃えている方も増えてきているのではないでしょうか。
ただ、せっかく備えていても「収納したまま一度も使っていない」「使い方をよく覚えていない」という声もよく聞きます。いざという時に頼れる防災グッズとは、実は特別なものである必要はなく、普段から使い慣れていて、扱いに困らないもの。
そこで今回は、日常のシーンでも活躍しながら、非常時にもしっかり役立つ「フェーズフリー」な防災グッズをご紹介します。
<目次>
番外編/外出時の万が一に備える
いざ防災グッズを準備しようとなった時、何を揃えれば良いか分からない、中身の交換が億劫、そして、収納場所を取ることに抵抗感がある、と感じた方も多いはず。
そこで提案したいのが「普段から使用できて、非常時にも使える防災グッズ」を揃えること。ベースになっているのは、「備えない防災」と言われるフェーズフリーの考え方です。
フェーズフリーとは・・・
という考え方。つまり「日常生活から、無意識に災害に備えられること」です。
防災用品のほとんどは、普段は収納していて、非常時のみに取り出して使うもの。そのため、万が一の時に使い方が分からなかったり、故障してしまっているということも多いのがネックです。それに対してフェーズフリーなアイテムの代表格であるアウトドア用品は、防災用品としても役に立つものが多く、普段から使用しておくことで使い方を習得していたり、故障に気づくことができるのです。
「防災」と聞くと特別なことをするイメージがありますが、日常的に使用しているものが非常時にも使えるという考え方を取り入れることで、日常で使うモノを選ぶ段階で、常に防災という考え方が浮かぶようになり、防災意識も高まる気がします。
ZUTTOのアイテムの中から、普段から使用できる防災グッズをいくつかご紹介します。
1. LEDランタン:明かりの便利ツール
わずか約170gという軽量設計が魅力のLEDランタン。片手に収まるコンパクトサイズながら、しっかりした明るさがあり、さらにランタンとしても懐中電灯としても使えるという2WAY仕様も魅力のライトです。
普段は懐中電灯として玄関に置いて夜のお散歩に、非常時にはランタンとして空間を明るくしたり、作業灯としてお使いいただけます。
防災グッズとしておすすめしたいポイント
①明るさが無段階で調整できる
明るさは5〜600ルーメンの間で無段階に調整が可能。実際の避難所生活の調査では、「夜間の照明が明るくて眠れない」という声が上がるほど、明かりの強さは人によって感じ方が分かれるもの。誰かが眠っている空間では明るさを落とし、作業や移動のときには明るくする、そんな気遣いができるライトです。
②両手が空く
上部にマグネットがついているので、壁面や車内など、引っ掛ける場所がなくても固定することができます。作業時のライトとしても重宝します。
③充電ケーブルが内蔵
上部に充電ケーブルの収納スペースがあり、充電ケーブルも常に一緒になっています。充電したいけど、型が合うケーブルが手元になかった!ということが起きないので、非常時にも安心です。
④保管に場所を取らない
ライトは、実際に避難生活をされていた方の声として、「1つでは心もとない、複数個あると安心」という体験談もあり、家族分あると心強いアイテム。サイズが小さく保管にも場所を取らないので、玄関、廊下、寝室など、家の中にいくつか置いておくのも安心です。
2. 保温・保冷バッグ:食品管理の強い味方
使い勝手の良さで定評のあるOregonian Camper(オレゴニアンキャンパー)のクーラーパック SUPER HYAD 20。従来の2倍の厚さの断熱材を採用し、保冷力を大幅に向上したモデルです。長時間にわたって内容物の温度を維持し、真夏の暑さにも負けない性能が魅力です。
こちらが、実際に備蓄用の食料を詰めた様子。見た目以上に容量があり、水2Lが1本、500mlが4本、その他食材が多数入りました。ショルダーもついていて、いざという時も持ち運びがしやすく、使用しない時はぺたんと畳むことができます。
シンプルなデザインなので、すぐに持ち出せるような場所に置いておけます。
3. レジャーシート:快適空間を作る万能シート
手のひらサイズになる、シートブランケット。普段はピクニックやアウトドアでの使用だけでなく、バッグの中に入れておけば、散歩の途中で出会った素敵な公園でのんびりしたり、屋外で休憩する際に役立ちます。
非常時は、自分の居場所を作ったり、雨避けやブランケットとしても活躍します。薄手ですが羽織ってみると想像以上に暖かく、夏場は汗ばむくらいでした。着替えの際の目隠しとしてなど、大きなサイズの布は活用できそうです。
4. 寝袋:快適な睡眠の確保
雪山などの厳しい登山の現場でも選ばれる、高品質で評価の高いNANGAのダウン寝袋。ZZZ BAGは、そんなNANGAが手がけたエントリーモデルの化繊寝袋シリーズです。日常の中で「使いたい」と思う場面にちょうどよくフィットするスペックで、NANGAの技術が詰まった寝袋です。寝袋=アウトドアのイメージが強いですが、日常と非常時のどちらにも寄り添い、安心感をプラスしてくれるアイテムです。
通常時はアウトドアだけでなく、来客時の簡易寝具としても使えます。一人暮らしの子どもの家に、防災用兼泊まりに行った時の寝具として、一つ送っておくのも良いかもしれません。
数年前大型の台風が来た時、避難所で一夜を過ごす経験をしたスタッフは、その時に辛かったのが、床の冷たさだったと話していました。寝袋がひとつあることで、床に直接寝る負担をやわらげ、少しでも体への負担を軽減してくれます。自宅での避難時には、暖房が使えない状況でも、掛け布団の上から重ねて使うことで保温性を高め、寒さ対策として活躍。車中泊の際の防寒アイテムとしても心強く、限られたスペースでもしっかりと体を温めてくれます。
NANGAの寝袋は、マンションでも無理なく備えられるコンパクトさも魅力。収納時はゴミ箱ほどのサイズまで小さくなり、クローゼットや車内にもすっきり収まります。場所を取らないため、家族分を揃えても収納に困りません。手に取りやすい価格帯で揃えやすいのもポイントで、無理なく、現実的に備えられるアイテムです。湿気に強く扱いやすい化繊素材というのも、長期保管になる防災グッズには適している理由です。
5. キャンプストーブ:暖かい食材を食べる
名前の通り、本のようにパタンと折りたたんで平らな状態で収納できるキャンプストーブ。頑丈さとポータビリティを両立させた作りで、鋳鉄製のスキレットやダッチオーブンといった重さのある調理器具を乗せても問題ない耐荷重性を備えています。
フォールディングストーブは、このコンパクトさならではの出番があります。たとえばバーベキューの際に、メインの料理とは別に、ダッチオーブンでコトコト煮込み料理を仕込んだり、子どもたちとマシュマロを焼いたり。わざわざ大きなセットを出さなくても、「炭や火を使う」というハードルの低い形で日常に取り入れられるので、自然と組み立て方や火加減の感覚が身についていきます。これが、非常時に使うときに一番の備えになります。
底面のプレートの上で、枝や薪、炭、固形燃料など手元にあるものを燃料にできるのも心強いポイントです。実際に役立った防災グッズのアンケートでは「カセットコンロ」が上位にランクインし、"温かい食事が身体と気持ちを支えてくれた"という声が多く挙がっていました。ガス缶の残量を気にする必要がなく、庭にある枝や炭でも火を起こせるこのストーブなら、断水や停電が長引いたときの調理・お湯を沸かす手段としても頼りになります。
耐久性・耐熱性に優れたステンレス製で、使い込むほどに味わい深い経年変化を楽しめるのも魅力。付属の収納バッグには、ストーブ本体だけでなく火おこしキットや火種もまとめて入れておけるので、持ち出す際にひとつひとつ探す手間もありません。
外出時のお守りとして普段から持ち運ぶようになったのが、防災ポーチ。外出先で地震が起きた時や、渋滞で車から降りられない時など、もしもの時に役立ちます。

毎日の通勤バッグにぽんっと入れています。
▼防災ポーチに入れておきたいもの

現金(公衆電話用の小銭も含めて少額)
常備薬・ばんそうこう
マスク、除菌
アルコール系のウェットティッシュ
連絡先メモ(家族の電話番号を紙で。スマホの電池切れに備えて)。
モバイルバッテリー
LEDライト
上記は必須として入れておきたいものたち。その他、コンタクトレンズを付けている方は予備やメガネを準備すると良いと思います。その他、女性の方は生理用ナプキンなども入れておくと安心です。
「フェーズフリー」という視点で防災グッズを選べば、日常で使うモノを見直すたびに、自然と備えにもつながっていきます。特別なものを揃えるのではなく、今の暮らしに合っていて、長く使い続けたいと思えるモノを一つずつ選んでいくこと。それこそが、いざという時に慌てず、自分や大切な人を守る一番の備えになるはずです。
